半夏生はいつ?

今年も半夏生が近づいてきました。

聞き慣れない言葉ですが、最近ではスーパーのチラシでタコの特売と一緒にデカデカと載っていたりしますよね?

関西ではタコ料理を食べる習慣があると聞いたけれど、なんの意味があるのか、どんな由来があったのか、かなり不思議ですよね?

そこでここでは

  • 今年2023年の半夏生はいつ?
  • 半夏生の由来
  • タコやうどんを食べる理由

などなど、夏生のアレコレを徹底調査してみました♪

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2023年の半夏生はいつ?

今年2023年の半夏生はいつですか?
7月2日(日曜日)です。

毎年だいたい7月2日になるんですが、その年によっては微妙に変動することも。

なぜ年によって変動するかというと、半夏生はその年の「夏至の日」から「11日目」と決められているからです。

夏至もまたその年によって変動するんですよ。

夏至が今年は何月何日になるかはこちらの記事をご覧ください!

半夏生の由来とは?

水田

半夏生とは、どういう意味や由来があるかというと、半夏(はんげ)というサトイモ科の薬草が生える頃を知らせる「雑節のひとつ」なんです。

半夏(はんげ)が生えるから「半夏生」と呼ばれようになりました。

この半夏という植物が生える頃までに田植えを終わらせないと、お米の収穫量が減ってしまうとコメ農家の間では昔から信じられていたんですね。

ミサオミサオ

なんでもこの日(半夏生)までに田植えをしないと稲が秋までに十分生育せず、収穫が半分まで減ってしまうとか・・・・・。

半夏生が過ぎてから田植えをして収穫が半分になってしまうことを「半夏半作」と言います。

つまり田植えをするデッドライン(最終期限)という意味合いで作られたのが「半夏生」という暦日なんですね。

この他に「半夏生」というドクダミ科の植物の花が咲く季節に当たるからという説もあります。

この半夏生という植物の葉は、一部が白くなるところから「半化粧」とも呼ばれます

※「雑節」は日本だけにある(中国にはない)二十四節気に含まれない暦日のことです。
※ちなみに今更ですが、半夏生の正しい読み方は「はんげしょう」です!間違えて読んでしまいそうですよね。
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半夏生にタコ料理を食べる理由や由来は?

応援するタコ

関西方面では半夏生にタコを食べる風習がありますよね。

正確には夏至から半夏生にかけての期間なので、半夏生の日だけとは限らないそうですが、この時期の関西のスーパーではタコが大々的に売られています。

半夏生までに田植えを終えた農家では、稲の無事な収穫を祈って神様に食べ物を捧げていました。そのひとつが関西ではタコだったようです。

なぜお米の豊作祈願にタコが関係しているのかというと、タコの八本足のように稲がしっかりと田んぼに根付いてくれますように!という願掛けの意味合いがあるからなんですって。

⇒カンタンな「たこ飯」のレシピ動画です

https://youtu.be/DO1Cso5RybE

香川県は半夏生にうどんを食べる習慣がある

かたや香川県では半夏生に、その年に収穫した新しい小麦でうどんを食べるそうです。

むかしは田植えが一段落したのを「お疲れ様」の意味をこめて、農家では自家製のうどんを打って食べていたとか。

最近では「さぬきうどん協同組合」が大勢の人にうどんを振る舞う行事(イベント)を行ったりしています。

さすが「うどん県」を名乗るだけありますね(笑)

でもなぜうどんである必要があるのかは調べても分かりませんでした。

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まとめ

ここまで半夏生はいつなのか、今年の日程や、この雑節の由来や意味をご紹介してきました。

あらためておさらいすると

  • 2023年の半夏生はいつ?⇒7月2日
  • 半夏という薬草が生える時期からそう呼ばれる
  • 半夏生とは「農家が田植えを終える目安の日」

これだけ知っていれば、誰よりも半夏生にくわしい人になれること間違いなし!

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