頭を抱える男性

相殺の読み方は分かりますか?

まさか「あいさつ」とか「そうさつ」みたいな読み方をしていませんよね?

私自身もずっとどう読むのが正しいのか分からず、人前ではなるべく口に出すことを避けていました。

ミサオミサオ

正しい読み方を知ったのは30代を過ぎてからでした(遅すぎ!)

そこでこの記事では

  • 相殺の読み方
  • 相殺の意味
  • 相殺の使い方の例

こんな内容を過去の私みたいな人のためにご紹介します。

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「相殺」の読み方は「あいさつ」「そうさつ」?

「相殺」という漢字を素直に読むと「あいさつ」・「そうさつ」になりますよね。

でもこれ、どっちも間違いなんです。

  • 「あいさつ」⇒間違い
  • 「そうさつ」⇒間違い

相殺の読み方の正解は「そうさい」なんですよ。

※相殺と書いて「そうさつ」と読むこともあるのですが、これは「互いに殺しあうこと」という全く別の意味で、普段はほとんど日常会話で使われることのない読み方です。

相殺の意味

相殺をさらっと使えると「仕事のできるビジネスマン」って感じがしますよね。

ホントは意味をちゃんと知らなかったりしても、つい使いたくなる言葉です。

でも恥をかかないように正式な意味を辞書にあたってみましょう。

1. 差し引いて、互いに損得がないようにすること。帳消しにすること。また、長所・利点などが差し引かれてなくなること。

2. 二人が互いに相手方に対して同種の債権を有する場合、双方の債権を対当額だけ差し引いて消滅させること。

出典:相殺(そうさい)の意味 – goo国語辞書

と、このように辞書で引くと、よく分かりますね。

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相殺の使い方の例

相殺は実際に「こんな場面で使える」という例をいくつか考えてみました。

例:その1
友人に1000円の借金があったとして、その友人に1000円分の晩飯をおごって借金をチャラにしたとき。⇒晩飯のおごりで借金を相殺した
例:その2
法定速度を必ず守る安全運転が自慢だった人が、路肩にちょっと車を停めて用事を済ませてきたら駐車違反の切符が・・・ああ、もう少しでゴールド免許だったのに・・・・⇒安全運転を心がけていたのに、たった一回の駐車違反で相殺されてしまった
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まとめ

相殺の正しい読み方は、「そうさい」でした。

まだ20代前半の友人がいるんですが、彼に「相殺をどう読むか知ってるか?」と聞いたところ、自信満々で「そうさつ」と答えました。

なんでも彼が働いているバイト先では、普通に「そうさつ」で通っているんだとか。

そこは店長も含めてすべて10~20代の若い世代しか働いていないそうで、間違いを指摘する人がいないんでしょうね。

こういうことが続くと、いずれ「そうさい・そうさつ」の両方どちらも正しい読み方に変化していくかもしれませんね。

「重複」が「じゅうふく」でも通じているみたいに。
じゅうふく・ちょうふく※正しい読み方はどっち?2つの違い

※こういう本来の正しい読み方とは違うのに、次第に市民権を得たものを「慣用読み」といいます。

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