富士山五合目の標高ってどれくらいなのでしょうか?
登山するつもりはなくて、ただ五合目まで自動車でドライブで行くとしても、高さを知っておきたいですよね?
まさか高山病になる危険はないとは思いますが、下界とは違う気温の低さなどが気になったのでくわしく調べてみました!
富士山の代表的な4つの五合目と標高(高さ)
富士山で五合目と呼ばれているのはいくつかありますが、代表的なのが以下の4つです。
富士山五合目の名称と種類
●須走口の五合目(県道150号)
●富士宮口の五合目(県道152号・180号)
●御殿場口の新五合目(県道152号)
各五合目まで自動車で行くことができ、駐車場が有ります。(マイカーが規制される期間もあります)
このうちの「富士スバルライン五合目」が、富士山観光のメインで、ただ単に「五合目」と呼ぶときはここを指す場合がほとんどです。
4箇所の五合目の標高(高さ)
では、それぞれの五合目の標高(高さ)を見ていきましょう。
●須走口の五合目・・・2000m
●御殿場口の新五合目・・・1450m
●富士宮口の五合目・・・2400m
4つともそれぞれ微妙に標高が違うことに驚かれるのではないでしょうか?
同じ五合目なのに標高が違う理由
なぜ同じ五合目を名乗るのにそれぞれ標高が違うのか不思議ですよね。
その秘密は「○合目」の決め方にありました。
一般的な山では
・標高を10等分
このどちらかの方法で標高を決めています。
しかし、富士山の五合目というのは「自動車で行ける道の終点」の場所に定められています。
そのため各ルートで標高が違ってくるわけですね。
富士スバルライン五合目の気温
五合目まで登ってきたら駐車場に車を停めてしばらく雄大な景色を眺めたり、食事したりお土産を買ったりすると思います。
その際、その周辺(駐車場)の気温が何度なのか気になりますよね?
気温というのは標高が100m高くなるにつき0.65℃ずつ下がっていくと言われています。
それを踏まえて計算すると、富士スバルライン五合目の標高は2300mですから、標高ゼロ(平地)付近と比べて15℃も低くなります!
8月の猛暑日で下界(平地付近)が33℃あっても、富士スバルライン五合目は18℃くらいだと予想できますね。
いくら暑い季節でも一枚上着を持って行ったほうが良さそうです。
富士山の五合目でも高山病の危険はある?
こうして調べると五合目でもかなりの標高の高さがあることが分かりました。
2000m級の山なんてほとんどの人が登ったことが無いでしょうし、富士山以外で自動車で登ってこられる山は他にないのではないでしょうか。
なので「2000m」と聞くと「高山病は大丈夫かな?」と思うのは無理ありません。
しかし、高山病にかかる危険性がある標高は「2500m以上」であると一般的に言われています。
よって2400m以下の富士山五合目では発症する危険性は低いそうです。
※七合目あたりから高山病の危険性が出てきます。
ただ、まれに五合目でも具合が悪くなり高山病の症状が出る方がいるという話もありますから、体調の変化には気をつけるべきですね。
まとめ
富士山に登山するというと、ちょっと抵抗があります。あれだけの高さですから生半可な気持ちで登れませんよね(準備も時間もかかりますし)
私としては五合目までドライブして自然を満喫したり、富士五湖あたりの温泉にはいったりするだけで満足です(^^)
世界遺産に認定されるような美観を取り戻すには、入山者がちょっと多すぎると思うので、私みたいな人は自粛しておきます(笑)