砂糖とグラニュー糖の違いって何でしょう?甘さやカロリーの違い?
大きな違いがあるのなら、そのベストな使い道はいったい何でしょう?
「名前が違うから、なにか違うんだろう」となんとなく思いつつもそのままにしてる人、意外と多いのではないですか?
そういえば、粒の大きさが違うような?
グラニュー糖の方が甘くない気がする
などと私自身も最後に「?」が付いてしまいますf(ーー;)
この際しっかりと調べて、はっきりさせてみようと思います☆
砂糖とグラニュー糖の一番の違いは?
砂糖とグラニュー糖の一番大きな違いは
グラニュー糖の方が≪純度が高く≫雑味とクセが少ない
です。
「純度が高い」と聞くと、原料の美味しさがギュッと詰まってそうな響きがしますね(>_<)♪キュン
甘さやカロリーの違いは?
甘さの違い
・グラニュー糖 ⇒クセのない淡泊な甘さ
・上白糖 ⇒コクのある強い甘み
カロリーの違い(100gあたりの量)
・グラニュー糖 ⇒387 kcal
・上白糖 ⇒384 kcal
溶けやすさや料理の見た目に出る違い
結晶の大きさ
・グラニュー糖…結晶が大きい
・上白糖…結晶が小さい
吸湿性
・グラニュー糖…吸湿性が低くサラサラ
・上白糖…吸湿性が高くしっとり
焦げやすさ(料理の焦げ色や照りの付けやすさ)
・グラニュー糖…焦げにくい(焼き色が付きにくい/料理の照りが弱くなる)
・上白糖…焦げやすい(焼き色が付きやすい/料理の照りが出る)
溶けやすさ
・グラニュー糖…上白糖より溶けにくい
・上白糖…粒子が小さく溶けやすい
⇒粉砂糖がまぶしてあるチュロス、大好きです^_^
それぞれの特性を活かした使い道は?
●グラニュー糖
・クセのない淡泊な甘さなので、コーヒーや紅茶に最適です。
・菓子や料理にも広く使われます。
・料理の素材自体の味を生かしたい場合に、この淡泊な甘さが相性がよいです。
・焼き菓子などで焦げ色を抑えたい場合に利用されます。
●上白糖
・コクのある強い甘みは、料理・菓子・飲料など何にでも相性が良い万能型です。
・料理・菓子に焼き色を付ける、料理に照りを付ける、など仕上がりを美味しく見せる効果も大です。
つまりざっくり言ってしまうと
コーヒー等の飲み物⇒グラニュー糖
料理の味付けや仕上げ⇒上白糖
ということになりますね(^o^)
そもそもグラニュー糖って何?砂糖って何?
グラニュー糖は、砂糖の原料のサトウキビなどから抽出した「ショ糖」から作られていて
グラニュー糖は
【ほぼショ糖の結晶そのもの】
と言えます。だから余計なものが少ないのですね。
ちなみにグラニューは英語で「粒状にした」という意味があります(^^)
そして砂糖ですが、正確にいうと砂糖と私達が呼んでいるものは「上白糖」なんです。
砂糖というのは総称で、その中にグラニュー糖も含まれていますが、ここでは「砂糖=上白糖」ということで話を進めます。
その上白糖ですが、
・小さなショ糖の結晶を用意
↓
・転化糖(ショ糖を果糖とブドウ糖とに分解した糖液)を用意
↓
・小さなショ糖の結晶の表面に転化糖を振り掛ける
↓
・上白糖のできあがり
こうした複雑な手順を経て上白糖は作られます!
ですので、グラニュー糖の方が純度が高いのです(^_^;)
上白糖を使うのは日本だけ!?
私達が砂糖と呼んでいる上白糖は、世界では「ほとんど使われていない」って知っていましたか?
普通、砂糖と言えば、上白糖の白い砂糖を思い浮かべますよね。
でも実は世界的にはグラニュー糖が「一般的」で、上白糖については主に日本で利用されているようです。
これを聞くと上白糖って特別感があると思えてきました(*_*)
万能型の甘味料だから上白糖様様~(^○^)♪と尊敬の念をもってありがたく使わせていただくことにします(笑)