「翠」が名前に良くない5つの理由

「翠」が名前に良くないといわれる理由は?
  • 字画の運勢が凶(一文字で付ける場合)
  • メスのカワセミの意味がある(男の子には向かない)
  • 古風な印象がある(昔の有名人の名に多い)
  • 音が日本語名らしくない(「すい」と読む場合)
  • フリガナがないと読みづらい(難読名になりやすい)
困り顔の若い女性

「翠」の漢字を子供の名前に使いたいけど、世間では良くない名前だという声もあって迷ってる……。

このような悩みを持つ方に向けて、今回は

  • 「翠」が名前に良くない5つの理由の詳細
  • 「翠」が入った名前の良いイメージ
  • 「翠」の名前を選ぶ場合の注意点や工夫
  • 「翠」の最新の人気度調査

「翠」の名前を使いたいという想いは理解できます。

しかし、この名前にはさまざまな理由から良くない印象があることを知っておくことが大切です。

ミサオミサオ

この記事を読めば、「翠」に対する不安感が解消しますよ。

スポンサーリンク

「翠」が名前に良くない5つの理由

字画の運勢が凶だから(一文字で付ける場合)

「翠」を一文字の名前として付ける場合、姓名判断において画数(地格)が悪くなるため、

困り顔の高齢女性

地格を考えると、名前に良くないわ

と主張する人がいます。

地格(ちかく)とは?

「地格(ちかく)」とは、「名(下の名前)」の画数のこと。

姓名判断では姓と名を合わせた全体の「総格」でも占いますが、「名(下の名前)」単体でも占い、これを地格と呼びます。

ミサオミサオ

地格は「出生から中年期」の運勢を表すものなんですよ。

しかし、結婚しても下の名前は変わらないため、人生の前半部分を左右する考えられています。

「翠」の地格は14画

「翠」の画数は14画であり、名(下の名前)を

  • 鈴木翠
  • 田中翠

などと単体で命名した場合、その地格はもちろん14画になります。

この14画という地格の運勢は「凶」であり

  • 孤独
  • 逆境
  • トラブル
  • わがまま

などを暗示すると言われています。

流派や総格次第で変わる

姓名判断は流派によって考え方が違うため、必ずしも運勢が悪いとは言い切れません。

また、名字を含めた姓名の合計数の「総格(総画)」で、運勢が良い数字にすれば問題ないとする考え方もあります。

そもそも姓名判断自体、信じる信じないも個人の考えなので、重く捉える必要はないと思います。

「メスのカワセミ」の意味があるため(男の子には向かない)

枝に留まったカワセミ

「翠」という漢字は、メスのカワセミを意味します。

そのため、女の子につける場合は問題ありませんが、男の子には向かないとされます。

「翠」の意味を漢字辞書で調べると?

「翠」を漢字辞書で引くと、このように説明がされています。

①かわせみ。カワセミ科の鳥。また、特にカワセミの雌。「翠羽」 [対]翡(ヒ)(カワセミの雄) ②みどり。もえぎ色。「翠嵐(スイラン)」「翠玉」

■引用:「翠」の部首・画数・読み方・意味 – goo漢字辞典

ミサオミサオ

「翠」の漢字単体でも鳥のカワセミを意味しますが、特にメスのカワセミを指す漢字なんですね。

以下のように、カワセミはオスとメスで漢字を書き分けます。

  • オス:翡
  • メス:翠

ですから、オス(翡)とメス(翠)を合わせて、カワセミ全体を「翡翠(ヒスイ)」と表記します。

ちなみに宝石の翡翠は、カワセミの美しい羽の色に似ているため付けられました。

古風な印象があるため(昔の有名人の名に多い)

「翠」という名前には、古風な印象を持つ人が多くいます。

古風な名前は、昔の有名人の名前に多く使われており、現代の子供にはあまり馴染みがありません。

現代の親たちは、子供にはモダンで洗練された印象のある名前を付けたいと考えている傾向があります。

そのため、「翠」という名前は、モダンな印象を持つ他の名前に比べて、選ばれることが少なくなっています。

逆張りする人も

ただし、古風な名前には、特別な響きや意味がある場合もあるため、一部の人たちには魅力的な名前として選ばれることも。

あえて古風な名前を選んでみるのも、案外目立っていいかもしれませんね。

音が日本語名らしくない(「すい」と読む場合)

「翠」という名前は、音が日本語名らしくないと感じる人もいます。

「翠」の読み方は

  • 「みどり」
  • 「すい」

の2つがありますが、「すい」と読む場合には、日本語名にはあまり馴染みがありません。

日本語においては珍しい音になるため、違和感を感じる人もいるでしょう。

翡翠(ひすい)の「すい」だから美しい響きでもある

翠は「翡翠(ひすい)の「すい」。

美しい緑色を表す意味が込められていて、なおかつ宝石のイメージを大切にしたい親御さんには、魅力的な名前として選ばれることもあります。

フリガナがないと読みづらいため(難読名になりやすい)

「翠」という漢字は、一般的に「みどり」と読むことが多いですが、最近では「すい」と読ます名前の方が圧倒的多数派。

しかし、フリガナをつけないと読みづらいという問題があります。

そもそも「翠」という漢字自体が難解であるため、フリガナをつけないと、名前が難読になりがち……。

これは、子供の将来を考えると、就職や人との出会いなどで不利になる可能性もあるため、注意が必要です。

特に、読み方が一見して分からないと、間違った名前で呼ばれて反応できず、コミュニケーションに支障をきたすことも考えられます。

以上のように、フリガナがないと読みづらいという点も、名前として「翠」が避けられる理由の一つとなっています。

スポンサーリンク

「翠」が入った名前の良いイメージ

「翠」が入った名前は

  • 自然
  • 美しさ
  • 清涼感
  • 清潔感
  • 高貴さ
  • 落ち着き

などのイメージを人に与える可能性があります。

また、翠の色合いは、緑が中心であるため、

  • 健康
  • 成長
  • 調和
  • バランス
  • 安らぎ

などのイメージも関連付けられることがあります。

さらに、翡翠(宝石やカワセミ)の輝きや光沢感から、高級感や洗練されたイメージをもたらす場合もあります。

「翠」の名前を選ぶ場合の3つの注意点や工夫

音の響きを考慮する

名前には、響きが重要な要素となります。

翠の場合、「すい」の響きが、すっきりとした清涼感や上品さを感じさせます。

しかし、組み合わせる漢字次第で、良くも悪くも変化するでしょう。

名前に含まれる音によって、印象が大きく異なることがあるため、慎重に選ぶ必要があります。

読みやすさを考慮する

名前は、毎日の生活で頻繁に使用されるため、読みやすさも重要な要素です。

翠は一般的な漢字ですが、読み方も比較的簡単ですが、他の漢字と組み合わせると途端に難読な名前に早変わり。

読み間違いがなく、誰でもフリガナがなくても読める名前にするのが理想的でしょう。

画数や漢字のバランスを考慮する

名前は漢字の画数や組み合わせによって、印象が大きく変わる場合があります。

漢字の画数は、文字の書き方や見た目を表す要素であり、一般的には、画数が多いほど複雑で重厚感のあるイメージを持ちます。

一方、画数が少ないほど、シンプルで明快な印象を与えることができます。

翠の場合、2つの漢字を組み合わせて命名される事が多いため、漢字のバランスも重要な要素となります。

例えば、「翠香」という名前は、翠の2画目に「香」という漢字が加わることで、香り高く華やかな印象を与えます。

一方、「翠璃」という名前は、2つの漢字ともに6画で、美しい色合いをイメージさせます。

以上のように、名前を選ぶ際には名字も含めてバランスが一番重要ですね。

【最新】「翠」の人気度

「翠」の漢字はいまどれくらい人気があるのか

  • 大手機関が発表する「命名ランキング」
  • 「翠」の漢字が入った名前を持つ有名人

から私が独自に調査してみました。

「命名ランキング」で「翠」は何位?

赤ちゃんにどんな名前が命名されているのか、大手機関が毎年、人気度調査しています。

その人気ランキングから、2022年は「翠」が入った名前は何位にランクインしているのか確かめてみました。

性別 順位/名前
女の子 18位/翠
男の子

なんと意外にも女の子の18位にシンプルな「翠」一文字だけの名前がランクインしているだけという結果……。

もっと「翠+○」や「○+翠」の名前が入っていると思っていたのですが……。

男の子にいたっては、100位以内にはひとつもありません。

ここ数年ではどうやら人気が低迷しているのが現状のようです。

「翠」の漢字が入った名前を持つ有名人

名前に「翠」の漢字が入った有名人を女性と男性に分けてご紹介します。

女性有名人

  • 松尾翠(まつおみどり):女優
  • 木村翠(きむらみどり):女優
  • 東野翠れん(ひがしのすいれん):写真家・モデル
  • 川瀬翠子(かわせすいこ):タレント
  • 中野翠(なかのみどり):コラムニスト
  • 中塚翠涛(なかつかすいとう):書家
  • 尾崎翠(おざきみどり):作家
  • 薪谷翠(しんたにみどり):柔道家

男性有名人

  • 松谷翠(まつやみどり):ピアニスト
  • 仲川翠(なかがわみどり):プロ野球選手
スポンサーリンク

まとめ

以上、「翠の名前が良くない」点について5つの理由を説明してきました。

一文字で付ける場合の字画が悪かったり、フリガナがないと読みづらかったり、メスのカワセミの意味があったり、古風な印象があったり、音が日本語名らしくなかったりするなど、いくつか難点があります。

しかし、姓名判断を気にしない人にとっては、取るに足らない要素でしょう。

「翠」が入った名前であっても、良いイメージを与えることができるものもあります。

親が注意すべきなのは、「翠」が名前に良くないという点を理解したうえで、適切な漢字や組み合わせを考えることですね。

スポンサーリンク