「涼」が名前に良くない5つの理由！水難の相？自己中に？

「涼」が名前に良くない理由は？

「さんずい」が付く漢字は縁起が悪いと言われるためと、悪く受け取れる意味があるためです。

女の子に多い「涼子」はもちろん、男の子にも使われる「涼」。

高温多湿な日本の気候を「涼しく」してくれるような、良いイメージしかありません。

しかし、一部の人の間では

という声も……。

そこで今回は

について解説します。

「涼」が名前に良くない5つの理由

「涼」が名前に良くないと言われるのは、この5つの理由からです。

私がリサーチして勝手に推理したものですが、おおむね間違っていないはずです。

では、5つの理由をひとつずつ検証していきましょう。

「さんずい」が付く漢字は縁起が悪いから

「さんずい」は「水」を意味します。

そのため水の性質や特徴から、以下の理由で縁起が悪いと昔から言われてきました。

水難事故に遭いやすくなる

水難事故とは

などで起こる事故のこと。

つまり、水泳やマリンスポーツなどで怪我をしたり命を落とすということですね。

「流れる」をイメージさせる

「さんずい=水」であり、「水=流れるもの」であるため、人生で起こりうる様々なものが「流れる」運命にあるとも言われます。

たとえば、こんな場面。

「水難事故」も「流れる」もただのこじつけに過ぎませんが、昔の人は験担ぎを重視していたので、さんずいの漢字を避ける傾向があったようです。

「思いやりがないさま」を意味するから

「涼」の漢字の意味を調べると、「思いやりがないさま」とあります。

「思いやりがない」人とは

そんな他人からは好かれるわけがないタイプ。

「物寂しい」を意味するから

「涼」は「物寂しい」の意味があります。

「物寂しい」とは「なんとなくさびしい」といった心持ち。

いつも孤独を抱えている人がいますが、「涼」と名付けるとそんな人になってしまいそうと心配する人も……。

「悲しみ」を意味するから

意外にも「涼」には「悲しみ」の意味もあります。

暑い夏が終わって涼しい秋が訪れると、どことなく「悲しい」気持ちにもなるのでわからないでもないですが。

とはいえ、悲しみのあとには喜びがあると前向きに受け取ることもできるのではないでしょうか。

冬には寒々しい名前になるから

「涼」という夏に見ると

など「涼しさ」を感じさせてくれます。

しかし、冬の寒い時期に見ると、より寒く感じてしまいませんか？

夏向きの漢字であり、冬向きの漢字ではないのは確実なマイナス点です。

「涼」を名付けに使う2つのメリット

悪い点ばかりじゃありません。

「涼」を赤ちゃんの名付けに使うと、こんな2つのメリットがあります。

クールで爽やかな人をイメージさせる

芸能人で「涼」が付く人をイメージしてください。

その人の性格やキャラクターを詳しく知らなくても、なんとなく「クールで爽やかな人」というイメージがありませんか？

人間ってささいなことからイメージをふくらませるもの。

「涼」が名前に入ってるだけで得をするかもしれません。

知的な人をイメージさせる

落ち着きがなくて、いつもかっか怒ってる人はお世辞にも知的には見えません。

「涼」が入った名前の人はその「涼しい=クール」なイメージから、知的な人だと思ってもらえる利点があります。

「涼」の現在の人気度

「涼」はいま世間ではどれくらい人気があるのか、以下の2つのデータから推測してみました。

赤ちゃんの命名ランキングの順位

大手機関が毎年発表する「前年度に生まれた赤ちゃんで多かった名前ランキング」に「涼」はランクインしているのでしょうか？

性別	順位/名前
女の子	ランク外
男の子	92位/涼真

■参考：明治安田生命 | 名前ランキング2022

女の子には今はあまり人気がないようですね。

男の子にはかろうじて下位にひとつだけ「涼真」が入っていました。

「涼」が名前に入っている有名人

現在、各界で活躍中の「涼」が名前に入っている有名人を女性と男性に分けて調べ上げてみました。

女性有名人

男性有名人

女性有名人より男性有名人のほうが最近は多いのが意外と言えば意外ですね。

まとめ

「涼」が名前に良くないのは

という5つの理由からでした。

どんな漢字にも言えることですが、良い意味だけを持つ漢字のほうが少ないです。

「涼」も良い面だけを見れば、名付けに使うのはまったく問題がない漢字だと思いますよ。