「渚」が名前に良くない3つの理由|水難事故で命を落とす?

「渚」は名前に良くないのは本当ですか?
「さんずい」が付くため縁起が悪いと受け取る人もいますが、古い迷信なので気にする必要はありません。

「渚」といえば夏のビーチを連想させ、昔から女の子の名付けには多用されてきました。

しかし、「名前には良くない」と意外にも反対する人がいるんですね。

そこで今回は

  • 「渚」が名前に良くない理由
  • 「渚」が名前にふさわしいワケ
  • 「渚」の現在の人気度

をご紹介します。

ミサオミサオ

これを読めば「渚」がなぜNGなのか分かり、命名に使うか最終判断ができますよ。

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「渚」が名前に良くない3つの理由

「渚」が名前に良くないと言われる理由は、この3つです。

  • さんずいが付く
  • 男性は女性に間違われる
  • 他の漢字との組み合わせが不評

さんずいが付く

「渚」が名前に良くない理由の1つ目が「さんずいが付く」ため。

昔の人は「さんずい」が付く漢字を名前に付けると、こんな連想から縁起が悪いと考えていました。

  1. さんずい=水
  2. 水=流れる
  3. 流れる=溺れて亡くなる

「渚」に限らず「さんずい」が付く漢字全般を避ける人が多くいたんですね。

もちろん迷信ですが、いまでも縁起を担ぐ意味で

困り顔の高齢女性

「さんずい」の漢字を付けると水難事故に遭うから名前には使わないほうがいいわ

とアドバイスする人が存在します。

男性は女性に間違われる

「渚」が名前に良くない理由の2つ目が「男性は女性に間違われる」ため。

このアンケート結果によると、6割の人が「渚」は女の子のイメージだと答えています。

男性でも「渚」の名前の人は有名人も含めて多いですが、世間的には印象が薄いようなんですね。

ですから、男性の「渚くん」の場合、以下のようなトラブルが予想されます。

  •  学校や役所の書類で性別欄が女性にチェックされる
  • 病院などの受付で「渚さん」・「渚ちゃん」と呼ばれる

ささいなことながら、長い人生のなかで何回となく

困り顔の若い男性

女性じゃありません、男性です

と訂正する手間が発生するのは面倒くさいですよね。

他の漢字との組み合わせが不評

「渚」が名前に良くない理由の3つ目が「他の漢字との組み合わせが不評」なため。

「渚」単体で「なぎさ」と読む名前は昔から定番でした。

しかし、近年増えてきた「渚」と他の漢字と組み合わせた名前は以下の2点から不評を買う傾向があります。

読めない(読みづらい)

「渚+◯」で「なぎさ」。

もしくは、「◯+渚」で様々な読み方をする名前は、読めない(読みづらい)との理由で不評です。

たとえば、こんな「渚」を使った命名のバリエーションがありますが、正確に読めるでしょうか?

  • 渚紗(さしゃ)
  • 真渚(まな)
  • 渚央(なお)
  • 結渚(ゆな)
  • 新渚(にいな)
  • 渚月(なつき)
  • 渚波(ななみ)
  • 渚羽(しょう)
  • 渚太(しょうた)
  • 渚冬(なぎと)

「渚」を「な」と読む法則性さえ把握できればいいですが、それを知らないと正確に読むのは困難……。

困り顔の高齢男性

こんな読めん名前は気に食わん!

などと中高年以降の人は特に注文を付けたくなるでしょう。

キラキラネームっぽくなる

「渚」の漢字はキラキラネーム(DQNネーム)のイメージは希薄です。

しかし、他の漢字と組み合わせた難読漢字になるほど、その気配がうっすらと漂い始めます。

古典的な名前を好む人ほどアレルギーのように嫌う傾向がありますね。

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「渚」が名前にふさわしいワケ

「渚」を子供の名前に付ける人が毎年多くいるのは、きっとこんな「ふさわしいワケ」があるためです。

  • ヒット曲のイメージを重ねてもらえる
  • 夏や浜辺のさわやかなイメージが強い

ヒット曲のイメージを重ねてもらえる

「渚」について調べていて頻繁に見かけたのが

笑顔の若い女性

スピッツのファンで『渚』という曲が好きだから、子供の名前に付けたい

という方々。

たしかに「渚」は昔からヒット曲のタイトルやフレーズに使われてきました。

ざっと挙げるだけでも、こんなにあります。

  • スピッツ:『渚』
  • 小泉今日子:『渚のはいから人魚』
  • 松田聖子:『渚のバルコニー』
  • 加山雄三:『想い出の渚』
  • PUFFY:渚にまつわるエトセトラ
  • ピンク・レディー『渚のシンドバッド』

「渚」という場所を悪く言う人は皆無で、多くの人がヒット曲から思い浮かべる良いイメージを持っています。

「渚」の名を持てば、そんなイメージにあやかることができます。

夏や浜辺のさわやかなイメージが強い

「渚」とは、砂浜に海水が寄せては返す「波打ち際」のこと。

「渚」の言葉からは、海と浜辺、そして夏を思い浮かべるでしょう。

大半の人が「海」に触れるのは夏であり、さわやかでポジティブなエネルギーを感じます。

「渚」を名前に入れれば、そんな前向きなイメージにあやかれますね。

「渚」の現在の人気度

「渚」は今現在、どれほど世間では人気があるのか、こちらの2つのデータから推し量ってみましょう。

  • 赤ちゃんの命名ランキング
  • 「渚」が名前に入っている有名人

赤ちゃんの命名ランキング

昨年に生まれた赤ちゃんにどんな名前(どんな漢字)が付けられたのか、ベスト100までが発表されています。

それによると「渚」の順位は……

性別 順位/名前
女の子 ランク外
男の子 ランク外

■参考:明治安田生命 | 名前ランキング2023

なんと、男女ともランク外という結果……。

ここ最近は人気が集中しているとは言い難い状況のようです。

「渚」が名前に入っている有名人

苗字ではなく名前(下の名)に「渚」が入っている有名人をかき集めてみました。

女性有名人

  • 長田渚左:作家
  • 早川渚紗:アイドル
  • 秋元渚:俳優
  • 小田島渚:俳優
  • 高野渚:俳優
  • 阿部菜渚美:俳優/モデル
  • 関水渚:俳優
  • 小田島渚:俳優/アイドル

男性有名人

  • 大島渚:映画監督(故人)
  • 新垣渚:元野球選手

やはり女性有名人にはそこそこいますが、男性となると少ないですね。

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まとめ

「渚」が名前に良くない理由は

  • さんずいが付く
  • 男性は女性に間違われる
  • 他の漢字との組み合わせが不評

以上の3つでした。

「渚」に限らずさんずいが付く漢字はすべて縁起が悪いと言われますが、現代では気にする人が少ない古びた迷信です。

漢字自体に悪い意味はひとつもないため、名付けに使うのに問題はないと断言していいでしょう。

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