魚を焼いた後の匂いを消す7つの方法

魚を焼いた後の匂いが、いつも部屋に残ってしまう……。

秋の味覚のサンマをはじめ、サバでもアジの開きでも、魚ってどれも焼いた後にグリルから出た嫌な臭いがしばらく漂って消えません……。

この臭いって、ヘタすると翌朝まで残ったりしますよね?

そこで、ここでは

  • 魚を焼いた後の匂いを消す方法
  • 臭いを残さない魚の焼き方のコツ

などなど、イヤな焼き魚の臭いを速攻で消す、私が知っている確実な裏ワザを解説していきましょう!

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魚を焼いた後の匂いを消す7つの方法

yakisaba

魚を焼いた後の匂いを消すには、こんな7つ方法があります。

  • お茶がらを煎る
  • マッチを擦る
  • 換気扇を一晩回しっぱなし
  • アロマを焚く
  • お酢入りのスプレーをまく
  • 濡らしたタオルを振る
  • 空気清浄機を付ける

オススメ順に並べましたので、ひとつずつ確認して、できるものからやってみてください。

お茶がらを煎る

teabag

お茶には消臭効果があるといいますが、魚を焼いた後のグリルでお茶っ葉を煎ると部屋の臭い消しになります。

お茶を使った魚の臭い消しのやり方はこちら。

  1. お茶の葉(緑茶・紅茶など)の出がらしを用意しておく
  2. 魚を焼いた後のグリルの網の上にアルミホイルを敷く
  3. アルミホイルの上に出がらしのお茶の葉を置く
  4. お茶の葉を煙がでるまで弱火でくすぶらせる

フライパンで魚を焼いたあとなら、そのままそのフライパンの上でお茶の葉を弱火で煎っても同じ効果が得られます。

※電子レンジでお皿に載せて加熱する方法はあまり効果がありません。

マッチを擦る

マッチを擦る

トイレの後のイヤな悪臭を消すコツに「マッチを擦って火を付ける」というのがありますが、魚を焼いた後の匂いにも有効です。

今では普通の家庭にはマッチを常備しているケースは少ないですが、スーパーや百均で安く変えますのでひとつ用意しておいて損はありません。

やり方はいたって簡単。

匂いが漂う台所などで、マッチ一本を擦って火を付けるだけ。

一本だけじゃ臭いが消えないときは2本、3本、4本と数を増やしてみてください。

部屋が広かったり、臭いが家中に広がってしまったときはロウソクに火を付けて数時間、灯しておくと効果的。

くれぐれも火の始末には注意を払ってくださいね。

換気扇を一晩回しっぱなし

キッチンの換気扇

原始的な方法ですが、部屋の空気を入れ替えるための換気扇を使う方法も有効です。

しかし、数分~数十分付けたくらいではガンコな魚を焼いた後の匂いは去ってくれません……。

ここは腹をくくって、翌日の朝までずっと換気扇をつけっぱなしにしましょう。

さいわい換気扇は電気代をそれほど食わないので、お金の面では心配は不要です。(エコか、エコじゃないかという意味ではあまりいい方法ではありませんが……)。

このとき必ず換気扇がある場所(台所)と対角線にある窓を開けておきましょう。

空気の流れを作っておかないと効果が半減してしまいますので。

アロマを焚く

アロマキャンドル

嫌な匂いは良い匂いで上書き!

換気扇をしばらく回して、あらかた煙っぽい空気を外に排出したら、お気に入りの匂いのアロマ(キャンドル)を焚いてみましょう。

もちろん最近流行りのアロマオイルでも構いません。

キッチン周りの悪臭には「オレンジ」や「ペパーミント」が効果的だそう。

お酢入りのスプレーをまく

お酢

一部では常識になっている霧吹きで水をまくことで消臭する方法。

ただ、魚を焼いた後の匂いはかなり強力ですから、ただの水だけでは力不足。

そこで霧吹きの中の水にほんの少し「お酢」を垂らしてみてください。

そうして魚焼きの後の臭いがこもってる台所で辺り一面にまんべんなくシュッシュッシュッ!とスプレー。

あら不思議、さっきまでの鼻にツン来るニオイが和らいでいますよ。

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濡らしたタオルを振る

「え、なにその変な方法は?」と疑問に思うのも当然です。

しかし、これが意外と効果的なんです。

水でしっとりと濡らしたタオルをブンブンと振り回すと、魚を焼いた後の悪臭の元が濡れたタオルに吸着するそうです。

くわしい科学的なメカニズムは不明ですが、騙されたと思って一度お試しあれ!

大きなタオルだと周囲の家具や食器にぶつかって危険ですから、ミニタオル(ハンドタオル)、あるいは温泉に行ったときに使う手ぬぐいくらいのサイズが適当ですよ。

空気清浄機を付ける

以上6つの方法を試してみたけれど、どうにも魚を焼いた後は臭いが居座ってしまう……。

という方は、最終手段として空気清浄機をご用意ください。

お金はもちろんかかりますが、結局コレが究極で最強のニオイ消しですから。

魚の焼けた臭いを感知するとすぐに作動して、臭いが消えてなくなるまでず~~っと自動的に臭いを吸い込みつづけてくれますよ。

ペットを飼っているご家庭、花粉症の人がいるご家庭なら一家に一台あっても損がない家電品です。

臭いを残さない魚の焼き方の3つのコツ

マンションやアパート、最近の一軒家にしても昔と比べて気密性が高くなっているため、臭いが外に抜けにくくなっています。

ですので、魚を焼いた後の匂いが残るのはある意味で仕方のないことです。

そうであるなら最初から臭いが出ないように魚を焼いてみては?

その方法を3つご紹介していきます。

臭いを広げない焼き方をする

魚を焼いた後の匂いが残ってしまうのは、台所からリビングや玄関などへ匂いが家中に広がってしまい、換気が行き届かなくなるのも原因のひとつ。

それを防ぐには、部屋を閉め切り、空気の流れを作り、焼いた匂いはすぐ外へ出るような体制で魚を焼くことです。

くわしい手順はこちら。

  1. 魚を焼く台所のドアや窓をすべて閉め切る(他の部屋に逃げないように)
  2. 臭いが残りやすい部屋の窓を少しだけ開ける(空気の流れができるように)
  3. 台所の換気扇を強にして魚を焼く

台所とリビングがワンルームになっているお宅では、台所から一番遠い場所にある窓を一箇所だけ少し(2cm程度)開けて、他の窓やドアは閉めるようにしてください。

すると風が通り抜ける道が一本になって、効率よく換気ができるようになります。

包み焼きにする

部屋に焼いた後の魚の臭いが残ってしまうのは、元はといえば焼いた時の「煙」が原因ですよね。

だったら原因となる煙が出ない(出にくい)焼き方をすればいいと思いませんか?

魚の種類や調理方法によりますが、「魚の包み焼き」という焼き方にするとほとんど煙が出ません。

当然ですが煙というのは魚の皮や身が焦げた時に出るわけですので、最初からアルミホイルで包んで焼けば蒸し焼きになるので煙が一切でません。

こうしたアルミホイルの包み焼きで一般的なのは

  • 鮭のホイル包み焼き(バターなどと一緒に)
  • 白身魚の包み焼き(舞茸などキノコと一緒に)

などですね。

魚焼きグリルから「フィッシュロースター」に変える

いくら工夫しても焼いた後の臭いが残ってしまうという場合は、そもそも根本からチェンジしてみてはいかがでしょうか。

普通、どのお宅でも魚を焼くときは台所のガスレンジの魚焼きグリルで焼いているか、あるいはフライパンで焼いていると思います。

このグリルやフライパンで焼いていると、煙も臭いも外へ放出されて、それが部屋中に充満してしまうわけですよね。

でもこういう「フィッシュロースター(マルチロースター)」という家電製品を使うとほとんど煙を外に逃さないので、そのおかげで臭いもほとんど後に残りません。


こういった魚焼き用のロースターには蓋の部分に臭いを軽減するフィルターが付いていて、煙や臭いをそこでシャットアウトするわけですね(消臭機能付きの商品に限りますが)

私も自宅でこれを使い始めたんですが、魚も上手に焼けるので買ってよかったなって思いますよ。ただ、いくつか欠点もあって

  • 本体が大きくて場所をとる
  • 網と受け皿と蓋を洗うのが面倒
  • グリルで焼くのより手間がかかる

といった点はやや不満ですね。でもトータルではおすすめしたいです。

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魚を焼いた後の匂いを消す方法まとめ

魚を焼いた後の匂いを消す方をご紹介してきました。

あらためて、まとめると

  • お茶がらを煎る
  • マッチを擦る
  • 換気扇を一晩回しっぱなし
  • アロマを焚く
  • お酢入りのスプレーをまく
  • 濡らしたタオルを振る
  • 空気清浄機を付ける

この7つを上から順に試してみてほしいですね。

効果がそこそこで手間もあまりかからないのが「お茶がらを煎る」方法です。

これに換気扇を30分くらい回すのと、アロマを焚くのを組み合わせれば完璧に消臭できるはずですよ。

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