古米のおいしい炊き方って、探せばけっこうあるんですよ!
新米をたくさん買ってしまい、食べきれないまま保存していたら、すっかり古米に・・・・・・
こうなってしまうと普通に炊いてもご飯が固かったり、臭いがしたりして、まともに食べられません(汗)
そこで我が家でいろいろ試したなかで、ホントに効果があった美味しい炊き方をご紹介します。
古米を炊くときの基本的な知識
古米は普通に炊くと、パサパサしてお米本来の粘りがなく、その代わりに臭いがあります。
こういった時間による劣化をカバーするためには
・とぎ汁の濁りがなくなるまでよく研ぐ
・浸す水の量を多くし、ぬるま湯を使う
・1時間は給水させる(季節に関係なく)
新米を炊くのと比べて「よく研ぎ・水を多く・給水時間を長く」するのがコツ。もし家庭用精米機をお持ちなら、もう一度精米すると臭いの元の糠が取れるそうです。
こういう炊き方をしても味や見た目が変わらない場合は、下記の方法を試してみてくださいね(^^)
キラキラ感を出したいときは「油」!
古米と新米の一番の違いって、炊きあがった時のキラキラ感だと思います。炊飯器を開けた時、新米だとお米の一粒一粒が輝いて見えますが、古米だとそれがまったくありませんよね?
キラキラ感を出したいときは
オリーブオイルを入れます!
サラダオイル(油)を入れるという意見もありますが、オリーブオイルのほうが無味無臭なのでお米の味を邪魔しないと感じました。
臭いが気になるときは「お酒」!
古米を炊いた時の独特の臭いって気になりますよね。食欲が落ちる臭いです・・・・・
古米臭さを無くすには
お酒を入れます!
このお酒は日本酒の他に料理酒でも代用できます。入れる目安は4合に対して大さじ1くらい。
見た目の色が悪い古米には?
古米ってそのまま炊くと、新米と比べて黄色がかっていて、いかにも美味しくなさそうです。これでは食欲が湧きませんよね?
こういう見た目の悪さを無くすには
みりんを入れます!
古米4合に対して大さじ1くらいが適量です。
新米独特の甘みを出したいときは?
毎年9月ごろに出回る新米はふっくらしていて、どことなく甘みを感じます。しかし、古くなった古米にはまったくありせん。
甘みを出すときは
ハチミツを入れます!
お米4合に対して小さじ1くらいが適量です。あんまり入れ過ぎると逆に不自然に甘くなってしまい気持ち悪くなるのでご注意ください。
上白糖など砂糖でも甘みは出ますが、ハチミツのほうが自然な気がしました(^^)
※みりんを入れて炊いた場合も少し甘くなるので、合わせて炊く場合はハチミツの量をもっと少なくしたほうがいいかもしれません
ちょっとお金をかけて古米をグレードアップする裏ワザ
お金をかけずに古米を美味しくするなら上記の方法がベストですが、すこしお金をかけると古米の味がグーンとアップしますよ。
それが餅米を入れる方法です。
古米に1割程度の餅米を入れて炊きます。すると全く粘り気のないマズイ古米でも、餅米の強力な粘り強さが加わることで全体の粘り度がアップします。
餅米は1kg400~500円くらいですから、ぜひ一度お試しください!
古米に向いた食べ方(レシピ)は?
これらの方法を試しても、どうにも改善されないくらいの古米(古古米)は、もうそのまま白米で食べることは諦めたほうがいいかもしれません。
白米で食べられない古米は
- 炊き込みご飯
- チャーハン
- ピラフ
- おかゆ
- リゾット
に最適です。
古米って水分が飛んでしまって硬くなっているわけですが、その欠点を逆に利用するわけですね。こういう味付けのご飯って柔らかいよりも固いお米の方が合いますから。
また、ご飯でパンが焼けるホームベーカリー(GOPANなど)をお持ちなら、パンとして消費するのも良いアイディアでしょう。
⇒圧力鍋で炊いても美味しくなるそうですよ(^_^)
最後のまとめ
毎年7~8月頃は新米が出回る直前の時期なので、普通に売られているお米も収穫から時間が経って美味しくありません。
我が家ではそんな古米というほど古くはないお米でも料理酒とみりんを入れて炊くことがあります。基本はこのふたつを足すだけで全然違いますよ☆