引越しをしたときの作業員の人に渡す心付けっていくらくらいが相場なんでしょうか?
そう何度も経験することではないので、誰しもその場の思いつきで決めて、適当な額を渡すと思うのですが、世間一般の常識ではどうなのか気になったので調べてみました。
それとお金の包み方は封筒がいいのか、そもそも現金と品物ではどっちがいいのかなど、渡し方についても、これを読めばもう迷いませんよ♪
引越しの心付けの相場は何円?
私が独自にネット上の口コミや周囲の人間に聞きこみ調査したところ、分かったのがこちら。
渡す相手が現場の責任者で、その人に代表して受け取ってもらう場合と、集まった作業員全員にひとりずつ渡す場合があり、それぞれ金額は異なります。
責任者に代表して渡す場合
⇒3,000円~5,000円(作業員の人数によって増減)
作業員一人ずつ渡す場合
⇒1,000円
いまは「引越のサカイ」・「アリさんマーク」・「アート引越センター」など色んな業者がありますが、どんな業者が相手だろうと、これくらいの金額が相場になります。
渡すなら現金と品物のどっちが喜ばれる?
そもそも現金と品物(食べ物・飲み物)だったら、どっちが喜ばれるのでしょうか?
調べたところでは、やはり現金のほうが喜ばれるようです。
缶コーヒーやお茶のペットボトルは?
⇒好き嫌いがある(飲まない人もいる)
お弁当やパンは?
⇒食べるタイミングがない
⇒夏は腐るかもしれない
⇒荷物になって邪魔
といった理由から、すべての作業員に喜ばれるとは限らないんですね。(せっかくの親切が迷惑と受け取られたら残念ですから)
もし現金で心付けを渡そうとしたのに「料金は頂いているので結構です」と断ってきた場合のみ、作業の途中で休憩するタイミングを見計らって冷たい飲み物(冬なら温かい飲み物)を配れば良いと思います。
※若い作業員ほど炭酸飲料を好むそうです。
心付けを渡すタイミングは?
では、用意した心付けはいつどのタイミングで渡すのがベストなのでしょうか?
つい作業が終わった後に「ご苦労様でした」と渡したくなりますが、気持ちよく作業してもらうなら
⇒引越し作業の開始前
がベストです。
「今日はよろしくお願いします」と言う言葉と共に少ない金額でも貰えれば誰だって「がんばろう」「荷物や家具や家を傷つけないように気をつけよう」という気持ちになるはずですよね。
お金は封筒に入れる?【現金の包み方】
肝心の心付けのお金ですが、これは何に入れて渡すのが普通かというと
⇒封筒、もしくはポチ袋
などなんでもかまいません。特に決まりはありませんので手近な無地の封筒でいいと思います。
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表書きも特に必要ありませんが、書くなら「心付」でよいでしょう。
大手有名引越し屋はどういう対応をする?
引越し屋さんによっては心付けを受け取らないという話も聞きますが、全国展開している大手有名引越し屋さんはどういう対応をするのか、各社のホームページのFAQ(よくある質問)に当たって調べてみました。
⇒心付けや食事は不要
●アート引越センター
⇒記載がないため不明
(受け取ってくれたという口コミあり)
●アリさんマークの引越センター
⇒記載がないため不明
(受け取ってくれたという口コミあり)
●クロネコヤマト
⇒記載がないため不明
(受け取ってくれたという口コミあり)
引越のサカイだけはホームページで「不要」だということを明言していますね(実際の現場で渡してみたら、本当に断るかどうかは分かりませんが・・・・・)
引越し作業員の本音を聞いてみた
私は今まで学生時代まで振り返っても引越しの仕事もアルバイトもしたことがなく、引越し作業員の気持ちはいまひとつ分かりません・・・・・・
ですが、身近(会社の同僚)に昔バイトをしていたという経験者を発見。
そこで根掘り葉掘り聞いてみたところ、たとえ1,000円でも貰えるのは「すごくうれしい」と言っていました(^^)
心付けをあげるこちら側としては大の大人に1.000円ぽっちを渡すのは気が引けますが、一日のバイト代の1割くらいが上乗せで貰えるのでありがたいし、がぜんやる気がアップするみたいですよ。
また、こういう心付け(寸志・チップ・祝儀とも呼ぶそうです)をもらう確率は
・家族単位での長距離移動の引越し
・家を新築した際の引越し
では50パーセント以上(半数以上)の方から頂いたそうです。逆に学生などの単身引越しではまず貰ったことがないそうですよ。
私も大学に通うために実家を出て、アパートで独り暮らしをするために単身引越しをしたときはやっぱり渡しませんでしたね(そんな発想すらありませんでした)(^_^;)