いざ一人暮らしを始めてみたら、びっくりするほど食費が高額に!
そんな「食費にお金を使いすぎているんじゃないか」と不安になっている大学生のために
- 一人暮らしの大学生の平均食費(1ヶ月)
- 食費を抑えるアイデア
- なぜ食費が高くなってしまうのか?
などなど気になることをまとめました。
男子大学生の一人暮らしの食費【1ヶ月あたりの平均】
男子大学生はまだまだ食べ盛りな時期なので、食費がかさむのは仕方ないかもしれません。
東京近郊では?
東京近郊の様々な男子大学生を対象にしたアンケートによると
男子大学生の食費の平均は、【2万5478円】でした。
「一食あたり283円」と倹約・堅実に頑張っている数字ですね。(※単純に1日3食×30日で割った数字です)
コンビニ弁当で済ませてもこの値段は難しいですよね!素晴らしい。
全国平均では?
東京近郊だとこの平均値ですが、全国平均ではもう少し下がりますよ。
大学生協連などが行った複数の調査結果をまとめたデータがこちら。
全国平均(男女混合)の食費の平均は【2万1780~2万2590円】です。
もっとも多いケースでも「一食あたり251円」と本当によく頑張っていますね。
昼はお弁当を持参し、ほぼ完全自炊で2万円以下という学生もいるようですよ。
東京近郊の場合も全国の場合も、上記の金額に飲み会・交際費などの食費が別途かかってしまいますが、これくらいが平均額というのが分かりますね。
女子大学生の一人暮らしの食費【1ヶ月あたり平均】
女子の場合はどうでしょうか?
食べる量が少ない分、男性よりは抑えられているのでしょうか?
東京近郊の女子学生の食費の平均は、【2万2683円】です。
「一食あたり252円」とかなり抑えているのが分かる数字です。
東京近郊でも、上記の全国平均とほぼ同じ額まで抑えられているのですね。
もちろん女性の場合も、これにプラスして飲み会・交際費などの食費がかかっています。
外食派の大学生の平均食費
自炊だと男性・女性どちらも一食200円台に抑えられているようですが、外食派の場合はいくらくらいかかっているのでしょうか?
全国の18~23歳の大学生男女を対象にしたアンケートで分かった金額がこちら。
外食ランチ代
- 男性…530円
- 女性…567円
外食夕食代
- 男性…793円
- 女性…962円
飲み会代
- 男性…2335円
- 女性…2027円
交際費
- 男性…1598円
- 女性…2143円
外食1回1食あたりの額ですが、自炊とやはり大差がありますね。
男子学生のランチ代・夕食代の部分だけを単純に「×30日」にしただけでも3万9690円。
これに朝食代や交際費をプラス、女子の場合はランチ・夕食代の単価があがるので…
毎日この額ではないでしょうが、相当な出費になりそうですね。
大学生の食費を安く抑えるアイデア9選
大学生が食費を抑えるには「三食すべて自炊する」のが一番。
でも、大学の講義・バイト・友だちとの付き合い・サークル活動などで、とてもそんな暇はないですよね?
そこで私がオススメするのがこちらの9つの方法。
それでは、ひとつずつ解説していきましょう。
おかず(惣菜)だけを買いご飯は自分で炊く
自炊すれば食費を安く抑えられるのは分かっているけど、すべて作るのは面倒だし、時間がない!という方。
その場合は、ご飯だけ自分で炊いて、おかず(お惣菜)をスーパーやコンビニなので買うという方法はいかがでしょう?
こうすればお弁当を買うよりも安く済むのは間違いありません。
炊飯器を持っていない大学生は意外と多いかもしれません。
でも電子レンジの所持率は高いでしょうから、ご飯はレンジで炊いてみては?
⇒電子レンジでも1人分のご飯が簡単に!(男性におすすめ)
ご飯やおかずを一度に作り置きし冷凍保存する
自炊に慣れない大学生がよくやってしまうのが、せっかく買ってきた食材を使い切れずに腐らせてしまうこと……。
こうした食品ロスをなくすためには、時間があるときにまとめて料理をして、それをすべて冷凍してしまうことです。
ご飯なら5合分炊いて、一食分ずつに分けて冷凍する。
カレーやシチューを5人分煮てしまい、タッパーやジップロップに一食分ずつ入れて冷凍する。
こうすれば食材を余らせることがないですし、まとめて作るので電気代も節約になります。
また、忙しい毎日でも外食に頼らずに電子レンジで解凍するだけで食事を済ますことができますよ。
まかないの出るバイトを選ぶ
親からの仕送りでは家賃や食費など生活費が足らず、大学生活の合間をぬってバイトをがんばっている学生も多いハズ。
そんな勤労学生さんは、どうせなら飲食店など「まかない」がでるバイトを選んでみては?
まかないとは飲食店で従業員用に作られる食事のことで、お店によってはタダで食べさせてくれる場合もあります。
こういう良心的なお店で働けば、バイトでお金を稼げるうえに食費代まで浮かせますね。
また、大学生がよくやるコンビニバイトでは、お店によっては賞味期限切れの廃棄弁当を自由に食べていい場合もあります。
こういうお店でバイトするのが狙い目ですよ。
まとめ買いをする
大学生はまだ自炊にも慣れていないでしょうから、今日食べるものを今日買う、明日食べるものを今日買う、みたいに「行き当たりばったり」で買い物をしがち。
こういう買い物の仕方は非常にもったいないですよ。
できれば、この先の一週間の食事メニューを決めてしまい、食材はまとめ買いするようにしましょう。
食材は加工品でも野菜でもバラで買うよりも大抵がまとめ買いしたほうが一個あたりの価格が安くなりますから。
特にまとめ買いをするなら「業務スーパー」がおすすめ。
珍しい外国産の食材がすご~く安く売られていたりしますから。
冷凍食品を有効活用する
冷凍食品といえば昔は主婦が食事の手を抜くときとか、お弁当のおかずを手早く用意するときに重宝されてきました。
しかし最近の冷凍食品は味を追求したものが多く、美味しくて安くて、なおかつ調理の時間がかからない食品として注目されています。
たとえば外食でチャーハンを食べるとすると中華店では7~800円が相場ですが、冷凍食品のチャーハンならお店に負けない味で300円くらいで買えます。
他にもフライなどおかずもたくさんあるので、スーパーで冷凍食品が2割り引きになっている日にまとめ買いしておくといいでしょう。
冷凍なので腐らないですし、解凍するだけでおかずの一品になります。
水筒を持ち歩く
食費は何も食べ物に限りません。
大学に行ったときや、バイト先などで喉が渇いてついつい120円の缶コーヒー、160円のペットボトルのお茶などを買っていませんか?
こういう飲み物だって食費のうち。ここも削る対象にいれましょう。
3,000円くらいでちゃんと保冷(保温)の効く水筒を購入し、家で緑茶やコーヒーを入れて持ち歩くようにしてみては?
無駄な糖分を摂らないで済むのでダイエットにも有効ですよ。
安い飲食店を知人からリサーチする
どうしても自炊する時間がないときや、美味しいものを食べたいときは外食に頼ることもあるでしょう。
そんなときのために大学の友人や先輩から近隣の安くて美味しい飲食店をリサーチしておいてください。
大学周辺にはそういった大学生向けの安い飲食店が集まっているものですから、候補は意外とたくさんあるはずです。
一ヶ月の予算を決めてしまう
一ヶ月が過ぎたあと、振り返ってみると一人暮らしなのに食費が驚異の4万円超え!
こういうのは計画性がなさすぎです……。
やはり最初に1ヶ月あたりの食費の予算を決めてしまうのが一番。
1日あたりの食費から逆算して一ヶ月の予算を決めるのもいいでしょう。
こうした通常の食費とは別に緊急時用として別にお金をプールさせておけば、急な食事会や飲み会にも対応できますよ。
スーパーの半額弁当を狙う
料理がまったく出来ない男子大学生や、料理が嫌いという女性はどうしても外食(中食)が多くなって食費が高くなりがち……。
一人暮らしを始めたからといって急に料理をするようにはなりませんよね?
そういう人は割り切って、スーパーの半額弁当を狙ってみては?
スーパーでは売れ残ったお弁当やサンドイッチなどを閉店の1時間くらいまえから半額に下げてしまいます。
24時間営業のスーパーでは夜8時~9時くらいになると半額シールがペタッと貼られますから、その時間帯を狙ってゲットしてみてください。
一人暮らしの大学生の食費が高くなる理由
私が独自にリサーチしたところ、一人暮らしの大学生の食費が高くなるのは、こんな理由があるからですね。
- 飲み会に頻繁に誘われる
- 高い食材を買ってしまう(有機野菜や国産のもの)
- 付き合いで外食する機会が多い
- つい外食してしまう(バイトで自炊する時間がない)
- ホームパーティをよくやる
- デートで高い外食をする
このなかで特に負担が大きいのが「飲み会」の誘い。
大学のサークルやバイト先の仲間など、月に2~3回は誘われるという人が多いでしょう。
こういう誘いは2回に1回は断るくらいの気持ちがないと食費がかさむばかりですよ。
大学生の飲み会の断り方はこちらの記事でくわしく紹介しています。
まとめ
一人暮らしの大学生の食費についてまとめてきました。
あらためて振り返ると
- 1ヶ月の平均は2万1780~2万2590円
- 一食あたりでは約250円
これがリアルなデータになります。
理想論では3食を自炊すれば分かりきっていますが、それはほとんどの大学生には無理な話。
一日のうち2食を出来合いの惣菜や冷凍食品を頼ってみるというのが現実的な節約方法になると思います。