秋明菊の名前の由来と似た花

「秋明菊」を知って、ひと目でファンになってしまった私。

不思議な名前の由来も気になるし、なんとなく似た花を見た気も……。

そこでこの記事では

  • 秋明菊の名前の由来
  • 秋明菊と似た花

などをまとめています。

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秋明菊の名前の由来

白の秋明菊

秋明菊というぐらいですから、菊の仲間なんだろうと思いますよね?

しかし、意外なことに名前に「菊」と付いているものの、秋明菊は菊の仲間ではありません。

ではなぜ菊と呼ぶのでしょうか?

それは秋明菊の見た目が菊の花のようだからなのです。

もともと古くが中国から伝わってきたという秋明菊。

この世のものとは思えない花姿から、中国で発見された当初は「秋冥菊」という字があてられていました。

この世の花とは思えないという部分に共感を覚えます。

日本では京都の貴船山に多く咲いていたので「貴船菊」とも呼ばれています。

英語ではジャパニーズ・アネモネ。

別名がいくつもあるのは愛されている所以でしょうか。

秋明菊に似た花

秋明菊はアネモネと同じキンポウゲ科。

アネモネの仲間なんですね。

言われてみればアネモネに似ています。

ですから、秋明菊に似た花といえばアネモネに間違いありません。

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秋明菊の基礎知識

ここからは秋明菊の基礎知識をいくつかご紹介します。

花言葉

ステキな秋明菊には、どんな花言葉があるのか調べてみました。

秋明菊にはピンク・白・紫という3色の花の色があります。

カーネーションのように、その花の色によって花言葉が違うのかなと思ったのですが、残念。

色別の花言葉は見つかりませんでした。

白の秋明菊から、ピンクと紫も含めた花言葉が以下のとおりです。

■秋明菊の花言葉

  • 忍耐
  • 薄れゆく愛
  • 褪せていく愛
  • 多感な時
  • 淡い思い
  • 利益
  • 耐え忍ぶ恋

秋明菊の花言葉はいくつかあるのですが、どれも愛のはかなさを語っています。

ちょっと切ないワードばかり並んでいますね(泣)

忍ぶような辛い恋や恋の終わりを感じさせる花言葉です。

育て方

秋明菊は、寒さにも暑さにも強いので、日本中どこでも栽培できます。

種からも育てられますが苗を買ってきて植えるのが一般的です。

時期としては3~4月頃に苗を植え付けます。

※その頃にホームセンター等で出回ると思います。

植える場所

庭にも鉢にも植えられるので、マンション住まいの人でも育てられますよ。

鉢の場合には、6合鉢に1本の割合で植えます。

庭に植える場合には、秋明菊同士の間隔を60センチ以上は離して植えましょう。

植えるのに良い場所は、根本に日が当たらず、葉に日光が当たる場所です。

これは根が暑さや乾燥に弱く、湿った土壌を好むためです。

ただし、水はけが悪いと根腐れや病気になりやすくなるので、水はけを良くします。

水遣りと植え替え

水やりは、土の表面が乾き始めたらやるようにしましょう。

秋明菊は、一度植えると数年同じ場所で花を咲かせます。

お庭に植えたものは3~5年はそのままで大丈夫。

鉢植えは毎年植え替えをした方が良いです。

子株が出来やすいので、増やす場合には株分けをします。

株分けは春か秋に行います。

植えて根付くと、あまり手がかからないので、比較的育てやすいお花ですよ。

咲く時期

秋明菊という名前からもわかるように、秋に咲く花です。

早いと8月下旬から11月いっぱいまでぐらい、花が咲きます。

花びらみたいに見えるのは花びらではなく、萼(がく)が変化したものだと知って驚きました。

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まとめ

キクの名前が付きながら、実はキクではなくアネモネの仲間だという秋明菊。

昔の人は科学的に系統を調べたりできないので、あくまで見た目でキクの仲間だと判断したようです。

お友達がお花と陶芸をやっていて、自分で焼いた花器にお花を飾った個展を時々開催しています。

この間、彼女の個展の案内のハガキが届いたので行ってきました。

花器と花の風情ある組み合わせ。いつも彼女のセンスにはう~んと脱帽なのです。

今回はそこでとても愛らしい花に出会いすっかり虜になってしまいました。

それが秋明菊だったんですよ。

花言葉を知るとちょっと切ない気持ちになりますが、次の春には苗を植えて、秋明菊を育ててみたいなと思いました。

毎年秋に庭いっぱいに秋明菊が咲いたら、とっても素敵じゃないですか。

そんなお庭を目指して頑張ります。

きれいに咲いたら、秋明菊を教えてくれたお友達にも分けてあげたいですね。

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