陽性と陰性の違いをちゃんと理解できていますか?
私は陽性が問題無しで、陰性がなにか問題があるというイメージがありましたが、実はそういう意味ではなかったことを最近になって知ったんです。
そのあたりの意味の違いと簡単な覚え方、英語ではどう書くかなどをまとめてみました!
陽性と陰性の違い辞典で調べると?
陽性と陰性がどう違うのか、正しい言葉の意味を辞書で調べてみるとこのようになります。
まずは陽性から。
よう-せい【陽性】
医学の検査などで、ある刺激に対して反応がはっきり現れること。陽性反応のこと。⇔陰性。出典:goo辞書
なるほど、「反応がある」のが陽性反応と言うんですね。
続いては陰性です。
いん-せい【陰性】
医学の検査などで、ある刺激に対して反応のないこと。陰性反応であること。⇔陽性。出典:goo辞書
「反応がない」のが陰性反応というわけです。
つまり、病気かどうか、または妊娠しているかどうかを検査して調べた結果、
その検査に対して
●反応があれば⇒陽性
●反応が無ければ⇒陰性
という反応の有り無しの違いというわけですね。
たとえば妊娠検査薬を使ってみて
「妊娠しています」という判定結果が出た場合
⇒【陽性】
「妊娠していない」という判定結果が出た場合
⇒【陰性】
という言い方をします。
「陽性・陰性」のどちらが良い意味?悪い意味?
では、それぞれ陽性と陰性のどっちが良い意味で、どっちが悪い意味なのでしょうか?
実はこれちょっとややこしいんです。
エイズ(HIV)検査をしてみて
⇒陽性だった場合、HIVに感染している
⇒陰性だった場合、HIVに感染していない
膝蓋腱反射を検査してみて
⇒陽性だった場合、正常である
⇒陰性だった場合、異常である
2種類の検査結果で、それぞれ良い意味(結果)と悪い意味(結果)が反転してるんですね。
つまり陽性か陰性か?だけを取り上げて「良い結果・悪い結果」を判断できないってことです。
膝蓋腱反射(しつがいけんはんしゃ)とは?
足を曲げた状態で膝蓋骨(膝のお皿)の下あたりを小さなハンマーで叩く検査方法。叩いて下肢が上がる(反応する)と正常であるとされる。
英語では陽性・陰性はどう表現する?
英語では陽性と陰性をどう表現するかというと
陽性は英語で
⇒POSITIVE(ポジティブ)
陰性は英語で
⇒NEGATIVE(ネガティブ)
という言い方をします。
この呼び方は特に病院の医師や医療関係者が使うようです。
食べ物に陽性と陰性があるのをご存知でしたか?
東洋医学では食べ物は陽性のものと陰性のものに分けられると考えられています。
難しそうな話しみたいですが、とても単純にいうと
陽性の食べ物を食べると
⇒体が温まる
陰性の食べ物を食べると
⇒体が冷える
という違いです。
これは特に野菜に顕著な特徴で
●陰性の野菜
⇒キュウリ・トマト・じゃがいも・ナス
●陽性の野菜
⇒にんじん・ごぼう・たまねぎ・かぼちゃ
などが有名です。ちょうど夏が旬の食物は体を冷やすように、冬が旬の食物は体を温めるように出来ているようですね。
どれほど科学的な根拠があるのか不明ですが、今度からちょっと気をつけて食べてみようと思います。