「陵」が名前に良くない3つの理由

「陵」は名前に良くないって噂はホント?
天皇や皇后の「お墓」を意味する漢字であることは事実です。

しかし、他に「丘」などの意味もあり、良い面だけ見て命名に使う人は多数います。

「陵(りょう)」は落ち着いた印象があり響きも素晴らしいので、子供の名前に付けたいと思うお父さん・お母さんはたくさんいるでしょう。

しかし、どうやら「名前にはふさわしくない、ダメ、NG!」という強い否定の声も聞こえてきます。

そこでこの記事では

  • 「陵」が名前に良くない理由
  • 「陵」の名前に込められる良い意味
  • 「陵」を使った名前の人気度調査

といった気になる点をまとめてみました。

ミサオミサオ

これさえ読めば、赤ちゃんの名付けの漢字として適しているのか、明確に判断できますよ。

スポンサーリンク

「陵」が名前に良くないと言われる3つの理由

「陵」が名前に良くないと言われるのは、この3つの理由から。

  1. お墓を連想するから
  2. 争いや戦乱をイメージしてしまうから
  3. キラキラネーム(DQNネーム)っぽくなるから

思ったより悪い材料が揃ってる気がしますが、心を落ち着けてチェックしてみてください。

お墓を連想するから

「陵」は「みささぎ」という読み方もあり、これは天皇陛下や皇后陛下などの皇族の「お墓」を指します。

陵墓(りょうぼ)といえば、イメージしやすいでしょうか。

歴史の教科書で出てきた「前方後円墳」がそれにあたり、なかでも仁徳天皇陵が特に有名ですね。

いくら偉い人とはいえ、人の名前に「墓」は適さないだろうと

困り顔の高齢男性

「陵」は名前に良くないよ、不吉だし、縁起が悪いよ

などと強く主張する人がいるのは理解できますね。

この理由を気にされる場合は、似た漢字の候補として「稜」があります。

ただ、そちらも多少は「良くない噂」もあったりして……。

争いや戦乱をイメージしてしまうから

中国の歴史書『三国志』は、小説はもとより漫画やゲームの題材にもなり、日本人にとっても身近な存在。

そんな『三国志』に触れている人からすると

困り顔の若い男性

「陵」って三国志の殺伐とした時代を想像して、名前に良くない気がする

なんて意見も聞こえてきます。

たしかに『三国志』のなかには「夷陵の戦い」という有名なエピソードがあるんですね。

「夷陵」とは長江の本流にある3つの峡谷の総称。

その場所を舞台にした武将同士の戦争です(日本で言えば「関ヶ原の戦い」のような)。

私自身、「陵」の漢字を見ると、中国、はては『三国志』の物語を頭に浮かべてしまうのは正直なところで……。

キラキラネーム(DQNネーム)っぽくなるから

「陵」は比較的に若い親が好んで付けたがる漢字です。

「陵」の漢字単体ではキラキラネーム感は微塵もありませんが、他の漢字と組合せて凝った名前にすると途端に「それっぽく」なります……。

その影響からか、「陵」の漢字単体でも

困り顔の若い女性

なんかDQNネームぽくなるから「陵」は名前に良くない気がする

なんて考える親御さんがいるようです。

スポンサーリンク

「陵」の名前に込められる良い意味

「陵」には良い意味もあります。

その良い意味だけをピックアップして、「こんな人に育ってほしい」という親の願いを込めて命名することも可能です。

その願いがこちらの2つ。

  1. 「大きな人になってほしい」
  2. 「困難を乗り越えられる」

「大きな人になってほしい」との願いを込めて

「陵」には「大きな丘」という意味があります。

「丘陵」という単語がその証拠。

横浜市には「陵」の名を冠する高校が

  • 横浜翠陵高等学校
  • 光陵高等学校
  • 横浜旭陵高等学校

このようにいくつもありますが、これは横浜市が「丘・岡」に富んだ地形にあるためと言われています。

ミサオミサオ

「陵」=「墓」だけの意味だったら、高校に「陵」の漢字は使わないはず。

そんな「大きな丘」のような人、ひいては「ドーンと構えた大きな人」になってほしいという純粋な願いを込めて命名することもできるわけですね。

「困難を乗り越えられる」との願いを込めて

「陵」にはもうひとつ「高い地を乗り越える」という良い意味があります。

行く手を阻む大きな障害を乗り越える、つまり

  • 高い壁
  • 高いハードル
  • 難所
  • 困難

を「乗り越えられるような人になってほしい」という願いを込められます。

誰の人生でも障害はつきものです。

それを乗り越えて、たくましく育ってほしいと願うのはどんな親にも共通した想いではないでしょうか。

「陵」を使った名前の人気度調査

では最後に今現在、「陵」を使った名前は世間でどれくらい人気があるのか

  1. 大手期間が発表した命名ランキング
  2. 「陵」の名を持つ活躍中の有名人

この2つから調査してみました。

命名ランキングで2021年度は何位?

前年度に生まれた赤ちゃんの名前で、上位100位までが毎年公表されます。

そのランキングによる「陵」の結果がこちら。

性別 順位
男の子 トップ100圏外
女の子 トップ100圏外

残念ながら上位100位以内には入っていませんでした。

「残念」と書きましたが、逆に言えばそれだけ他人の子供と名前被りする可能性が低いということ。

ミサオミサオ

人気が集中していない今こそ、選びどきかもしれません。

「陵」の名を持つ有名人一覧

「陵」が名前に入った有名人をピックアップしてみました。

男性

  • 入江陵介(いりえりょうすけ)/水泳選手
  • 小林陵侑(こばやしりょうゆう)/スキー選手
  • 栗原陵矢(くりはらりょうや)/プロ野球選手
  • 池田陵真(いけだりょうま)/プロ野球選手
  • 林陵平(はやしりょうへい)/サッカー選手
  • 佐高陵平(さたかりょうへい)/作曲家・作詞家

女性

  • 花田陵(はなだりょう)/漫画家

男性はともかく、女性では有名な方が少ないですね。

スポンサーリンク

まとめ

「陵」が名前に良くないと言われるのは

  • お墓
  • 争い
  • キラキラネーム

この3つのイメージのせいでした。

特に「墓を意味する」ことを知ると、消極的になる人が多いようですね。

ただ、ほとんどの漢字が良い意味・悪い意味の両方を持つものです。

「陵」にも子供の将来が明るくなるポジティブな意味があるので、どちらを重視するかは名付け親であるあなた次第でしょう。

スポンサーリンク