領収書の宛名は「上」で!…とお願いするこの「上様」の意味って??
「上様」が使える時とダメな時がある?…その理由は?
その意味と使える場合をしっかりと理解して領収書を貰っている人ってどれくらいいるのでしょう(^-^)?
会社で経理をされている方などは熟知していそうですが…実際に貰ってくる社員の方達はどうでしょう?
提出した領収書を、経理に受け付けて貰えなかった…とならないためにも!
ここでは
・「領収書の上様(うえさま)の意味とは?」
・「上様を使える時・ダメな時 + 禁止の理由」
・「領収書の代わりにレシートでもOK?」
・「ネットで話題を呼んだ領収書(^人^)」をご紹介します。
領収書の上様(うえさま)の意味とは?
領収書の宛名に「上様」と書いてもらう事ってありますよね。
上様~!!
なんか…ちょんまげの殿様を呼ぶみたいですね(笑)
『上様の意味』
⇒時代劇で殿様・将軍などを呼ぶ時に使います
●「上得意」「上客」の略
⇒この意味の時に限り「じょうさま」と呼びます
一般的には「うえさま」と読むことが多いです。
※このように「上様」には2つの由来があります。
つまり領収書を書く人(店員)から見て、立場が上になる人(領収書を貰う側)を表した呼び方(書き方)として「上様」を使うわけなんですね!
「上様」を使っていい時は?
上様を「使える時」と「ダメな時」って、どういう場合なのでしょうか?
『宛名が上様でも使える(経費で落ちる)場合』
●小売業・飲食店業・写真業・旅行業など特定の業種の場合(3万円以上も落ちる)
「個人事業主」が上記のどれかの条件を満たしている場合です。
※これらの場合は「上様」だけでなく、宛名の記載がなくてもよいことになっているようです。(消費税法第30条及び施行令49条より)
使ってはダメな時と、その 禁止の理由とは?
『宛名が上様だとダメ(経費で落とせない)場合』
『会社の領収書に上様はダメな理由』
不特定多数の社員が領収書を貰ってくる「会社」の場合は、個人で購入したものを⇒会社の経費として落とす、という事も起こり得るので不正防止の観点から「上様」は禁止とされています。
※上様と同じで用途の「品代」もチェック対象となる可能性があるので注意しましょう。
領収書の代わりにレシートでもOK?
領収書の代わりにレシートでも良いかどうか?というと…
【レシートがダメということはありません】
という言い方になってしまいますf(^^;)
「領収書しか認めない」という会社もまだまだ多いため、領収書で処理をする方が安心ではあります。
これは…昔のレシートには「店名・住所・品名」が記載されていないものもあり、それらを明確に記載するために領収書を用いた、という流れからのようです。
現在のレシートは店名~品名に至るまで、とても詳細に印字されているので、領収書よりも優れていたりします。
店名・住所・品名が細かく印字されていて証拠力がとても高い
☓レシートの欠点
宛名が記載されておらず支払者が不明
○領収書の利点
店名・住所・品名に加えて「宛名」も記載されるので支払者が明確
☓領収書の欠点
用途を「品代」と記載できるため実際の用途が不明
会社がレシートも受け付けてくれるとはっきり分かっている場合以外は、「社名」と「実際の品名」がしっかりと記載された領収書を持ち帰るのが一番安心なようですねヽ(^。^)ノ
ネットで話題を呼んだ領収書
余談になりますが…ネット上で話題を呼んだ領収書をご紹介します(~o~)
↓↓
店員が宛名をどうするかと尋ねてきた
↓↓
「上でいいです」と返答
その結果、店員が書いた宛名欄には…【ウエディ】様
ウエディ様って(苦笑)
「株式会社ウエディ」ありそうな名前だけど…「上でいいです」⇒「ウエディです」
「上様」を知らないとこういう解釈もありえるんですね~\(◎o◎)/!