鍋料理なんて嫌いだ!
という旦那さん、子供さんは意外と多いと聞きます。
ここではその嫌う理由を深く掘り下げて、どうやったら美味しく食べてもられるか「好きになってもらう良案」を解説していきます。
旦那が鍋料理を嫌いな理由
旦那さん(夫)が鍋料理を嫌いな理由として考えられるのはこの4つのどれかではないでしょうか?
- ひとつの鍋で箸をつつきあうのがイヤ
- 熱くてすぐに食べられないから
- おかずにならないから
- 食べる分量を気にするのが面倒
鍋料理の良さを全否定するような理由ばかりですが、ここは怒りを抑えてそれぞれの嫌いな理由をもう少しくわしく見ていきましょう。
ひとつの鍋で箸をつつきあうのがイヤ
若い女性が他人と鍋をつつくなら、ジカ箸を嫌うのも理解できます。
しかし男性でもなかにはいるんですね、超潔癖なタイプが。
家族同士ならいいかと思いきや、両親と同居などしていると気になるみたいです。
それならまだ理解もできますが、もっとひどいと奥さんや子供とひとつの鍋をつつくのが苦痛に感じる人も……。
熱くてすぐに食べられないから
もともと猫舌で熱いものが苦手という人がいるのは仕方がないですね。
鍋料理はカセットコンロでつねにぐつぐつと沸騰状態ですから、そういう猫舌の人にとっては拷問に近いものがあります。
そういた体質的にダメな人以外にも、仕事から疲れて帰ってきてちゃちゃっと簡単に食事を済ませたい男性にとっては鍋料理の熱さは面倒くさい以外の何物でもありません。
おかずにならないから
私のまわりの男性でもこういう理由から鍋を好きになれない(どちらかというと嫌い)だという人が多かったですね。
どういうことかというと、汁(スープ)につかっている料理はすべて味噌汁のような存在に感じてしまうため。
なので鍋料理を「おかず扱い」できないんです。
そういう人は大抵がご飯は納豆とか海苔で食べて、鍋は具を少し入れて汁をメインに飲んでおしまい。
見ている方は悲しくなりますが、そういう食習慣の人も少なからずいるのです。
食べる分量を気にするのが面倒
まわりに気を遣うタイプの男性に多いのがこの理由。
「肉はどれくらい食べていいんだろう?」
「食べすぎてしまったかな?」
「逆に野菜ばかり食べてしまったかな?」
というふうに他人が食べる分量を気にしてしまうのでそれがストレスに感じてしまうそうです。
たしかにこれは男性女性に限らず誰でも多少は感じることですが、繊細な人にとっては負担以外のなにものでもありません。
子供が鍋料理を嫌いな理由
自分自身が子供の頃、鍋料理が好きだったかなぁと思い返すと、けっこうな割合で「嫌いだった」人が多いのではないでしょうか?
その主な理由がこちら。
- 淡白であっさりしすぎているから
- 同じ味がずっと続くから
- 野菜がメインだから
思い当たるフシがありますよね?
ではそれぞれの理由をくわしく見ていきましょう。
淡白であっさりしすぎているから
私が子供の頃を思い出すと、特に湯豆腐が食卓にあがったときにこういう感想をもらして食が進まなかった記憶があります。
大人になると淡白であっさりした鍋料理も好きになりますが、ラーメン・ハンバーグ・スパゲティなど油っこくてこってりしたメニューが好きな子供にとっては美味しく感じないのも無理ありません。
同じ味がずっと続くから
鍋料理を食べるときは、メインの鍋と白米のみしか食卓に並びません。
すると当然ながら最初から最後まで鍋料理のダシ(汁)の味だけが続くことに。
これが子供にとっては単調で苦痛に感じるようです。
大人なら途中で唐辛子を振ったりなど味に変化をつけられますが、子供にはそれは無理ですから不満の声が上がるんでしょうね。
「もう飽きた」って言われるのも無理からず……。
野菜がメインだから
鍋料理の良さは普段あまり摂れていない野菜をたっぷり食べられる点にあります。
大人にはそれがメリットになるわけですが、子供にとってはそれが鍋料理を嫌う最大の理由に……。
たしかアニメ「ちびまる子ちゃん」にもまるちゃんが鍋料理が嫌いだと母親を困らせるシーンが会った気がします。
それも嫌いな野菜が食べたくないから。
いつの時代も子供は野菜が嫌いなのは仕方なく、それが鍋料理全般を嫌う理由になるんですね。
旦那と子供に鍋料理を食べさせる秘策
旦那さん(夫)と子供たちにどうしたら美味しく鍋料理を食べてもらえるか、それぞれの嫌う理由を解決する方法をいくつかご紹介します。
鍋に取り箸やレンゲを付ける
思春期になる娘さんは父親が箸をつけた鍋から食べるのを嫌がるかもしれません。
また旦那さん自体が潔癖症で「ひとつの鍋をつつきあう」のが苦手かもしれません。
そんな場合は、最初から鍋に取り箸と汁をよそうためのレンゲなどを置いておきましょう。
そういうルールにすると一度決めてしまえば自然とそれが当たり前になるはず。
カセットコンロは使わない
猫舌の旦那さんやお子さんがいる家庭では無理に熱い状態で食べる必要はないでしょう。
カセットコンロを出して常にグツグツ煮るのはやめてしまえばいいのです!
ガスコンロで鍋の具材をすべて煮てしまって、鍋だけをテーブルの上に(鍋敷きを敷いて)置けばOK。
こうすれば次第に冷めていくので、いくら猫舌の人でもほどよい温かさで食べられるでしょう。
土鍋はふつうの金属の鍋より冷めにくい性質があるので、食べ終えるまでは冷たくなる心配はありません。
水炊き・湯豆腐・寄せ鍋は禁止
「おかずにならないから鍋が嫌い」という人がイメージする鍋料理は水炊き・湯豆腐・寄せ鍋なんだと想像します
もしかして、こういう鍋ばかり作っていませんか?
子供が「淡白であっさりしすぎ・野菜ばっかり」だから鍋料理を嫌う理由もこうした鍋の責任が重いでしょう。
昔と違っていまはどんどん鍋のバリエーションが増えて、常識を壊すような味付けが登場していますよ。
たとえば
- カレー鍋
- チーズ鍋
- 餃子鍋
- 酸辣湯鍋
こんな鍋なら元料理はメインをつとめるものばかりですし、子供にとっては大好物ばかり。
和風の鍋は味付けが基本的に淡白ですが、こうした変わり鍋はこってりとした濃い味付けで「おかずにならない」とは言わせません!
また野菜がメインになりがちの和風鍋とちがってこれらは肉もどっさり入るので育ち盛りの子供や、肉好きの旦那さんも大満足でしょう。
しかもカレー鍋やチーズ鍋はシメにご飯を入れてリゾットにできますし、餃子鍋や酸辣湯鍋は最後にスープに面を入れれば立派なラーメンにチェンジ。
これで「味に変化がない」という不満もシャットアウト!
大きな取皿を家族分だけ用意する
大家族でひとつの鍋をつつくと、誰が肉を食べ過ぎたとか、誰が野菜を食べていないとか色々な争いごとの元になりますよね。
繊細な人は遠慮して十分に食べることができなかったりします……。
そんな事態にならないように鍋料理を食べるスタイル自体を変革して、めいめいの取皿に最初にすべて分けてしまうという方法はいかがでしょうか?
大きめの取皿を家族分用意し、すべての具材を煮てしまって、それを分けるしまうわけです。
こうすれば全員が均等にすべての肉・野菜・魚介類を食べられますので、遠慮する必要もなくなります。
口をつけた箸を鍋に入れて取り合う食べ方がどうしても苦手という人にもこの食べ方なら精神的に負担がありませんね。
まとめ
日本人にとって冬の楽しみのひとつが鍋料理なんですが、なかには大嫌いという人も少なからずいます。
その理由をまとめると
- ひとつの鍋で箸をつつきあうのがイヤ
- 熱くてすぐに食べられないから
- おかずにならないから
- 食べる分量を気にするのが面倒
- 淡白であっさりしすぎている
- 同じ味がずっと続く
- 野菜がメインだから
この7つに集約されるはずです。
少なのは味自体が嫌いというわけではない点。
ちょっとした食べ方や汁の種類を変えるだけで今まで嫌いだった旦那さんや子供さんも喜んで食べてもられるはず。
今年の冬こそ、ご家族全員で鍋料理をお楽しみください!