蟻の行列

小さい蟻が家の中やマンションの室内に出た~~~!

机や棚に置いてあった甘いお菓子や料理に群がってるのを見るとゾ~ってなりますよねぇ・・・・・

こういう小さい蟻を1匹残らず退治する方法をまとめてみましたよ!

小さい蟻が家の中やマンションの室内に出る原因は?

まずは小さな蟻がどうやって家の中やマンションに侵入してくるか、その原因に目星をつけましょう。

●壁の穴、サッシにスキマがある

⇒古い住宅に蟻が侵入してくる原因として考えられるのが壁の穴やちょっとしたスキマです。

●室内に取り込んだ植物の植木鉢

⇒外に置いておいた植木鉢の中に蟻が巣を作っていて、その蟻の巣ごと室内に取り入れてしまうケース(餌を求めて巣から出た蟻が徘徊するわけです)

新築の家やマンションの高層階で小さな蟻が出没する原因は、植木鉢であることが多いようです。私の家でも越冬できない熱帯性の植物の鉢を冬に室内に取り込んでおいたところ、春先になって暖かくなる頃に小さな蟻が出没するようになりました。

この小さい蟻の正体(種類)は何?

日本にはなんと約260種類もの蟻が生息していますが、家の中に侵入してくる小さい蟻の正体として考えられる代表的な種類が以下のものです。

●ヒメアリ
・色は腹部が黒でその他は黄褐色
・体長は1.5mm~2mm

●イエヒメアリ
・色は赤茶色(黄褐色)
・体長は2mm~2.5mm

●ルリアリ
・色は黒
・体長は2mm



これらの蟻に共通する習性は、見つけた餌をその場では食べず、体内に取り込んで巣に持ち帰るという点です(「社会胃」という特別な胃を持っています)

1匹残らず蟻を徹底的に退治する方法

家の中、マンションの室内で小さな蟻を見つけると、すぐ手で潰すなりして処理したくなりますよね?でもこのやり方では何百・何千匹といる蟻をすべて退治するのは無理な話です。

有効な退治方法は小さな蟻が持つ「餌を巣に持ち帰る習性」を利用することです!

●「アリの巣コロリ」

蟻にとって有害なエサを巣に持ち帰らせることで巣全体を壊滅させる定番商品がこちらです。(小さな蟻に使う場合は薬剤を潰して粉状にすると良いです)

●「アリメツ」

小さな蟻の場合、「アリの巣コロリ」の薬剤の粒は大きすぎて運べず効果が発揮されないことがあります。そんなときは薬剤が蜜になっているアリメツが有効です。ドラッグストアやホームセンターでは取り扱いが少ないですがネット通販なら容易に入手可能です。

これら駆除剤の置き場所は?

数十匹の蟻が蜜にたかる様子
できるだけ巣があると思われる場所の近くか、主な侵入経路の近くに置いて確実に蟻に見つけさせることが大事なポイントです。

アリの巣コロリやアリメツも薬剤はプラスチックケース内に入っているので、なかなか蟻に気付かれない場合があります。そういうときは薬剤をティッシュや綿棒に含ませてケースの外に置いて誘導すると良いでしょう(ペットや小さなお子さんがいる家庭では危険かもしれません)

※こうした駆除商品を置くと小さな蟻が一斉に集まるので直接手で駆除したくなる気持ちが湧きますが、ここはぐっとこらえて巣に帰らせるように見守りましょう。

※まだ卵の状態の蟻には効かないので、一回全滅したと思ってもまた侵入してくる可能性があるので数回繰り返す必要があります。

やってはいけない駆除方法があります

室内を我が物顔で歩きまわる小さい蟻を一刻も早く駆除したくて、部屋全体に広がって室内にいる虫をすべて駆除するような殺虫剤を使いたくなる気持ちは分かります。

しかし、そうした室内すべてに効く殺虫剤(バルサンなど)を使うと小さな蟻は薬剤の届いた範囲を避けて別のルートを開拓してしまうだけなんです。

薬剤は歩きまわってる小さい蟻には有効なんですが、巣にいる蟻には届きません。

そのような理由から、ゆっくり時間をかけて巣ごと駆除する方法がベストなんです。

戸棚のなかの砂糖壺にまでたかる蟻の姿

以前に住んでいた家の話ですが、築30年くらい経つ老朽化した家だったため、壁のあちこちに亀裂が入ったり、戸の立て付けが悪くなったりして、あちこちに蟻の出入口があるような状態でした。

テーブルの上のお菓子はともかく、戸棚にしまってある砂糖壺にまで小さな無数の黒々とした蟻がたかってしまうこともあり本腰を入れて対策を立てましたね。

・甘いものを外に出しておかない(冷蔵庫にしまう)
・侵入経路(と思われるスキマに)に殺虫剤を撒く

という原始的なやり方だったので時間はかかりましたが、なんとか退治に成功しました。当時は今のように「アリの巣コロリ」のような商品も知らなかったので苦労しましたが、今だったらもっと楽に対処できるはずです(^_^;)

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