ボジョレーヌーボーを解禁前に飲む方法があるってご存知でしたか?
毎年11月が近づくと話題になるボジョレーヌーボーですが、私みたいに味を確かめたくなる人がたくさんいるはずです。
それも「誰よりも早く」味を確かめたいという呑兵衛が!
そこでこの記事では
- ボジョレーヌーボーを解禁前に飲む方法
- 2024年のボジョレーヌーボーの解禁日
- ボジョレーヌーボーのトリビア
まで集めてみました。
名前や解禁にはこんな意味があったのかと、目からウロコですよ!
ボジョレーヌーボーを解禁前に飲む3つの方法
ボジョレー・ヌーボーを解禁前に飲む方法があるっていうのは、ホントなんです。
大きく分けて、その方法は3つもあるんですよ。
居酒屋やバーで飲む
お酒でもなんでも商品というのは事前に入荷しているのが当たり前ですよね?
居酒屋やバーも例外ではなくボジョレーヌーボーは解禁日の前日には入荷しています。
初めて入ったお店では難しいですが、店主と顔なじみになっておいて「ボジョレーヌーボーを解禁日前に飲ましてくれない?」と持ちかければ、不可能なことではありません。
実際にそのように解禁日の午前0時前からボジョレーヌーボーのボトルを開けて客に振る舞う店もあるとか……。
どこの店がそうだとはここでは書けませんので、ご自分の足で探してみてください。
フライング販売する店で買う
ボジョレーヌーボーが解禁されるのは解禁日の午前0時と決まっています。
ということは24時間営業のスーパーやコンビニなら、日付が変わって解禁日になったらすぐに購入が可能になるわけです。
この「時間」に要注目!
どこのお店も原則的に解禁日はもちろん「解禁時間」も厳守していますが、一部の店ではフライング販売をしているんですよ。
大手系列の大型スーパーでは指導が行き届いているので無理ですが、個人経営のコンビニなどでは事情をよく理解していないアルバイト店員がうっかり解禁時間(午前0時)前から販売をスタートさせてしまいます。
こういうユルいお店を見つけておいて、当日はでかけてみてはいかがでしょうか?
事前に店員さんに何時から販売ですか?と聞いておくと、だいたいの事情は推し量れます。
自信なさそうに話したり、事情をよく知らない店員が多ければチャンス!
日本ならフランスの解禁前に飲める!
実は日本人はみんな誰でも解禁前に飲めるってご存知でしたか?
24時間営業のスーパーで解禁日の午前0時に買って飲むだけで、解禁前に飲んでいることになるんです。
え?って思われるかもしれませんが、これには秘密が。
日本とフランスの時差が7時間もあることはご存知でしょうか?
つまり日本はフランスより7時間先に時計が進んでいます。
日本が解禁日を迎えた時間には本場フランスではまだ解禁日前日の夕方5時というわけ。
ということはボジョレーヌーボーの本場フランスより日本は時差の関係で解禁前に飲んでいることになるんです!
なぁ~んだ、そんなことか・・・・・
と思われるかもしれませんが、一刻も早く味を確かめたい世界のワイン好きからしたら、数時間でも早く解禁日を迎える日本が羨ましいはずですよ。
ボジョレーヌーボーを解禁前に飲むと違法?
運良くボジョレーヌーボーを解禁前に飲めたとしても、バレてしまい違法行為になってしまったら大変なことです。
しかし、ご安心ください。
日本ではボジョレーヌーボーの解禁日を規制する法律があるわけではありませんので、私たち一般消費者が解禁前に飲んだとしても法に問われることはありません。
あくまでボジョレーヌーボーの解禁に関する法律を定めているのはフランス政府ですから。
もちろん販売したお店側は何かしらの罰則がつくかもしれませんが、現在のところそうしたニュースも聞きません。
そこまで厳密に輸入元などが管理していないのでしょう。
2024年のボジョレーヌーボーの解禁日
大切な今年の解禁日をチェックしていきます。
カレンダーや手帳にチェックしておきましょう。
2024年(令和6年)のボジョレー・ヌーボーの解禁日は、11月21日(木曜日)です。
毎年この日になるわけじゃなく、日付は毎年変わります。
なぜそうなのかというと、全世界共通で【11月の第3木曜日】と決められているからなんですね。
今年はちょうど11月17日が11月の第三木曜日に当たるわけです。
そもそもボジョレーヌーボーとは?
毎年11月になるとボジョレーヌーボーが解禁されたとニュースで取り上げられるようになったのはここ20~30年くらいのことでしょうか?
私が小さい頃は聞いたことも無かったと思います。
そもそもこのボジョレーヌーボーとはどんなものか?基本的な知識をざっくりとですがまとめてみました。
- ボジョレーヌーボーとはフランスの「ボジョレー地方」で作られる赤ワイン
- ヌーボーはフランス語で「新しいもの」という意味
- ボジョレー地方の新酒=ボージョレ・ヌーボー
- ボジョレー地方以外で作られたワインをそう呼んではいけない決まりがある
- ブルゴーニュワインの一種
- その年に収穫されたブドウ(ガメイ種)で作られる
- 醸造期間は数ヶ月と短期間
- 元々はその年のブドウの「出来栄えチェック」のための試飲酒だった
- ワイン業者向けだったのをイベント化して顧客向けに販売するようになった
と、まぁこんな感じなんですって。
知ってたこともあり、知らなかったことも意外といっぱいありました。
ボジョレーヌーボー解禁の意味とは?なぜ出来た?
なぜワインを販売するのにわざわざ全世界共通の解禁日まで定めているのか、不思議に思いませんか?
このヌーボー解禁とは、その年のブドウで造られた新酒の販売を一斉に開始する日を意味します。
では、なぜ業者ごとに勝手に売り出さず、みんなが同じ日に一斉にスタートするかというと、早売り競争を防止するためだと言われています。
他の業者よりも一刻も早く新酒のワインを販売しようとスピード競争が激しくなると、待っているのはワインそのものの品質低下です。
そういったムダな競争を防いでワインの質を守るための取り決めなんですね。
ボージョレーとボジョレー、どちらが正しい表記?
色んな表記の仕方があって、それぞれバラバラですよね。あなたはどういう書き方をしていますか?
- ボジョレー・ヌーヴォー(ヌーボー)
- ボージョレー・ヌーヴォー(ヌーボー)
カタカナではこの2パターンが代表的です。
これをフランス語で表記すると
⇒Beaujolais Nouveau
となるんです。ですから、
⇒ボジョレー・ヌヴォー
がもっとも原音に近いカタカナ表記になります。
もっとシンプルにボジョレーワインという言い方もしますが、これも間違いではありません。
ワインって古いものほど価値が高いんじゃないの?
ビンテージワインという言葉があるくらいワインというのは古くなればなるほど、その価値が高まるのが常識ですよね?
でもそれがなぜ今年造られたばかりの若いボジョレーヌーボーが珍重されるのかというと、初物として「フレッシュな味を楽しむため」だと言われています。
熟成したワインにはない風味があるということですね。
その年ごとのボジョレー・ヌーヴォーの出来具合を評価する言葉に乗せられて買ってしまうという面も否定出来ないですが……。
私は完全にそういうタイプ。
味を楽しむことが半分、イベントして楽しむことが半分といったところでしょうか。
まとめ
ボジョレーヌーボーを解禁前に飲む3つの方法についてお伝えしてきました。
解禁日の午前0時前からボトルを開けてくれるバーや居酒屋、フライング販売するコンビニなどが狙い目ですよ。
ただ、そんなことをしなくても日本人はみんなフランス人よりも数時間は早く飲めると思えばラッキーだと思いませんか?
私はいつも解禁日を過ぎたら近所のイオンかヨークマートへ行って、大量に陳列される中からボトルのデザインが気に入った一本を購入します。
そして、肴と一緒に晩酌するのが毎年の恒例行事。
ボジョレーヌーボーに合う料理といえば、チーズやローストビーフがお気に入りです。
レシピすら必要ない料理とすら呼べないものですね。
どんな料理にも合う軽い味わいですから、肩肘張らず、遠いフランスのぶどう畑に思いを馳せながら、新しいうちにぐいぐいと飲みきってしまうのが一番でしょう。
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