私たちのすぐ身近にある電池。
テレビのリモコンや携帯電話の充電池などなど、形は様々あります。
この電池にも「電池の日」という記念日があることをご存知でしたか?
この記念日が出来た理由や由来、電池の発明にまつわるちょっとした雑学をまとめてみました!
「電池の日」はいつ?
まずは電池の日が何月何日なのかというと、
⇒11月11日です!
毎年この日付で決まっています。今年も来年も再来年も一緒なので覚えておきたいですね。
※11月22日(電池の日)~12月12日(バッテリーの日)までが「電池月間」となっています。
どうして11月11日になったの?その理由とは?
ではなぜ1年365日あるなかで、あえて11月11日が選ばれたかというと
11月11日が電池の日になった理由は?
電池にある「プラス極」と「マイナス極」を
↓
記号で表すと「+」と「-」
↓
11月11日の数字を漢数字にすると
↓
「十一」と「十一」になる
↓
電池のプラス極とマイナス極を表す日付は
↓
11月11日しかない!
と、まあ、このような一種の語呂合わせで11月11日と決まったわけです。
誰が決めたの?由来はどこから?
日本人なら日常生活で毎日1本以上は必ず(直接触らなくても)お世話になっているのが乾電池ですが、あえて意識することもなく感謝することもなく生きているのが普通ですよね?
そんな忘れがちな恩人(?)である乾電池をあえて記念日まで作ってフィーチャーしようとしたのは誰なのかというと、
電池の日を作ったのは?
⇒日本乾電池工業会
こんな電池専門の団体があること自体、ほとんどの方は知らないと思います(私ももちろん知りませんでした)
制定されたのはいつ?
⇒1986年(昭和61年)
すでに30年ほど前のことなんです。
現在は電池工業会と名称が変わりましたが、電池産業の発展から使用済み電池の再資源化など環境対策に至るまで様々な活動を行っているそうです。勉強になりました(^^)
なんとびっくり!電池を発明したのはイタリア人だった!
電池を発明したのはエジソンか、その他のアメリカ人、または昭和初期の日本人というイメージがありました。
しかし、なんと発明時期はもっと古く、発明したのは意外にもイタリア人でした。
世界で最初に電池の原理を発見したのはルイージ・ガルバーニという人で、これが1791年のこと(日本はまだ江戸時代まっただ中)
1800年になってアレッサンドロ・ボルタという人が現在の電池の原型であるボルタ電池を発明しました(これまたイタリア人です)
1888年になると、液がこぼれない電池(これが「乾電池」という名前の由来)をドイツ人のカール・ガスナーが発明するのですが、それに先立つこと3年前の1885年に日本人の屋井先蔵が乾電池を発明していました。
しかし、お金が無かったため特許出願が出来ず、乾電池発明という栄誉を後世に残すことが出来ませんでした。
残念ですね・・・・・今ならノーベル賞級の発見だと思うのですが。
でもこれを読んで知った方は「乾電池は(真実では)日本人が初」ということを心に留めておいてほしいと思います。
デジタル電波時計の電池が液だれしていた件
温度計と湿度計が付いたデジタル電波時計って便利ですね。私の家では3台あって各部屋に置いてあります。
こういう商品です。
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これももちろん乾電池を電力にして毎日休みなく動き続けているんですが、一度新品の電池を入れると2~3年では切れません。(ヘタすると5年くらい持ちます)
すると入れっぱなしになった電池が液だれするケースがあるんですよ。実際、私の家でも少なくとも4年以上は入れっぱなしにしていた単三電池が液だれし、時計本体の電池を止めるバネまで錆びついていたことがあります。
■関連記事>>>乾電池の液漏れの原因と防止法
そんなことにならないように1年に一回、この電池の日を普段入れっぱなしにしている乾電池の様子をチェックする日と決めるのもいいと思いますよ。
震災用に用意した非常品入れのラジオや懐中電灯用の電池が消耗していないか点検するのにもいい機会でしょう。