名前に使わない方がいい漢字一覧

赤ちゃんの命名は、親にとっては頭を悩ます大仕事。

様々な理由から名付けに良くない漢字もあると聞くと、すんなり決めることはできませんよね?

そこでこの記事では

  • 縁起が悪い
  • ネガティブな意味を持つ
  • 姓名判断で悪いとされる
  • 読みづらい/書きづらい

といった4つの観点から「名前に使わない方がいい漢字」を一覧でご紹介します。

ミサオミサオ

これさえ読めば「使わない方がいい漢字」がざっと把握できますよ。くわしいNG理由を知りたい方は、文末のリンクから各漢字の記事をご覧ください。


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縁起が悪いから名前には向かないと言われる漢字

縁起が悪い漢字一覧

それぞれ色んな理由から「縁起が悪い」とされ、名付けには向かないとされる漢字の一覧がこちら。

  • 「穂」
  • 「遥」
  • 「那」
  • 「慶」
  • 「陵」
  • 「和」
  • 「瑞」
  • 「茉」
  • 「湊」
  • 「沙」
  • 「涼」
  • 「汐」
  • 「陽」
  • 「空」
  • 「亜」
  • 「莉」
  • 「寿」
  • 「桜」
  • 「佳」
  • 「珠」
  • 「燈」
  • 「月」
  • 「渚」

一文字ずつ分けてくわしく見ていきましょう。

「穂」

画数 15画
音読み スイ
訓読み

「美穂」や「瑞穂」など女の子の名前によく使われる「穂」。

「穂乃香」など「ほのか」と読む名前にも使われますが、この響きが「ほのお」を連想するため縁起が悪いとされています。

「遥」

画数 12画
音読み ヨウ
訓読み さまよ/とお/なが/はる

今風で洗練された印象をもたれやすい「遥」という漢字。

しかし、「遥か彼方」のフレーズのようにお子さんが遠くへ行ってしまうと避ける人もいます。

また、それ以外にも知られていないある意味があるのも気がかりな点。

「那」

画数 7画
音読み ナ/ダ
訓読み いかん/なに/なん

「那」を使った熟語から「短命」や「地獄」を連想させるため、縁起が悪いとされています。

訓読みについてもあまり良い意味を持たないとされるので、一考されるのをおすすめします。

「慶」

画数 15画
音読み ケイ/キョウ
訓読み よ/よろこ

「慶」は「めでたいこと」を意味する漢字ですが、背中合わせに悪いことが待ち受けると悪く受け取ることもできます。

そのせいで、逆に縁起が悪いとする見方も。

そのほかに画数が多いなどいくつかマイナス面もあるため、手放しで歓迎できる漢字ではありません。

「陵」

画数 11画
音読み リョウ
訓読み みささぎ/おか/しの

「陵」は偉い人の「お墓」を意味します。

そのため、縁起が悪いとする見方もあります。

それ以外にもやや物騒な連想をする漢字でもあるため、命名にはそのあたりの事情は把握しておいたほうがいいですね。

「和」

画数 8画
音読み ワ/オ/カ
訓読み なご/やわ/あ/な

あまりに良い意味を持つ漢字は、意味が反転して逆に悪いとする考え方があります。

「和」は「平和」を連想させますが、反転すると「争い」に。

つまり「和」が入った名前を付けると、争いが多い人生、あるいは荒っぽい性格になるという説もあるんですね。

「瑞」

画数 13画
音読み スイ/ズイ
訓読み しるし/みず/めでた

「瑞」は「めでたい」の意味があります。

ネガティブな考え方ですが、めでたいことの裏には悪いことがあるとする考えから、「瑞」は名前に使わない方がいいとされています。

その他に4つも命名には向かない理由もあるため、気になる方はこちらをチェックされてください。

「茉」

画数 8画
音読み バツ/マツ
訓読み

「茉」には「末(まつ/すえ)」が含まれます。

「末」からは「なにかの終わり」を連想するため、子供の名前には相応しくないと考える人も。

そのほかにもいくつか些細ですが気になる点もあります(くわしくは下記の記事にて)。

「湊」

画数 12画
音読み ソウ
訓読み あつ/みなと

人気急上昇中といえば「湊」。

さんずいが付く漢字を付けると、昔の人は「水の事故に遭う」といって忌み嫌っていました。

年配の人にはまだその考えが受け継がれているようで、反対する人も多い様子。

「沙」

画数 7画
音読み サ/シャ
訓読み すな/みぎわ/よな

「沙」の偏である「さんずい」は、水難に遭うからと名付けに避ける人が一部にいます。

ほかにも「さんずい」が付く漢字ゆえに、使ってはいけないとする人も……。

「涼」

画数 11画
音読み リョウ
訓読み すず/うす

「涼」はさんずいが付くため、縁起が悪いとされています。

また、ほかに4つほど漢字の意味において、名前にふさわしくない理由があります。

「汐」

画数 6画
音読み セキ
訓読み うしお/しお

夕方の干潮を指す「汐」。

この漢字もまたさんずいが付くため縁起が悪いと昔から言われてきました。

読み方も多種多様なので、正しく読めない人がいるというデメリットも。

「陽」

画数 12画
音読み ヨウ
訓読み いつわ/ひ/ひなた

「陽=太陽」であるところから、日の出と日没を繰り返す波乱万丈な人生を送るといわれています。

明るく眩しいイメージが強い漢字ながら、ほかにも気になる点があるため詳細をこちらでお確かめください。

「空」

画数 8画
音読み クウ
訓読み あ/から/そら/あな/うつ/うろ/す/むな

「お空に帰る」の言い回しから、「空」を含む名前の子供は早死するというジンクスがまことしやかに囁かれています。

そんな迷信ながら気になる点が合計8つもある漢字なので、命名候補にあげている方は要チェックです。

「亜」

画数 7画
音読み
訓読み つ/はふり

「亜」の旧字である「亞」は、古代中国の貴族の墓を表す漢字でした。

そこから「墓を指すなんて縁起が悪い」と考える人もいます。

また、その他にも「亜流」から想像する「二番手」のポジションに甘んずるイメージから敬遠する向きも……。

「莉」

画数 10画
音読み リ/レイ
訓読み

「莉」といえばジャスミン(茉莉花)を連想させ、この花は一夜で花を落とす性質があります。

そのため、子供が短命になるとか儚い運命を背負うなどと悪く捉える人も……。

「寿」

画数 7画
音読み ジュ/ス
訓読み ことぶき/ことほ/とし/ひさ

目で見るだけでおめでたい気分になる「寿」。

でもその強烈なポジティブさから、逆に意味が反転して短命になるから縁起が悪いとされています。

それに加えて不祝儀の席では気を遣うという人の体験談も……。

「桜」

画数 10画
音読み オウ
訓読み さくら

嫌いな人を見つける人が難しい「桜」。

誰にでも好かれる人になってくれそうとの親の思いとは裏腹に、花の散る様が「短命」を連想させるため縁起が悪いとの考えも。

ある小説が由来でネガティブなイメージを持つ人もいます。

「佳」

画数 8画
音読み
訓読み

誰しも良いイメージを持っていそうな「佳」。

しかし、ある四文字熟語に使われるため、縁起が悪いと考える人もいます。

安泰な人生を願う親からすると気になる点なので、真相をチェックされてください。

「珠」

画数 10画
音読み シュ
訓読み たま

真珠の「珠」として広く知られるこの漢字。

お葬式にパールのネックレスを女性が身につける点から、不幸な出来事を連想する人もいます。

それにくわえて読みにくい難読名になりやすいデメリットも。

「燈」

画数 16画
音読み トウ/ドン
訓読み ひ/あかし/あかり/とぼし/とぼ/ともし/ともしび/とも

「灯」の旧字体である「燈」。

火偏である点から「火の災害」に遭うとの迷信が昔から言われてきました。

常用漢字ではない点も実用上、やや不便との声も。

「月」

画数 4画
音読み ガツ/ゲツ
訓読み つき

女子だけじゃなく男子の名付けにも使うことが増えてきた「月」

夜空に浮かぶ月が欠ける様子や、陰の印象が強い点から子供の人生に影が差すのではと考える人がいます。

誰でも書けて読みやすい漢字ながら、否定派もいることは知っておきたいですね。

「渚」

画数 11画
音読み ショ
訓読み なぎさ/みぎわ

海と陸地の境界を表す「渚」。

「さんずい」が付くため、これが「流れる→溺れる」といった連想から縁起が悪いとされます。

女の子の名に多いがゆえに、男の子につけると面倒な点も……。

「鈴」

画数 13画
音読み リン/レイ
訓読み すず

人気タレントの影響か、最近また人気が復活している「鈴」の響きの良さ。

でも姓名判断では金属や鉱物に類する字は、冷たくて堅いイメージがあるため適さないとされます。

他にも鈴特有の構造からケチをつける人も。


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ネガティブな意味を持つ名前に使わない方がいい漢字

ネガティブな意味を持つ漢字一覧

ネガティブな意味を持つから名前に使わない方がいい漢字の一覧がこちら。

  • 「凛(凜)」
  • 「蒼」
  • 「悠」
  • 「葵」
  • 「眞」/「真」
  • 「吏」
  • 「玖」
  • 「巴」
  • 「凌」
  • 「依」
  • 「礼」
  • 「稜」
  • 「優」
  • 「慧」
  • 「柊」
  • 「楓」
  • 「凪」
  • 「柚」
  • 「玲」
  • 「怜」
  • 「雅」
  • 「佑」
  • 「緋」
  • 「圭」
  • 「乃」
  • 「藍」
  • 「朱」
  • 「希」
  • 「汰」
  • 「帆」
  • 「結」

昔から自分の子供ができたら付けたいと思って温めてきた名前(漢字)はあるでしょうか?

では、くわしくチェックしていきましょう。

「凛(凜)」

画数 15画
音読み リン
訓読み さむ/すさ

女の子の名前としていま大変人気が高い「凛(凜)」。

「凛々しい」といった良いイメージが先行していますが、「厳しい寒さ」や「氷」など冷たい人を連想させる意味があります。

その他にも人によっては「う~ん……」と採用を見合わせたく点もありますから、検討中の方はこちらの記事をご覧になってみてください。

「蒼」

画数 13画
音読み ソウ
訓読み あお/しげ

「顔面蒼白」や「蒼白い」など体調の悪さを表す際にも使われる「蒼」。

それにいわゆる鮮やかなブルーではなく、くすんだ青(実は緑色に近い)を指す漢字なのでイメージとはちょっと違う面を持っていたり……。

名付けに大人気で候補に考える人も多いので、採用する前に真実をお確かめください。

「悠」

画数 11画
音読み ユウ
訓読み とお/はる

「悠」の漢字には「遠い」の意もあるため、子供が遠くに行ってしまうと捉える人もいます。

単に親元から離れて独立するといった必然的な別れではなく、不幸な別れを連想させてしまうような。

その他に5つの理由から名付けに良くないとする説もあるので、ご自分の目で判断されてください。

「葵」

画数 12画
音読み
訓読み あおい

「葵」は植物で花も咲くため、花言葉があります。

その花言葉に子供の名前にはふさわしくない意味があるため、気にする人がいます。

他にも書きづらい・キラキラネームになりやすいなど全部で7つの難点が……。

「眞」「真」

画数 10画
音読み シン
訓読み ま/まこと

旧字の「眞」、新字の「真」はどちらも同じ読みと意味を持ちます。

「純真」とか「真っ直ぐ」など良いイメージがありますが、実は「行き倒れ」を意味する訳あり漢字。

くわしくは下記の記事をご覧ください。

「吏」

画数 6画
音読み
訓読み つかさ

「吏」は「下級役人」を意味すると信じられているため。

でも、よく調べるとこれは誤解でした。

ただし、他にも使うべきではない理由もあるため、チェックが必要です。

「玖」

画数 7画
音読み キュウ/ク
訓読み

「玖」は「黒い石」を意味するため、イメージ的に暗いということで命名にふさわしくないとする意見があります。

また、漢字の音や馴染みのない点からも避けるべきという声も……。

「巴」

画数 4画
音読み
訓読み うずまき/ともえ

「巴」にはネガティブな意味があり、それが「男女の交わり」。

訳あって遠回しな書き方しかできませんが、いわゆるアレです。

他にも漢字の由来があまり女の子向きじゃなかったりするなど、気になる点がいくつか……。

「凌」

画数 10画
音読み リョウ
訓読み しの

「凌」はショッキングな意味を持つため、名前には適さないと考える人がいます。

他にも4つほど、命名をためらうかもしれない要素があります。

「依」

画数 8画
音読み イ/エ
訓読み

「依」は悪い意味がある熟語に使われやすく、それを目にしやすいことから名前には使わない方がいいと言われる漢字です。

その代表が「依存」。

「依」を名前に入れると依存体質の性格になるのでは?と危惧する人も。

「礼」

画数 5画
音読み レイ/ライ
訓読み うやま/のり

「礼」といえば、イメージするのは頭をさげる行為。

ペコペコと誰かに謝っている姿が思い浮かぶわけで、それを悪く捉える人もいます。

また、それ以外にも名前に適さないとする理由が4つも!

「稜」

画数 13画
音読み リョウ/ロウ
訓読み かど

「稜」は他人を恐怖で従わせるという「威光」の意味を含みます。

正義の味方が人望からリーダーになるのではなく、悪の指導者っぽいふるまいをイメージするので名前に適さないとする考えも理解できますね。

また、それ以外にも名付けに使うのは躊躇したくなる理由がいくつかあります。

「優」

画数 17画
音読み ユウ/ウ
訓読み すぐ/やさ/まさ/やわ/ゆた/わざおぎ

「優」は「憂鬱」や「優柔不断」など暗くてネガティブな意味を持つ単語に使われるので、名前に使わない方がいいと言われます。

「優しい」の良い面だけを素直に解釈すればいい漢字ですが、重箱の隅をつつくような指摘があるのも確かです。

「泰」

画数 10画
音読み タイ
訓読み おご/やす

「泰」には「おごる/おごりたかぶる」の意味があります。

「天下泰平」の平穏な世の中をイメージしがちですが、実はあまり歓迎できない面も。

赤ちゃんの命名に使ったら、将来、傲慢な人に育ちそうだと敬遠する人もいます。

「慧」

画数 15画
音読み エ/ケイ
訓読み かしこ/さと

意外なことに「慧」には「悪賢い」の意味があります。

まさか子供が悪賢い人になってほしいと思う親はいないでしょうから、名前には不適切だと避ける人がいます。

この他に5つの理由から「良くない説」が流布する原因となっているようです。

「柊」

画数 9画
音読み シュウ
訓読み ひいらぎ

そもそも「柊」という樹木の名前の語源は、古代の日本語の「疼く」から来ています。

「疼く」は「ヒリヒリ痛む」を意味するため、人名にふさわしくないと考えるのも無理からぬことですね。

また、柊やキリストの受難や冬の季節を連想させる点もマイナスに作用します。

「楓」

画数 13画
音読み フウ
訓読み かえで

樹木の「楓」の名前の語源は「カエルの手」だとされています。

美しく紅葉した楓の葉だけをイメージする人はいいですが、その語源を知ってる人からすると子供の名付けには変だと感じてもおかしくありません。

それ以外に6つの「良くない」とする理由もあるので、検討している方は下記の記事をぜひチェックしてください。

「凪」

画数 6画
音読み
訓読み なぎ/な

「凪」は風が止んで荒れた海が静まる意味があります。

航海には良い状況ですが、「止まる」だけにフォーカスすると「停滞」といったネガティブな捉え方も可能。

周囲の「後押し」という風を背に受けて人生という航路を進んでほしい……。

そう願う親からすると、我が子の人生には適さないと考えても無理からぬことです。

「柚」

画数 9画
音読み ユ/ユウ/ジク/チク
訓読み ゆず

「柚」には「醜女(しこめ)」の意味があります。

柚子の果実の表皮はデコボコしているため、それを美しくない女性と例えたのでしょう。

つまり、女の子に「柚」の漢字を使うのはみすみす不美人に育ってほしいと願うこと。

そこから名前に使わない方がいいとされています。

しかも他にも3つの良くない理由が……。

「玲」

画数 9画
音読み レイ
訓読み

「玲」という漢字の一部分は象形文字で「ひざまずく人」を表しています。

そんなマニアックな漢字知識を持ち合わせている人からすると、名前には適さないと感じるようです。

また、それ以外にも8つの細かな命名に良くないとする理由が隠れていています。

「怜」

画数 8画
音読み レイ/レン
訓読み あわ/さと

「怜」は「憐れむ」の意味を持つため、他人から「かわいそうな人」と思われるという理由から避ける人がいます。

他にもネガティブな意味や捉え方があるため、届けをだしてから後悔しないように命名前に全貌を知っておいたほうがいいでしょう。

「雅」

画数 13画
音読み ガ/ア
訓読み つね/みやび

「雅」のもともとの意味は「カラス」でした。

現代の「みやび」なイメージとは程遠い、不吉で嫌われ者のカラスを表すので、それを知っている人からすると敬遠すべき漢字のひとつ。

ほかにも悪く受け取る捉え方もあり、命名の前に一考の価値があります。

「佑」

画数 7画
音読み ウ/ユウ
訓読み たす

「佑」は「人を助ける」の意味があるところから、他人のサポート役に甘んじるのでは?などと難癖をつけられます。

ほとんど無視していいレベルの欠点ですが、本気で気に入っている漢字ならば不安点を潰したほうがいいでしょう。

こちらの記事にてくわしく解説しています。

「緋」

画数 14画
音読み
訓読み あか/あけ

赤い色を表す「緋」。

漢字の右側(旁)部分に「非」を含むため、非行や非合法など悪い言葉を連想して避ける人もいます。

それ以外にも人によってはひっかかるポイントもある漢字なのでこちらでチェックされてください。

「圭」

画数 6画
音読み ケイ
訓読み たま

軽快な響きから好まれる「圭」。

角がある玉を意味する由来から、角が立つような性格になると結びつけて考える人も。

「乃」

画数 2画
音読み ダイ/ナイ
訓読み すなわ/なんじ/の

女の子の赤ちゃんに人気がある「乃」。

訓読みから分かるように「なんじ(おまえ)」の読み方もできます。

字形や響きから想像しずらい意味を知ると及び腰になる人もいるとか。

「藍」

画数 18画
音読み ラン
訓読み あい

藍染や藍色でお馴染みの「藍」。

あまり知ってる人はいませんが、「ぼろきれ」の意味があります。

大切な子どもの名前に、使い古した布を表す漢字を使うのはいかがなものかと思うのは当然です。

「朱」

画数 6画
音読み シュ/ス
訓読み あか/あけ

朱美や朱里など女の子の赤ちゃんの名前候補に挙がる「朱」。

成り立ちが木の切り株である点から、様々な見方がされます。

また、朱を使ったことわざやフレーズから良くない印象を抱く人も……。

「希」

画数 7画
音読み キ/ケ
訓読み こいねが/まれ

タレントや俳優の名にも多い「希」。

「明るい希望」みたいな前向きなイメージしかありませんが、実は「うすい・まばら」といった擁護できないマイナスな意味も含みます。

また、ある部分の字形を切り取って不吉と解釈する人もいるんですね。

「汰」

画数 7画
音読み タ/タイ
訓読み おご/にご/よな

「けんた」などの「た」に使われる「汰」。

メディアで活躍中の芸能人の影響で人気がありますが、「濁る」や「奢る」といった看過できない意味があります。

また、熟語としての使われ方もネガティブなものが多く、良くないイメージを持つ人は意外と多いようです。

「帆」

画数 6画
音読み ハン
訓読み

帆船に張られた布を意味する「帆」。

風を受けて海を進むわけですが、それは他人任せの人生を連想させます。

自分の力で「航海」して欲しいと思う親からしたら、抵抗感を覚えるのかもしれません。

「結」

画数 12画
音読み ケツ/ケイ/ケチ
訓読み むす/ゆ/す

女の子の命名として長年人気をキープしている「結」。

文句のつけどころのないように思えますが、終結など「終わり」をイメージさせる点を気にする人がいます。

また、知る人ぞ知る隠れたネガティブな意味合いもあるんですよ。

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姓名判断の考えから名前に使わない方がいい漢字

姓名判断の考えから名前に使わない方がいい漢字一覧

姓名判断において字画(漢字を構成する点や線、または数)が運勢的に悪い漢字の一覧がこちらです。

「律」

画数 9画
音読み リツ/リチ
訓読み のっと/のり

「律」は一文字の画数が「9画」であり、これは地格でいうところの大凶に当たります。

また、「規律」に代表されるような使い方からルールに束縛されるなど悪い捉え方をする人も。

いま人気の漢字であり検討候補に入れている人は、事前に知っておきたい情報をこちらにまとめています。

「千」

画数 3画
音読み セン
訓読み

「千」は姓名判断では「凶相」とされる、名前に使わない方がいい漢字の代表です。

また、もうひとつ子供の人生に関わる大きな影響があるとしてタブーとする考えも。

くわしいところは下記の記事にて解説しています。

「翠」

画数 14画
音読み スイ
訓読み かわせみ/みどり

「翠」を一文字の名前として付ける場合、姓名判断では画数が悪くなります。

また、その他に4つも名前に良くない理由も……。

「碧」

画数 14画
音読み ヘキ
訓読み あお/みどり

「碧」は画数的にあまり良くないとされます。

すべて些細な点ですが名前に適さない理由が他に6つも……。

人気がある漢字だけに気になる人も多いでしょうから、こちらの記事でご確認ください。

読み書きが難しいから名前に使わない方がいい漢字

読み書きが難しいから名前に使わない方がいい漢字一覧

読める人が少なく間違った読み方をされやすい、または書くのが難しいため名前に使わない方がいい漢字の一覧がこちらです。

  • 「麗」
  • 「梛」
  • 「昊」
  • 「樹」
  • 「丞」
  • 「惟」
  • 「絢」
  • 「惺」

一般的な認知度が低い点をどう捉えるか、ご自身で検討されてください。

「麗」

画数 19画
音読み レイ/リ
訓読み うるわ/うら/つら/なら

「麗」は画数が多く書くのに時間がかかります。

それに字形が複雑なため、整った美しい字に書くのは難易度が高いです。

そのため、子供に要らぬ負担をかけるとして名前に使わないほうがいいとする意見も。

「梛」

画数 11画
音読み ダ/ナ
訓読み なぎ

「梛」は名前に使える漢字に追加されたのは、ここ20年くらいの出来事です。

そのせいか、まだ読める人は少ないのが現状。

目新しい漢字のために、ちょっとキラキラネーム風な印象がするのも否めません。

「昊」

画数 8画
音読み コウ
訓読み そら

「昊」が人名用漢字に追加されたのは2004年であり、まだ日が浅いのが現状です。

それに加えて常用漢字でもないため、普段目にする機会がほとんどありません。

その2つの理由から、ちゃんと正しく読める人が少ないと言わざるを得ません。

「樹」

画数 16画
音読み ジュ
訓読み う/き/た

「樹」は認知度は高いですが、画数が多く子供にとっては書きづらい文字のひとつ。

小さい頃は書くのに苦労するから「子供がかわいそう」との意見もあります。

それに習字で書く際にも密集した文字なので墨で潰れるという難点も……。

「丞」

画数 6画
音読み ショウ/ジョウ
訓読み たす

「丞」は昔(江戸時代の頃)、人名によく使われていました。

しかし、現代ではあまり使われない漢字のため読めない人や書けない人のほうが多数派。

デジタル機器の日本語変換でも候補になかなか昇ってこず、不便を強いられる点も懸念されます。

「惟」

画数 11画
音読み イ/ユイ
訓読み おも/おもんみ/これ/ただ

「惟」は似た漢字が多く、書き間違いをされやすい欠点があります。

誰もが知る有名人の名前にも少なく、他人に口で説明しづらい面も。

珍しさが逆に実用の上で不便さをもたらす典型です。

「絢」

画数 12画
音読み ケン
訓読み あや

落ち着いて上品な印象がある「絢」。

ストレートに「あや」と読ませる場合はいいものの、他の読み方として使う場合は難読な名前になりがちです。

また、世代によっては古臭いイメージを持つ人も多く、好き嫌いの分かれる漢字のひとつ。

「惺」

画数 12画
音読み セイ
訓読み さと/しず

様々な読み方ができる「惺」。

その選択肢の多さゆえに読めないという弊害も生まれます。

また、普段あまり接しない漢字なので書けない人が多いのも不便さに拍車をかけます。

その他の理由から名前に使わない方がいい漢字

その他の理由から名前に使わない方がいい漢字一覧

その他の理由から「名前に使わない方がいい」と言われる漢字の一覧がこちらです。

  • 「朔」
  • 「栞」
  • 「聖」
  • 「遼」
  • 「仁」
  • 「來」
  • 「稀」
  • 「奏」
  • 「侑」
  • 「李」
  • 「魁」
  • 「旭」
  • 「暖」
  • 「瑠」

どんな理由が隠れているのか、見ていきましょう。

「朔」

画数 10画
音読み サク
訓読み きた/ついたち

「朔」が名前に向かない理由は、「くん」や「さん」を付けで呼びにくいため。

「さっくん」と呼べば済む些細な問題点ですが、一応念のため。

ただ、それ以外にもちょっとしたマイナス要素もあるのは事実なんです。

「栞」

画数 10画
音読み カン
訓読み しおり

「栞」は名前に使えない漢字だと誤解されているため、最初から選択肢に入れない人もいます。

たしかに昔は使えなかったので、その世代の人達から止められるのかもしれません。

また、響きが外国語ではある「恥ずかしい行為」を指すため、良くないとする向きも。

「聖」

画数 13画
音読み セイ/ショウ
訓読み ひじり

ここ数年で起こった事件の犯人の名に「聖」が含まれているケースが何件かありました。

そのせいで一時的にイメージダウンし、名前に使わない方がいいとする人がいるようです。

他にもあまりに神聖すぎるといった面から、不遜だと考える人も……。

「遼」

画数 15画
音読み リョウ
訓読み はる

「遼」は同じ読みで似た漢字に「僚」・「獠」・「燎」があります。

非常にまぎらわしく、間違えられやすい点から使わないほうがいいという意見も。

それ以外にも縁起の面でちょっと気になる点もあるので、確認してみてください。

「仁」

画数 4画
音読み ジン/ニ/ニン
訓読み

「仁」は皇族の男性の名前に使われる漢字のため、使用してはいけないと考える人が一定数います。

上皇陛下も現在の天皇陛下もお名前に「仁」が入っているのは、誰もが知るところです。

「來」

画数 8画
音読み ライ
訓読み く/きた/き/こ

「來」は普段あまり見かけないため、スペシャルな雰囲気を持つ漢字。

ただ、特定の有名人をイメージしやすく、それをポジティブに捉えない人も一部にはいます。

「稀」

画数 12画
音読み キ/ケ
訓読み うす/まば/まれ

「稀」は「珍しい」や「まれ」の意味があります。

これを悪く解釈して、変人になるとか、幸運がまれな人生になると考える人も一部にいます。

「奏」

画数 9画
音読み ソウ
訓読み かな/すす

「楽器を奏でる」や「演奏する」など音楽関連と強く結びつく「奏」。

若い世代に指示を集め、キラキラネーム(DQNネーム)に多用されるためイメージダウンしています。

それと漢字の成り立ちにも少し気になる点が……。

「侑」

画数 8画
音読み ウ/ユウ
訓読み すす/たす/むく/ゆる

男女とも使え、名のりとして「ゆ・ゆき・たすく・すけ・すすむ・あつむ」など様々なバリエーションがある「侑」。

普段接する機会が少ない漢字ゆえ、実用面でやや不便な点があるところが懸念されます。

「李」

画数 7画
音読み
訓読み すもも

有名タレントの名で一気にメジャーになった「李」。

中国や韓国の姓に多いために、外国人と間違われるとして避ける人もいます。

また、別の漢字と間違いが起こりやすいリスクも。

「魁」

画数 14画
音読み カイ
訓読み おお/かしら/さきがけ

中高年には『魁!!男塾』でお馴染みの漢字。

鬼が含まれていたり、ヤンキーが好きそうといったイメージから避ける人もいます。

なにかと偏見がつきまとうことは間違いなさそうです。

「旭」

画数 6画
音読み キョク
訓読み あさひ

「旭」は「旭日旗」を連想させ、その点を不安視する声があります。

漢字に悪い意味はないものの、抵抗感を持つ人がいることは知っておいたほうがいいかもしれません。

「暖」

画数 13画
音読み ダン/ノン
訓読み あたた

字を見るだけで優しいあたたかさに溢れた人をイメージする「暖」を使った命名。

でも単独で「だん」と読ませると、「外人みたい」と思う方も多数います。

それ以外にも悪い連想をされる場合もあるので、周りの意見にも耳を傾けるべきかもしれません。

「瑠」

画数 14画
音読み
訓読み

若い女性タレントの名前でよく見かける「瑠」。

「る」の読み方は他の漢字と組み合わせやすいですが、場合によってはキラキラネームっぽくなったり、ヤンキー風の当て字っぽくなる可能性があります。


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まとめ

名前に使わない方がいい漢字を一覧でご紹介しました。

注意点は「使わない方がいい」であり、「使ってはいけない」わけではない点。

名前に使える漢字(人名漢字)はルール上、使うのはまったく問題ありません。

縁起が悪かったり悪い意味を持っていたとしても、気にするかしないかは、命名役であるご両親次第です。

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