鉄棒を握る手

逆上がりにはコツがあるんですよ。

大人には逆上がりなんて簡単ですが、子供にとっては「どうしたらできるの?」と途方にくれるもの。

大人側からすると、やり方は分かっていても、言葉にして教えるのはすごく難しかったりします……。

そこでこの記事では

  • 逆上がりの大事な3つのポイント
  • タオルを使った練習法は有効か?
  • 逆上がりに必要な筋力トレーニング

などを解説します。

ミサオミサオ

これさえ読めば、5分くらいであっさり習得できるはずですよ。

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【タオルなし】逆上がりの習得で大事なポイントは3つ

逆上がりを教えるときに大事なポイントは3つです。

この3つさえ守れば、すぐにマスターできますよ。

ミサオミサオ

子供には一度にたくさん詰め込んでもダメなので、ポイントを絞って教えるのがコツ。

ポイント1

鉄棒は「順手」で握り、握る幅は「腰幅」くらいにする。

※順手とは手の甲を上にする握り方のこと。

ポイント2

肘を曲げて、おへそが鉄棒にくっつきそうな位置に立つ。

ポイント3

足で地面を蹴ったら膝を曲げて回る。

このコツを上手くまとめた動画がありましたのでご覧ください。

重要なのは、鉄棒に体をなるべく近づけて(肘を曲げて)クルッとコンパクトに回転することです。

回転する途中で止まっても曲げた膝に鉄棒がひっかかるので、あとは足を伸ばしてゆっくりと半回転すればいいだけです。

一回でクルッと回転できなくても、逆上がりに成功したと見なされるので大丈夫ですよ。

体操競技のスペシャリスト池谷幸雄先生の教え方

某テレビ番組でオリンピックメダリストの池谷幸雄さんが子供向けに逆上がりの習得法をレッスンしていました。

その内容をかいつまんで説明しますね。

鉄棒に対する姿勢の取り方

1. 左足を前、右足を後ろにおく(逆でも良い)
2. 体は鉄棒の近くに
3. 鉄棒は腰幅に開いた順手で握る
4. 手首は鉄棒に対して下に回した状態にする

鉄棒の回り方

1. 腕を伸ばさないで鉄棒にひきつけて回る
2. 足は後ろ足、前足の順に蹴る
3. 蹴る方向は自分の頭の後ろの方向へ

※YouTubeで「逆上がり 池谷幸雄」で検索すると動画があります。

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タオルを使う練習法は有効か?

タオルを補助器具として使うと、それまで出来なかった子が急に成功するようになります。

その理由は、腕が伸びて体から鉄棒が離れてしまうのを防いでくれるため。

タオルを使う練習法の動画がこちら

しかし、こうしてタオルがあると出来るのに、タオル無しでやると途端にできなくなる子供がほとんどです。

こういうときは最低限必要な腕の筋力が足りていない可能性が高いので、下記のトレーニング法をお試し下さい。

逆上がりを成功せるために必要な筋力

逆上がりができない原因で目立つのが、鉄棒を握る腕がダラーンと伸びてしまうことです。

これは腕の筋力がないために起こります。

よって「逆上がりが出来る子」と「出来ない子」の明らかな違いがこちら。

  • 出来る子:腕に力を入れてしっかり曲げている
  • 出来ない子:腕に力が入らず伸びてしまっている

ですから準備として、「鉄棒に体を引きつけるくらいの筋力」をつける必要があります。

子供が腕の筋力をつける方法

斜め懸垂

鉄棒を握り、体を斜めに倒した状態でやる懸垂。

足は地面につけたままなので、筋力が無いお子さんでも出来ます。

この動作は逆上がりの正しい姿勢のイメージトレーニングにもなります。

持久懸垂

鉄棒を握り、あごが鉄棒の上に来る状態で足を地面からあげ、そのまま10秒間キープします。

こういった腕の筋トレを繰り返して、筋力をつけてからだとスムーズに出来るようになりますよ。

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まとめ

というわけで、逆上がりはタオルなしでも簡単にマスターが可能です。

ただ、そのためには基礎的な筋力をつけるのが大前提ですね。

自分自身、小さい頃のことを振り返っても何歳で逆上がりがデキるようになったのか全く覚えていません。

気がついたらデキるようになっていた感じです。

小学校1~2年のころ、学校の校庭で練習した記憶はありますが。

でも考えたら大人になると逆上がりってやりませんよね。日常生活で必要になる場面も100%ないし……。

なぜこんなに「できて当たり前」みたいな必須の運動とされているんでしょう?

日本だけなのか、それとも外国でもそうなのか疑問です。

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