リスペクトの意味って、なんなんですかね?
いつも「知ったかぶり」で使ってますけど、ちゃんと正しい意味と使い方って案外知らなかったりします^^;
テレビやブログ(ネット)でみんな当たり前のように使ってるのに、いまだにいまいちピンときていない人のために、がっつり調べてみましたので覚えて帰ってくださいまし。
まず辞書で「リスペクト」を調べると?
オトナになると滅多に調べ事なんてしませんが、ここは調べ物の王道である「辞書」にあたってみましょうか。
リスペクト【respect】の意味とは?
[名](スル)尊敬すること。敬意を表すこと。価値を認めて心服すること。
出典:goo辞書
つまり、「誰か(何か)を尊敬している」という時の「尊敬」の代わりに「リスペクト」を使っているわけですね。
感覚的には「尊敬する」や「敬意を表する」では重たくなってしまうので、それより軽く響くリスペクトを使うのかな、という感じがします。
リスペクトの正しい使いかたは?
意味が分かったところで、実践編に移ります。正しい使いかたを覚えて、ガンガン使ってみましょう!
リスペクトの模範的な使い方の例
・世界中の映画監督が黒澤明をリスペクトしている
・若くして急逝した尾崎豊をリスペクトするミュージシャンは多い
・原作である漫画を最大限にリスペクトしてドラマ化された
こんな感じですね。やはり創作がらみのことに使うのがしっくりくるような気がします。
だから、あんまり日常会話に気軽に使うと、ちょっとイヤな鳥肌が立つ気も・・・・・。
俺は○○をリスペクトしている
なんてアーティストでもない一般人が使うと違和感ありますよね(汗)
それに尊敬している人を訊かれて
私は父親をリスペクトしています!
なんて答えるのも気恥ずかしいですよね。
※こうしてある特定の誰かをリスペクトして作られた作品をオマージュと呼んだりします。
サッカーでよく使う理由は?
サッカーを見ていると、実況や選手のインタビューでよくリスペクトが使われていますよね。
なぜ頻繁に使われるようになったかというと、きっかけは2008年にスタートした
●リスペクトプロジェクト
にありました。
このプロジェクトと言うのは、サッカー協会や選手が、チームメイト・対戦相手・審判・サポーターなど、サッカーを取り巻くすべての事柄をリスペクトしていこうという姿勢を明確にしたキャンペーンみたいです。
これをきっかけに「日常語」になっていったわけです。
「ディスる」はリスペクトの反対語からきてるんです!
最近、若い世代を中心に「ディスる」がよく使われますよね。
40代以降の人にはピンとこないかもしれませんが、今では当たり前の言葉です。
このディスるの意味は?
(特定の人物やモノを)否定する・批判する
なんですが、このディスるの語源となっているのは「ディスリスペクト」で、これはリスペクトの反対語からきているんです!(英語で書くと【disrespect】)
もともとはヒップホップアーティストなどが、社会や他のアーティストを「尊敬しない=否定する・けなす」ために使われていました。
この「ディスる」の使い方は
○○が■■をディスってる
といった感じで、動詞化して使います。
「ディスる」はサッカー等のスポーツではあまり使われず、音楽やサブカル系で使われることが多いみたいですね。
最後にひとこと
振り返るとこれまで一度も会話の中でリスペクトって使ったことないですね。
「ディスる」も私が普段会話するような人には通じないだろうから、あえて使ってません。
私にとってはメディアを通して見聞きするだけの単語ですね(^^)