止める・停める・駐めるの違い※「車をとめる」はどの漢字?

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この間、文章を書いていて手が止まってしまいました。

それは「自動車を駐車場にとめる」の「とめる」はどの漢字を使えばいいのか、迷ったからです。

候補としては「止める」・「停める」・「駐める」の3つで、果たしてどれが正しいのか、国語や現代文が苦手だった私には正解が想像できない難問題で・・・・。

正式な文章だからこんな簡単な漢字の間違えは絶対に許されないので、文章を書くのを中断して詳しく調べてみたんです。

そこで分かった正しい「とめる」の漢字や、それぞれの意味の違いなどをまとめておきます。

実は同じ意味だった?「止める」と「停める」

アパートの駐車場 正式な意味を知ろうとネット辞書で「とめる」を調べてみたんですが、「止める」も「停める」も同じ項目に一緒にされていたんですよ。

と・める【止める/留める/▽停める】 の意味
1 動いているものを動かないようにする。「タクシーを―・める」「文章を書く手を―・める」

2 継続しているものを続かなくさせる。とだえさせる。「息を―・める」「痛みを―・める」

3 固定して離れないようにする。「紙をピンで―・める」「背広のボタンを―・める」

4 やめさせる。制止する。「けんかを―・める」

5 関心を向ける。注意する。「心を―・めて聞く」「ふとテレビに目を―・める」

6 その場にとどめ置く。「取り調べのため警察に―・める」

7 やめる。

8 あとに残す。

出典:goo辞書

つまり「止める」も「停める」も漢字としての意味的には全く一緒であり、特定の用途でどちらかを使い分けるというのはナンセンスなんですね。

「駐める」は辞書に載っていなかった!

では三番目の漢字候補である「駐める」は意味的にどうなのでしょうか?

これもネット辞書で調べてみたんですが、いくら検索しても「駐める」の項目は見つからず、自動的に先ほどの「と・める【止める/留める/▽停める】 の意味」のページに飛ばされてしまいます。

辞書で見つからないということは、この「駐める」は正式な使い方ではなく当て字の一種のようですね。

現にこの「と・める【止める/留める/▽停める】 の意味」のページには補足として、以下のような文章が付け加えてありました。

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[補説]俗に、「駐める」と書いて駐車の意とし、「停める」を停車の意として使い分けることがある。

出典:goo辞書

「俗に」とあるように「駐める」は駐車という言葉から作り出された造語であり、一般的に浸透しているものの、まだ辞書に正式な意味として採用されるまえの段階なんですね。

【結論】車を「とめる」のはどの漢字を使うのが正しいか?

以上、ここまで辞書で「止める」・「停める」・「駐める」の意味を調べて分かった自動車を駐車場などに「とめる」ときの漢字はどれを使うのが正しいかという結論は

■正式な漢字・・・「止める」、または「停める」
■正式ではないが今は一般的になっている漢字・・・「駐める」

ということになります。

つまり正式な文章では「止める」か「停める」を使うのが望ましいですが、現在の一般的な常識では「駐める」という当て字でも問題はないということになります。

友人・知人とのメールなどのやりとりなら「駐める」でもOKでしょうし、きちんとした文章を書く場合はなるべく「止める・停める」のどちらかを使えば良いでしょう。

「止める」と「停める」のどちらを選ぶか迷ってしまいますが、世間一般では「停める」を使う事が多いようですので、そちらを選んでおけば間違いありません。



「留める」は何かを「固定する」がしっくりくる

「とめる」で辞書を引くと「止める」と一緒の項目に「留める」もでてきます。

しかし同じ意味だからといって、さすがに「車を留める」と書くのは違和感がありますよね?

くわしく見ていくと

・止める・停めるは何かの「動き」をとめること
・留めるは何かを「固定」すること

という微妙なニュアンスの違いがあるようです。

たしかに「鳥が木にとまる」を漢字で表す場合は、「鳥が木に留まる」と書くほうがしっくりくる気がします。

もちろん「鳥が木に止まる」でも間違いではないのですが、このあたりの微妙な感覚って日本語独特の難しさです。

これで迷わない!今後のために再確認

これからは「車をとめておく」なんて文章を書くことがあったら、私は「車を停めておく」と書くようにします。

「足をとめる」ときは「足を止める」ですね。

「美しい肖像画に目がとまった」のときは「目が留まった」がいいと思います。

こういう繊細な日本語表現の使い分けが自然にできるとステキですよね。

学生時代には現代文や小論文の勉強をおろそかにし、大人になってからもろくに本を読まずに生きてきた私ですが、最近こういう地味な知識の大切さを実感する毎日です。




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