しじみの貝殻

しじみの砂抜きって時間がかかって面倒ですよね?

夕飯まで時間がないときとか、焦ってイライラします。

そこでこの記事では

  • しじみの砂抜きのお湯を使った時短テク
  • 塩を使って完璧に砂を抜く方法

こんな情報をまとめました。

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たった15分!しじみの砂抜きのお湯を使った時短テク

しじみの砂抜きには塩も時間も必要ありません。

用意するのは、約50℃のお湯だけ。

このお湯で砂抜きする方法は「50℃洗い」という名前があるほどポピュラーな方法です。

では、さっそくその方法を動画を参考に見ていきましょう。

50℃のお湯を温度計なしで作る方法もこの動画内で解説されていますよ。

  1. しじみを流水水洗いする
  2. ボウルに50℃のお湯を用意する
  3. しじみを50℃のお湯に入れる
  4. そのまま10分くらい放置する
  5. ボウル内でスリ洗いをする
  6. 再び50℃のお湯に漬ける
  7. 5分ほど放置する
  8. ボウル内でスリ洗いをする

これで料理に使うための準備は完了です。

しじみの中にある砂は、しじみ自体の中(体内)に入っているわけではなく、身と殻のスキマに入り込んでいるだけなんですね。

なので、貝さえ開けば砂はすべて外に出てしまうんです。

開いたシジミだけを食べるようにすれば「ジャリッ」と砂を噛む危険性は回避できます。

※なお味噌汁にする場合は、砂抜きに使ったお湯に出汁が出ているので、底に溜まった砂が入らないように鍋に移し替えてください。

しじみの砂抜きを塩水で完璧にやる方法

困り顔の高齢女性

お湯に浸ける方法では砂が完全に抜けきらなかったわよ

という方、ごめんなさい。

上記の方法でも8割方は砂が抜けるんですが、たまに残ることもあります・・・・・。

完全に抜きたいときはちょっと時間がかかりますが、こちらの「塩水」を使う方法をお試しください。

  1. 1リットルの水に対し、小さじ2杯の塩を入れた塩水を用意する
  2. シジミを水道水でこすり洗いする
  3. 洗ったシジミをバットに重ならないように平らに並べる
  4. 貝が半分まで浸かるくらい塩水を入れる
  5. アルミホイルや新聞紙で蓋をして光をシャットアウトする
  6. 夏は3時間、冬は6時間くらい放置する
  7. 水道水で洗った後、料理に使うか冷凍保存する

塩水の濃度はなめてみてちょっと塩っぱいくらいの海水くらいが適度です。

飲食店で出されるプロの料理人が砂抜きをするときはまずこの方法でやっているとか。

それだけ確実な方法といえますね!

【動画でチェック】こんなに砂が出るの?っていうくらいスッキリ!

https://youtu.be/rThz0c5JoXI
※バットは天ぷらの油きりで代用できますよ。
※冷凍保存すると栄養成分のオルニチンが4倍に増えます。
※昔は鉄製品や包丁を一緒に浸けると砂が早く抜けると言われていましたが、あれはあまり科学的根拠は無いそうです。
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しじみの豆知識

しじみの栄養素

しじみは栄養が多くて、健康番組でよく取り上げられます。

特に豊富なのが「タンパク質」と「ビタミンB12」。

他にも

  • カリウム
  • カルシウム
  • マグネシウム
  • リン
  • ビタミンAレチノール
  • ビタミンAカロチン
  • ビタミンE
  • ビタミンK
  • ビタミンB1
  • ナイアシン
  • ビタミンB6
  • 葉酸

などなど含まれる栄養素の種類は非常に多いです。

ビタミンB12や鉄は貧血の予防になるので、普段から貧血気味で悩んでいる方にはピッタリ。

意外にもカルシウムもたっぷりなので成長期の子供さんにぜひ食べさせてあげてください。

しじみの旬は4月から6月にかけて

春から初夏にかけてはシジミが産卵を控えている時期なので、栄養をその身にたくさんたくわえています。

だからこの4月~6月かけては、栄養たっぷりで旨味のあるしじみを食べられるため、一年で最も旬な時期といえるわけですね。

いつも食べてるシジミは成長途中?

しじみ汁

いつも思うんですがシジミって食べづらいですよね。

貝が小さくて食べるのが面倒だから味噌汁に入っているしじみなんて食べないっていう人もいるらしいです。

たしかに気持ちは分かりますが。

しかし、あの小さいしじみってホントは成長途中のしじみだったってご存知でしたか?

私はまったく知りませんで、あれがしじみの本来の大きさだと思ってました。

それもそのはず、大きく育った立派なシジミは高級料亭に出荷され、ちいさいシジミだけがスーパーに出荷されて家庭で食べられているそうです。

私たちが家で食べているシジミと高級料亭で出されるシジミの年齢の違いがこちら。

  • 普段私たちが食べているシジミ・・・3年もの
  • 高級料亭で出されるシジミ・・・7年もの

つまり、まだ3歳という未熟な成長途中のものを庶民は食べていて、7年も時間をかけて大きく育ったシジミはお金持ちの胃袋におさまっていくわけですね。

高級料亭なんて一度も行ったことがないですから、知らないのも無理ありません(笑)

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まとめ

今回はしじみの砂抜きを簡単に短時間で済ます方法をお伝えしてきました。

ほんとうに時間がなくて急ぎたいときは「お湯」を使って、お客さんに出すようなときは時間をとって「塩水」で念入りに砂出しをしたほうがいいという結論です。

私の実感ではお湯を使った方法でも80%くらいのシジミは砂抜きが完璧でした。

残り20%はやっぱりジャリッとしちゃいます……

塩水は真水に比べると時間がかかりますが、夏場なら3時間くらい。

スーパーや魚屋で買ってきたら、すぐに砂抜きの準備をすれば、余裕で夕飯まで間に合うかと思います。

しじみの味噌汁を飲むとき、ちゃんと身を食べる派ですか?

私はもったいないから全部食べる派です。

でも、小さな身をひとつずつ手間を掛けて食べているのに、砂が入っていると気分最悪……。

それにお椀の底に砂が溜まっているのを見るのもイヤですし。

今回ご紹介した方法で、ばっちり砂を抜いて食べてくださいね。

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