台風の目って、運動会や体育祭では定番の競技になったんですね。
私が小学生や中学生だった時代には、まだ存在しなかった競技です。
ここ10年くらいで盛んに行われるようになったんでしょうか。
そんな台風の目ですが、私の友達(2男1女のお父さん)がコツとか必勝法になぜか詳しくて、小学生のお子さんにアドバイスしたところ、運動会で1位になったそうです。
そこでこの記事では、その友達から聞いた
- 台風の目のコツ
- 台風の目のルールの再確認
などなど、ここでまとめて紹介したいと思います。
台風の目(運動会・体育祭)で勝つための4つのコツ
さぁ、お待たせしました!
これが運動会・体育祭で行う競技「台風の目」で一位になるための4つのコツです。
- メンバーの足の速さを揃える
- ポールを持つ順番と並び方
- コーンの回り方
- ポールの受け渡しのときの待ち方
どれも本当にささいな秘訣なんですが、効果はバツグン!
では、それぞれのコツをひとつずつ解説していきましょう。
コツ1.「メンバーの足の速さを揃える」
台風の目で勝つコツの1つめが「メンバーの足の速さを揃える」こと。
台風の目は4名(場合によっては5名)で一組となって走ります。
この4名の組分けからまずコツがあるんです。
この4名の一組のメンバーは「同じくらい」の足の速さの生徒で揃えます。
そのために事前にクラス全員で50m走のタイムを測っておきます。(長距離より短距離が速いかどうかが重要です)
それで、ほぼ同じ足の速さのメンバーを4名ずつ分けて、それをひとつの組としてふりわけます。
台風の目は4人で行う「二人三脚」のようなもの。
誰かの足が飛び抜けて速かったり、あるいは遅かったりすると、息が合わず転んだりつんのめったりしてしまいます……。
それを防ぐために足の速さを揃えるわけですね。文字通り「足並みをそろえる」目的で。
こうすると「スピードが速いチーム」と「遅いチーム」に分かれてしまいます。
ただ、遅いチームの遅れを速いチームのがんばりでカバーするようにしたほうが、トータルではタイムが短縮されますよ。
コツ2.「ポールを持つ順番と並び方」
台風の目で勝つコツの2つめが「ポールを持つ順番と並び方」。
メンバー全員で持って走るポール(棒)を持つ順番(並び方)はすごく重要なんですよ。
メンバー4名は足の速さはほぼ同じで揃えましたが、そのなかでも足が速い人から順番に「外側」に配置します。(一番遅い人をポールの内側に配置)
図にするとこんな並び順になります。(進行方向は↑です)
←足が速い子 足が遅い子→
また、このコーンに最も近い内側の人は体格が良い(体重が重い人/太っている子供)に任せると回転がスムーズになりますよ!
コツ3.「コーンの回り方」
台風の目で勝つコツの3つめが「コーンの回り方」。
コーンを支点として一回転するわけですが、この回転の仕方を上手くやらないと大きなタイムロスになったり、ヘタすると誰かが転んでしまいます。
回転するときはコーンに最も近い人はコーンから出来るだけ離れないように踏ん張って、遠心力で大回りにならないようにします。
ポールを持つ他の3人は、出来るだけコーン寄りに距離を詰めて持つようにします。
詰めて持つことでコンパクトにコーンを一回転できますよ。
○○○○
図にするとこんな風です。
ポールの長さに比例して等間隔に並ぶと回転するときに一番外側の人が遠心力で飛ばされて転ぶこともありますので。
この動画がその典型的な例です
※一番外側の人が飛ばされて転んでいる様子がよく分かります
コツ4.「ポールの受け渡しのときの待ち方」
台風の目で勝つコツの4つめが「ポールの受け渡しのときの待ち方」。
ポールの受け渡しの時は、待っている人の下をポールをくぐらせて、更に頭上を通過させて一周させますよね?
この動作をスムースにやるには
(ジャンプするときに支障にならないくらいに)
・頭上をポールを通すときは全員でかがむ
・次の走者へポールを手渡す(地面に一旦置かない)
といった点に気をつけましょう。
台風の目のルールを確認しよう
いや、そもそもまだ台風の目のルールを理解していない……そんなお父さんお母さんもいらっしゃるかもしれません。
おさらいの意味で台風の目のルールを確認していきましょう。
言葉で説明する前に台風の目を行う様子を動画でご覧ください。
こちらをご覧になると「あぁ~そういうことね!」と理解が早いので。
ルールが1分で分かる動画
「台風の目」は4人で1組のチームを組みます。
その4人が横に一列に並び、長い棒(ポール)を全員で持って、コースに設置されたコーンを周って戻ってきます。
これをチーム(クラス)のメンバー全員でリレー形式で行います。
そして、チーム全員がゴールするまでのタイムが最も速かったチームが優勝となります。
※本来は4人で棒を持つのが正式ルールですが、この動画では新型コロナの感染予防で「密」を避けるため、2人に減らしています。
スタートからゴールまでの流れ
- ポールを持って走り、コース途中の「コーンA」を一周します
- 「コーンB」を半周して折り返します
- 再び「コーンA」を一周します
- ゴールで待つ待機メンバーの「体の下」に棒をくぐらせます
- 次のチームに棒を渡せばゴール!
台風の目の地方によって違う呼び方
この台風の目という名前で一般的に知られている競技ですが、じつは地方ごとで呼び名が微妙に違うことをご存知ですか?
地方によって呼び方はいろんなバリエーションがあって
- うずしおレース
- 鳴門の渦潮
- ハリケーン
- 旋風
- タイフーン
などと様々です。
コーンを中心にしてぐるっと回転するところから、台風を連想したり、鳴門の渦潮を連想したりとバリエーションが豊富なんですね。
その地域でぐるぐると回るもので連想しやすいものが選ばれているようです。
鳴門の渦潮と呼ぶのはやはり西日本でしょうね^^;
まとめ
それでは最後にまとめとして、運動会や体育祭で行われる台風の目で勝つための4つのコツをおさらいしていきましょう。
- メンバーの足の速さを揃える
- ポールを持つ順番と並び方
- コーンの回り方
- ポールの受け渡しのときの待ち方
これだけのことを守るだけで知人のお子さんのクラスは学年一位になったそうですよ。
あとひとつ大事な点は「絶対に焦らないこと」だそうです。
焦って転んだらすべて台無しですから、焦らないで動作をしっかり守ることを徹底させましょう!