「紅茶の日」は馴染みが薄い記念日ですよね。
大の紅茶好きでもピンとこないかもしれません。
そこでこの記事では
- 11/1が紅茶の日なのはなぜ?
- 紅茶の日の由来とは?
- 紅茶の日のイベント
などをご紹介します。
11/1が紅茶の日なのはなぜ?その由来とは?
紅茶の日が11月1日なのはなぜかというと、日本人が初めて本格的な欧風紅茶を飲んだ日のため。
その日付が1791年11月1日だったわけです。
そんな日本人と紅茶との出会いという「歴史的な出来事」を記念して作られたのが紅茶の日なんですね。
この記念すべき日を1983年(昭和58年)に日本紅茶協会が毎年11月1日を【紅茶の日】にすると決めました。
日本史にとってはささいな出来事かもしれませんが、日本における紅茶の歴史にとっては正に記念すべき特別な日と言えるでしょう。
日本人で初めて紅茶を飲んだ人はどんな人?
1791年11月1日に日本人として初めて紅茶を飲んだ人物は「大黒屋光太夫(だいこくや・こうだゆう)」と言います。
- 1751年に伊勢亀山藩(現在の三重県鈴鹿市)に生まれる
- 運搬船の船頭をしていた
- 1782年(天明2年)に嵐に遭いアリューシャン列島のアムチトカ島に漂着
- ロシア人の助けを得てイルクーツクに滞在する
- ロシア帝国の女帝エカチェリーナ2世に謁見し帰国の許しを得る
- 1791年のお茶会で日本人として初めて本格的な紅茶を飲む
- 1792年(漂流から約9年後)に無事に帰国
積み荷を載せた船に乗り江戸に向かっていた大黒屋光太夫は、その途上で漂流し、ロシアに流れ着いてしまいます。
その時代の日本は鎖国をしていたため、すんなりと帰国の許可が下りません。
そこでシベリアを横断し、当時のロシアの最高権力者であった女帝エカチェリーナ2世に謁見して直接帰国の許可を取ることにします。
大黒屋光太夫の窮状に同情したエカチェリーナ2世は帰国の許可はもちろん、お茶会にも招いて歓待したといいます。
その席で大黒屋光太夫が日本人では初めて欧風紅茶を口にしました。これが1791年11月1日の出来事でした。
紅茶の日のイベント予定は?
毎年の紅茶の日に開催されるイベントとしては、日本紅茶協会が主催する「紅茶の日記念ティーセミナー」があります。
まとめ
紅茶は入れ方ひとつで味が変わります。
ポイントは
- 水道水を使うこと
- ティーポットで茶葉をジャンピングさせること
- ティーカップをお湯で温めておくこと
の3つです。
これさえ守れば香りの立った素晴らしいアフターヌーンティーを楽しめます。
私はBetjeman&Barton(ベッジュマン&バートン)で買ったアールグレイ・フィネストという茶葉がこの頃のお気に入りです。