年越しそばって、つい食べ忘れてしまいませんか?
紅白歌合戦などテレビに夢中になっていたら、新年が明けていた……とか、ありがちです。
そこでこの記事では
- 年越しそばは新年が明けてから食べてOK?
- 年越しそばを食べる正しい時間
などを解説します。
人によってまちまちだと思いますが、ベストタイミングな時間帯があるんですよ。
年越しそばを新年が明けてから食べてOK?
結論から言うと、年越しそばを新年が明けてから食べるのはNGです。
年越し蕎麦を食べてはいけないタイミングがあり、それがこの2つ。
- 年越しと同時(新年をまたいで)
- 年が明けてから(1月1日午前0時を回ってから)
これらのタイミングで食べるのは昔から「縁起が悪い」と言われています。
年またぎで食べることは「災いを今年から来年へと持ち越してしまうから」というのが、その理由なんですって。
いつ食べる?年越しそばのベストタイミングとは?
年越しそばを食べる目的は「縁起担ぎ」であることは間違いありません。
しかし、年越しそばを「食べる時間」というのは縁起的な決まりは特にないんですよ。
ただ、「大晦日の晩に食べる」とだけしか、どんな文献にも書かれていませんから。
しかし、これが結論だとしたら、この記事の意味がありません。
そこで私が責任を持って最適な食べるタイミングというのを見つけてきました。
その年越しそばを食べるベストタイミングというのが、大晦日の夜9時00分。
この夜9時という時間帯は縁起とはまったく関係なく、体の健康を考慮して割り出した時間です。
人間の体というのは、就寝する3時間以内に食べた物は脂肪になりますい(=太りやすい)と言われています。
大晦日の夜は『紅白歌合戦』が終わって『ゆく年くる年』が始まり、午前0時を過ぎて新年を迎えたら、除夜の鐘を遠くに聞きつつ床に就く人がほとんどですよね?
すると就寝時間は午前0時になります。
その午前0時の3時間前といえば
そう、午後9時がベストタイミングなんです。
夕飯を午後6時頃に食べていたら、そろそろ小腹が空く頃なのでちょうど良いでしょう。
ちなみにソバの消化時間は約2時間30分と言われています。
ですから、食べてから3時間後には胃が空っぽの状態になるので実に理にかなった計算だと思いませんか?
年越し蕎麦はやっぱり「日本そば」じゃないとダメ?
年越し蕎麦で選ばれる麺は日本そばが定番となっているのは、こんな理由があるからです。
蕎麦は他の麺類よりも切れやすいことから「今年一年の災厄を断ち切る」という意味
出典:ウィキペディア
ですが、年越しに蕎麦を食べるようになった由来というのは他にもたくさんあるんです。
●鎌倉時代にある寺で貧しい人に「蕎麦餅」を振る舞ったら翌年から運が向上したから
●室町時代にある長者が無病息災を祝い歌を詠み「蕎麦がき」を食べたから
●細長い蕎麦を食べることで「長く細く生きられるように」という願いをこめて
●金の細工師がそば粉を金粉集めに使ったことから
●江戸時代の商家で月の末日に食べていた「三十日蕎麦」が大晦日だけに残った
●植物のソバは風で倒されてもすぐ起き上がるので、その強さにあやかって
と、このように諸説ありますから、絶対に日本蕎麦じゃないといけないとは断定できません。
人によっては焼きそばだったり、うどんだったり、スパゲティだったり、それぞれ好きな麺類を食べればいいのでは?と私は思ってしまいます。
どん兵衛か緑のたぬきか、それが問題だ
年末になるとテレビでは日清の「どん兵衛」とマルちゃんの「緑のたぬき」という2大カップ蕎麦のCMが連日放送されます。
「きのこの山」と「たけのこの里」ほどじゃないにしろ、好みの意見が分かれる商品ですよね。
数年前の調査では全国的には僅差でどん兵衛の方が支持されているようです。
私はどちらかというと緑のたぬき派なのでちょっと悲しいです。
今年もたぶん食べると思いますけど。
今年の大晦日はどんな蕎麦を召し上がりますか?