オシャンティーの意味を知ってますか?
私みたいなオジサン世代には、意味不明な言葉。
若者言葉なので一定の年齢以上の人には、チンプンカンプンですよね?
そこで今回は
- オシャンティーの意味
- オシャンティーの語源
- いつから流行っているのか?
- もう古い死語なのか?
などなど、くわしく解説します。
オシャンティーとは?意味を解説
オシャンティーとはそもそもどんな意味があるのか、正確なところって意外と知らないですよね?(私もそうです)
そこでネットの辞書で調べてみました。
「オシャレであること」「お洒落な人」を意味する若者言葉。いわゆる「ゆとり語」の一つとされる。2011年女子中高生ケータイ流行語大賞にも「あげぽよ」「パティーン」などと共にランクインしている。
ずばりストレートに「おしゃれな人や物(洋服や家具)」を形容する言葉ですね。
ですから、たとえば恋人や妻(夫)が新しい服を着ていたら
オシャンティーだねー
という使い方をすればいいかと。
オシャンティーの語源
オシャンティーという言葉は「おしゃれ」をアレンジしたのが語源なのは間違いありません。
地元民を「ジモティー」と呼ぶように「○○+ティー」で「○○な人」を意味する言葉遣いが元々ありました。
それを転用して「おしゃれ」の語尾に「ティー」をつけて、おしゃれな人を形容したのがその成り立ち(語源)と推測されます。
オシャンティーは誰が最初に言い出した?
「オシャンティー」なる言葉は最初に誰が言い出したとかというと
- 指原莉乃(元AKB48)
- きゃりーぱみゅぱみゅ(歌手)
この2人の名前が候補に挙がります。
しかし、よく調べてみると彼女らはすでに存在していた「オシャンティー」を積極的に使って流行らせただけで、発祥ではないみたいですね。
その証拠がオシャンティーがインターネットで検索され始めた年代と、指原莉乃やきゃりーぱみゅぱみゅがブログやでオシャンティーを使い出した時期の比較です。
この2人のオフィシャルブログでの投稿で「オシャンティー」を最初に使った時期を調べてみた結果がこちら。
- きゃりーぱみゅぱみゅ・・・2010年
- 指原莉乃・・・2011年
続いてインターネット上でオシャンティーが検索された始めた記事を調べた結果がこちら。
「Googleトレンド」はその言葉がどれくらい検索されたかという人気度が調べられるサイト。
分かりづらいですがオシャンティーが検索され始めたのは2009年2月だと読み取れます。
つまり、きゃりーぱみゅぱみゅや指原莉乃がブログで使い始めたのは随分とあとになってからであり、けっして最初に使い出した張本人ではないということです。
いつから使われていた?
一説では2005年以前からすでに使われていたという話もあるので、すでに15年ほど前の言葉になります。
しかしそれ以上は残念ながら遡ることはできず、最初に誰が言い出したか(発明したか)は分からずじまいでした……。
こういう流行り言葉って言い出しっぺを見つけるのは困難なんですよね。
オシャンティーはもう古い?死語?
わりと若い年代の人しか使わないオシャンティーという言葉。
最近になってやっと40代以降の人にも認知されてきましたが、若者言葉が中年以降の人に知られる頃には死語になっていることがほとんど。
若い人の感覚でいうともうオシャンティーなんて古いのかもしれません。
その証拠に先ほどのGoogleトレンドのグラフによるとネット上でもっとも盛んにオシャンティーが検索されたのは2011年11月のこと。
ここ数年は一定の検索数はありますが、全盛期の5分の1くらいに減っています……。
私の肌感覚でいうと、30~40代以上の人間は口に出して言うのが恥ずかしい言葉であり、10~20代の若者の間でしか流行っていない気がします。
そういった年齢に限定される流行語は一般化されず、数年経つと使われない死語になるケースが多いでしょう。
現在はまだ古いとは言えませんが、あと5年もすれば完全な死語になると予想します。
オシャンティーを英語でいうと?
観光のために訪日する外国人や日本で働く外国人労働者が増えています。
そんな人たちにオシャンティーを英語で紹介するとなったら、どう表現すればいいのでしょうか?
Google翻訳に聞いてみると「Oshantee」という、発音の音のまま英語にしたような言葉が返ってきました。
これだと英語圏の人には通じないので、オシャンティーの意味である「おしゃれな人」で翻訳した結果がこちら。
Fashionable person
ファッショナブル・パーソン(笑)
ややダサい響きですが、もし外国の人に「オシャンティーってどういう意味ですか?」と尋ねられたら、自信を持って「Fashionable personです!」と教えてあげてください。
まとめ
オシャンティーの意味や語源、誰が言い出したのかなどをまとめてきました。
あらためて要点だけ抜き出して振り返ります。
- オシャンティーの意味は「おしゃれ」、または「おしゃれな人」
- 語源はジモティーに共通する
- 最初に言い出した人は不明
- 2005年以前からあったと推測される
- あと数年で死語になる可能性が高い
- 英語ではFashionable person
正直に言うと私はもう40代なので、今まで一度としてオシャンティーを口にしたことがありません。
この言葉を聞いたのは若いDJがパーソナリティーを務めるラジオで、もうかれこれ7~8年前だったと思います。
思えば最も盛んに使われていたのが、2011年前後だった気がしますね。
最近ではテレビでも聞くことがほとんど亡くなってきたようです。
まだ古いとは言えませんが、定着しないで消えていく運命のような予感をひしひしと感じる今日このごろ。
■ホントはよく知らないカタカナ英語たち