てるてる坊主の効果的な作り方をご存知ですか?
なんとなく適当に作ってしまうと、せっかくのおまじないも意味が無くなってしまいますよ。
正しく作って明日の雨を晴天に変えたいですよね?できたら台風もどこかヨソへ吹き飛ばしてくれたら最高なんですが。
それに軒先に吊るしっぱなしにしたテルテル坊主はどれくらい効果がつづくのか期間もちゃんと知っておきたいですよね?そこらへんを調べてみました!
それは間違い!正しいてるてる坊主の作り方を学ぼう!
小学生の頃は必ず誰でも一回はてるてる坊主を作りましたよね?私の場合はアニメ「一休さん」で知って初めて作った記憶があります。
楽しみだった遠足の前日に作ったなぁ・・・・・なんて回想はさておいて、正しい作り方の話です。意外とこれみんな知らないで適当に作ってる気がしますよ。
てるてる坊主の正しい作り方
⇒布で作る
ティッシュで作ると軒先に吊るしたときに雨に濡れて破けてしまうのでNGです。
✕ 顔を描かない
⇒吊るして晴れたら顔を描いてあげる
最初から顔を描いて吊るすと逆に雨になってしまうのでNGです。顔を描くのは効果を発揮して晴れてからですよ。
以上のことに気をつけて、作ってみましょう!
用意するもの
●白いハンカチ(100均の製品でもOK)
●ピンポン球
●白い糸
てるてる坊主の作り方
1. ハンカチの中央にピンポン球を置いてくるむ
2. 首になる部分を糸で縛る
3. 吊り下げるための糸を首に結びつける
4. 完成!家の軒先や物干しに吊るしましょう♪
よりオリジナルに近い作り方はなんと「折り紙」だった!
昔々、江戸の中頃には一般的に存在が知られて、晴天を願って飾られていたというてるてる坊主。
なんと、その頃は紙を折って作っていたそうです。だから「折り紙てるてる坊主」がオリジナルなんですね。
⇒YouTubeに折り方の動画がありました
※顔は描かないのが正しいやり方です
こっちのほうが必要な道具が「紙1枚」ですし簡単ですね(雨に濡れたら無残ですけど)
飾るのはいつ?効果が続く期間はどれくらい?
てるてる坊主を飾る(吊るす)タイミングは基本的に晴れて欲しい日の前日です。
それで翌日、見事お天気が良く晴れたら、てるてる坊主に感謝を込めて、のっぺらぼうだった顔に目を描いてあげて、御神酒を供えて川に流していました。(昔の風習では)
つまり本来はてるてる坊主は「一回限り」のものだったんですね。
けっして軒先にずっと吊るしたままにしておくものではありませんでした。なので、現代の私たちもそれにならって「期間は1回限り」だと割りきりましょう。(せっかく作ってもったいないですけど)
てるてる坊主は台風にも効果がある?
梅雨が終わると7月から9月にかけては台風が次々とやってくるシーズンになります。行楽に出かける予定の日に台風が近づいていると知ったら、てるてる坊主に願いを掛けたくなるのは分かります(^_^;)
しかし、
⇒てるてる坊主に台風を吹き飛ばす効果は期待できない
ようですよ。
もともとこのてるてる坊主は平安時代に中国から伝わった掃晴娘(そうせいじょう)に由来します。
この掃晴娘は箒を持った女の子の紙人形で、手に持った箒で雨雲を払ってくれるという意味があり、晴天を祈願して飾られていました。
ですから、元をたどるとオリジナルは「雨雲を払う」ことに特化していたので、さすがに台風という大型の雨雲までは効果を期待するのはお門違いと言えますね(汗)
逆さに吊るして雨を願ったことないですか?
私は運動が苦手で運動会やマラソン大会が憂鬱でした。小学校から中学校にかけてはサボることができなかったので、前の日から雨が降って中止になれ!って祈ってましたね。
そんなとき、てるてる坊主を逆さに吊るすと逆に雨が降るという噂を聞いて、実行したことがあります。
こういう風に吊るすてるてる坊主は
●ふれふれ坊主
●あめあめ坊主
●るてるて坊主
などと色んな呼び方があるくらい実はみんなやってるんじゃないでしょうか?
晴れを願う方が圧倒的に多いでしょうが、雨が降ってほしいと願うことだって人生にはけっこうありますからね。