今年の初午はいつなのでしょうか?
私は小さい頃、近所の稲荷神社にその時期になると親に連れられて出かけていました。
懐かしい思い出のひとつです。
私の記憶の中では、みたらし団子や甘酒を食べたり飲んだりしましたね。
2024年の今年もぜひ行ってみたいですね。
そこでこの記事では
- 今年の初午は何月何日?
- 初午という行事の意味
- この日に食べる稲荷寿しの由来
についてまとめてみました。
今年の初午はいつ?何月何日?【2024年】
今年の初午が何月何日に行われるかというと、
2024年(令和6年)の初午は2月5日(月曜日)です。
いつが初午の日になるのかは「2月の最初にやってくる午の日」が何日になのか?をカレンダーで確認すれば分かります。
年に十二支があるように「一日ごと」にも十二支が設定されているんですよ。
- 年ごとの干支を「年干支」
- 月ごとの干支を「月干支」
- 日ごとの干支を「日干支」
このような呼び方をされます。
ですから、この初午の日は毎年、日付が変わるんですね。
初午の意味とは?何をする日?
では、初午とはどんな意味がある日なのか、何をする日なのか、そのあたりをざっくりとですが箇条書きでまとめてみます。
【初午とは?】
- 711年に伏見稲荷大社の主祭神ウカノミタマが稲荷山に降りた日
- その日がちょうど「初午」だった
- その日を「初午祭」として稲荷社に「初午詣」をするようになった
- 豊作祈願と稲荷信仰が結びついたもの
- お稲荷様の誕生日とする見方もある
- 全国の稲荷神社で油揚げが奉納される
- 京都の伏見稲荷大社のほか、愛知の豊川稲荷や佐賀の祐徳稲荷神社の初午祭が有名
- 奈良県には「旗飴」というハロウィンに似た習慣がある(子供が家を訪ね旗飴をねだる)
- 地方によっては蚕や牛馬の祭日とする風習もある
- 初午太鼓という奉納太鼓が行われる地域もある
- 一年で最も運気が高まる日と言われている
- 旧暦では2月に行われていた(農作業が始まる間際)
※初午大祭の読み方は「はつうまたいさい」です。
伏見稲荷大社の初午大祭
全国に約3万社もあると言われるお稲荷さんの総本宮が伏見稲荷大社。
こう説明されてもパッと思いつかないかもしれませんが、鳥居が間隔を置かずに並べられた「千本鳥居」のイメージはすぐ思い浮かぶのではないでしょうか?
この伏見稲荷大社で行われるのが初午大祭です。
社頭では参拝者に「しるしの杉」が授与され、これは商売繁盛や家内安全のご利益があるそうです。
まだ京都に行かれた事ない方、行ったけれど伏見稲荷大社には行かなかった方はこの時期に合わせて訪れてみてはいかがでしょうか?
京都は家から遠すぎるという方は「日本三大稲荷」とされている他の稲荷神社に出向いてみるのもいいですね。
この日本三大稲荷は伏見稲荷大社は決まりとして、あとのふたつは
- 笠間稲荷神社(茨城県笠間市)
- 祐徳稲荷神社(佐賀県鹿島市)
- 最上稲荷(岡山県岡山市北区)
- 豊川稲荷(愛知県豊川市)
が有力候補なのですが、諸説入交り、どれがそうとは決まっていないそうです(汗)
初午に「おいなりさん」を食べる理由
初午の日に特別に食べる食べ物といえば「初午いなり」です。
その名の通り「いなり寿司」なんですが、稲荷神社とおいなりさんの関係をご存知でしょうか?
それにはこんな由来があるんです。
【稲荷神社と稲荷寿司との関係とは?】
↓
狐の好物は油揚げ
↓
油揚げをお稲荷様にお供えするようになった
↓
油揚げに寿司飯を詰めたものを「稲荷寿司」と呼ぶようになった
と、まぁ、このような流れで稲荷寿しが生まれたわけですね。
稲荷寿しをよく見ると昔の米俵に見えませんか?
この形にも意味があって、稲荷神社の宇迦之御魂神は商売繁盛と豊作の神様なので、お供えする稲荷寿しは米俵を模しているというわけなんです。
私もそうですが、ほとんどの人が「稲荷寿司」とは呼ばず「おいなりさん」と敬称を付けて読んでしまうのは、どこかで敬う気持ちがあるからなのかもしれません。
最近ではセブンイレブンやファミリーマートなどの大手コンビニでこの日に合わせて「いなり寿司」を特別に売り出すようになりました。
馴染みのない若い人はそんなところから初午を知るきっかけになりそうです。
まとめ
この記事を書いていたら稲荷寿しが食べたくなってきました。
でもそれだけで食べると口の中が甘くなってしまって、苦手です。
ですからスーパーで買うときはいつも助六寿司という太巻きとセットになっているパックを買います(^^)
この間食べたのは黒砂糖で味付けしたものでした。珍しいですね。