蚊の寿命ってどれくらいなんでしょうか?
取り逃がした蚊が家の中のどこかにいる……。
車の中に入ってきた蚊がブンブンとうるさい……。
最悪、そのまま越冬して来年までいたらイヤですよね?
そこで今回は
- 車内の蚊は勝手に死ぬ?
- 家の中の蚊はいつまで生きてる?
- 蚊の寿命は?
などなど解説します。
車内の蚊は勝手に死ぬ?寿命は?
夏の間、ドアを開け閉めしたときに人間と一緒に蚊まで入ってくることがあります。
そして、逃げられない密室の中で刺されまくってしまったり……。
刺された後に逃げられて退治できず、そのまま翌日にも同じ車に乗ることになったり・・・・
しかし、蚊は高温に弱い性質があります。
真夏に外気温が35℃あるときには車内温度は50℃を越えますので、さすがに蚊も活動ができず、そのまま死んでしまいます。
その証拠に、インドでは気温が40℃を超えると蚊があまり出てこないとか。
しかし、そうはいっても日が暮れて夜から朝にかけては気温が下がるので、翌朝になっても車の中で蚊が生き残っているかもしれません。
そんな車内にひそんでいる蚊を退治するなら、電池式の電気蚊取り器が有効です。
家の中にいる蚊の寿命は?
家の中にいる蚊の寿命は、せいぜい一週間くらいです。
本来の蚊の寿命はもう少し長いのですが、家の中の環境には適していないため、寿命より早く死んでしまいます。
ただ、その間、ほうっておくと狙われ続けるので早めに駆除したいですね。
平均的な蚊の寿命
日本には約100種類の蚊が生息しています。
そのうち人間の血を吸うのは約30種類ほど。
そのなかで日本全国に生息し、代表的な蚊が以下の2種類です。
アカイエカ
- 体の色は茶色
- 大きさは約5.5mm
- 寿命は約30日間
ヒトスジシマカ
- 一般的に「やぶ蚊」と呼ばれる種類
- 体の色は黒で白い縞が入っている
- 大きさは約4.5mm
- 寿命は約30日間
蚊は短命
このように成虫の蚊となってからは、どちらの種類も1ヶ月の寿命で死んでしまいます。
かわいそうなほど、短命ですね。
この1ヶ月の間に2~3回血を吸って、2~3回卵を産みます。
ちなみに血を吸うのは卵を産むメスだけです。
越冬して翌春まで生き延びる蚊がいるってホント?
2月や3月頃、まだ外は寒いのに部屋の中に蚊が飛んでいる……
なんてことがありますよね。
まさか真冬の極寒のなかで卵から成虫になったとは考えられないので、家の中で越冬したとしか思えません。
はたして蚊が真冬を生き延びるために、家のどこかでじっと春を待っているなんてことがあるのでしょうか?
ヒトスジシマカの生態
九州の一部で幼虫のまま越冬するが、通常は卵の状態で越冬します。
よって成虫が冬の間に家の中に飛ぶことはありません。
アカイエカの生態
晩秋に羽化したメスだけが休眠状態で越冬し、3月頃から産卵のため吸血します。
3月頃に家の中で飛び回るのが、この種類だと思われます。
そういえば3月頃に見られる蚊は茶色い種類だったので、アカイエカで間違いなさそうです。
このアカイエカが家の中の薄暗い場所(家具の後ろなど)で越冬しているんでしょう。
まとめ
- 車内の蚊は高温のせいで死ぬ
- 家の中の蚊は通常は一週間で死ぬ
- 一般的な蚊の寿命は1ヶ月
- 一部の蚊は家の中で越冬する