墓の掃除って、いつも中途半端に終わっていませんか?
それなりに時間をかけて墓地の管理場に置いてあるブラシでゴシゴシとこするのですが、どうにもすっきり落ちなくて、ほどほどで終わりにしてしまいます。
私はいつもご先祖様に申し訳ないなぁと心残りがあります(汗)
そこで短時間ですっきり完璧に墓石のコケや水垢、文字の汚れ、まわりに生えた雑草を抜いてキレイにする方法がないか、調べてみました。
墓石にこびりついたコケの取り方
お墓参りに行ったら墓石に緑色の汚れのようなものが・・・・・よく見たらそれはコケだった・・・・
足が遠のいてしばらくぶりに行ったりするとこんな風な汚れ方をしてしまうものです。
こういう水苔が墓石についてしまった場合は
⇒タワシ
を使います。タワシというのは普通の亀の子タワシのようなものを使い、決して金タワシは使わないようにしましょう(墓石が傷つきますので)
それでも落ちない頑固なコケには
⇒石材専用の洗剤
を使います。墓石に使われる御影石やブロック塀についたコケやカビを落とすための専用洗剤ですから安心して使えますよ。
「水あか」をキレイさっぱり落とす方法
頻繁にお墓参りへ行って掃除をしていても水垢だけはいつ行っても付いているものですよね。屋外の霊園では雨に当たりますし、毎日のようにホコリをふくんだ風にさらされているので避けられません。
そんな水垢をキレイさっぱり落とすには?
⇒ハンディーミラックス
という水垢取り専用のグッズを使います。水垢を取ることに特化したお掃除グッズで、今は100均ショップにも置いている場合があります。
また、こういうので擦っても取れない墓石の黒い汚れには
⇒黒ずみとりスプレー
を買って持参しましょう。スプレーをしたあとにしばらく放置し、そのあとでタワシやスポンジで磨くと楽に黒ずみがお掃除できますよ♪
汚れた文字のくぼみをキレイにするには?
墓石に彫ってある「○○家之墓」や亡くなった年月は、くぼんでいるため、とても汚れがたまりやすい構造です。
普通に水をかけただけでは落ちませんので
⇒筆、もしくは歯ブラシ
を持参して、それに水をつけて丁寧にこすりおとすようにします。
>>>そのやり方を解説した動画がこちら
家紋や戒名などの文字の色が薄くなっていたら、ホームセンターで売っているアクリル系塗料を使って筆で色を塗りましょう(ラッカー系塗料は向かないようです))
伸びた雑草を一掃するにはどうしたらいい?
半年ぶりにお墓参りへ行ったりすると、腰ぐらいの高さまで雑草が生い茂っていることがあります。若い人はいいですが、高齢の方になると一本一本抜いていく作業は重労働ですよね。
そんなときは2つの方法があります。
ひとつが除草剤を使う方法です。抜くよりははるかに楽ですが、薬品を使うことになるので使用前に墓地の管理会社に問い合わせて使用してよいか尋ねてからにしましょう。
もうひとつの方法が「固まる土」を使う方法です。
⇒【マサファルト】が定評のある商品です
固まる土というのは水をかけると文字通り固まってしまう土のことで、これを敷くことで雑草防止になりますし、雨の日のドロドロとしたぬかるみを防ぐことも出来る優れた商品のことです。
隣の墓との境界が曖昧な場所では使えませんが、区画ごとに区切ってある墓地や私有地にある墓地になら気兼ねなく使えるはずです。
お墓に水をかけてはいけない!はホント?
テレビで某有名占い師が「墓石に水をかけてはいけない」と発言したことから、そのような認識をもつ人が増えたといいます。
しかし、これはすべての人にあてはまるわけではなく
⇒特定の地域や宗教・宗派
によって違います。
たしかに地域によって、宗教・宗派によってお墓の上から水をかけることはNGだとされています。
墓石自体が「ご先祖様そのもの」という考えから、墓石に水をかけるのは頭から水をかけるのと同義になってしまうというのがその理由のようです。
気になるようでしたら、地域のしきたりや菩提寺の住職等に伺ってみると良いでしょう。
※水をかけることで墓石が傷むということは考えにくいです(雨ざらしになっているのが普通ですので)