4月1日は、エイプリルフール。
この行事(イベント?)は日本でいつから行われるようになったんでしょうか?
少なくとも私が子供の頃にはすでにあったし、60代後半になる両親に聞いても
俺が若い頃からあったぞ
というので、50年以上は昔からあることは確実ですけど・・・・・・
そこで
- エイプリルフールは日本ではいつから?
- 世界ではいつから始まった?
- 日本と世界のエイプリルフールの違い
こんな情報を手短にまとめていきましょう。
なお、ここに書いてあることは全て真実なのでご安心を(笑)
エイプリルフールは日本ではいつから知られるようになった?
- 日本にエイプリルフールが伝わったのは?
- 大正時代
ですから、今からもう約100年も前のことになります。
もはや日本でも伝統的な年中行事と言えなくもないですね。
しかし、エイプリルフールが知られるようになる前は、日本では4月1日は「不義理の日」と呼ばれていました。
不義理の日とは、普段から「不義理をはたらいている(義理を欠いている)」方に対して、
私はお陰様で元気にやっておりますが、お変りないでしょうか?
という風な挨拶と近況を伝える手紙を書いて送る日とされていました。
しかし、エイプリルフールという習慣が入ってきたために脇に追いやられ、いつしか忘れられていったようです。
世界ではエイプリルフールはいつから始まった?
では、世界ではいつ頃エイプリルフールが始まったのでしょうか?
実はこれには諸説あって、「いつ」とは断言できないようです。
有力な説のひとつが、1564年のフランス。
この時代のフランス王であったシャルル9世が、従来は「3月25日を新年」と定めた暦を独断でグレゴリオ暦である「1月1日」に変更します。
フランス国民は突然の変更を受け入れられず反対運動が起こり、自分たちで勝手に4月1日を新年として定めて祝っていたそうです。
それを知ったフランス王のシャルル9世が激怒し、住民を捕らえて処刑するように命じました。
このとき処刑されたのは大人だけではなく、年端のゆかぬ子供も含まれていたといいます。
この命令に抗議し、風化させないためとして、4月1日を嘘の新年として毎年祝うようになりました。
この説を信じるならエイプリルフールの起源は、16世紀のフランスということになります。
※16世紀というと日本ではまだ江戸時代が始まるちょっと前、戦国時代にあたります。
※仏教での修行がもとになったインド起源説もあります。
日本と外国とエイプリルフールの違い
この習慣は外国から来たものだけあって、日本とは力の入れようが違います。
アメリカやヨーロッパでは大手新聞が一面に堂々と嘘記事を載せても許されるくらい社会に浸透しているんです。
有名なエイプリルフールのウソといえば
- イギリスのビッグベンの時計がデジタル化される
- スパゲティがなる木が見つかった
・・・などなど。
日本ではせいぜい一部の企業が「分かりやすいウソ」をネット(公式サイトやツイッター)に掲載するくらいですから規模が段違い!
なお、嘘が許されるエイプリルフールでも一応は嘘のルールがあります。
そのへんの事情は下の記事をご覧ください。
「エイプリルフール」を日本語に訳すとどういう意味?
エイプリルフールは英語で書くと「April Fool」になります。
「Fool = 馬鹿」
なので単純に直訳すると「四月馬鹿」ですね。
意味としては、「4月1日に嘘で騙された人」(=バカ)ということですね。
まとめ
- 日本には大正時代にエイプリルフールが伝わった
- 16世紀のフランスがエイプリルフールの起源
- エイプリルフールは「四月馬鹿」を意味する
学生時代に友達のひとりとたまたま4月1日に遊びに行く約束をしていました。
当時住んでいた町の駅前で集合して電車に乗る予定だったんですが、待ち合わせ場所に着く直前になって、その日がエイプリルフールをだったことを思い出しました。
先に到着している友達の姿を確認して物陰に隠れて、そこから「ごめん、行けなくなった」と電話。
肩を落として帰りかけた友達の後ろから「ウソ~」とネタバレして登場すると、想像以上のリアクションでびっくりしてくれて大成功でした♪
でもキレやすいタイプだったら、ウソが通じなくて友情にヒビが入ってたかもしれませんね。
ウソはホドホドに、です。