この記事でわかること
- 三隣亡に引っ越しをしてもいい?
- 三隣亡に入籍や契約をするのは縁起が悪い?
- 2022年の三隣亡カレンダー
引っ越しの日取りを決めたら、その日がちょうど「三隣亡」だった。
または、入籍の当日が「三隣亡」だった。
そんなときあなたならどうしますか?
縁起が悪そうだから避けたくなる気持ちは分かりますが、はたして本当に引っ越しや入籍はNGなのでしょうか?
建築関係のお仕事の人や、これから入籍をするという人は特に気にする日だというのは知っています。その他に契約にも関わるとか?
そんな三隣亡がいつやってくるのか2022年(令和4年)のカレンダーを作ってみたので、ぜひブックマークするなり印刷するなりして参考になさってください。
また、そもそも三隣亡とは、どんな意味なのかもまとめてみました!
三隣亡に引越ししても大丈夫?
結論から言うと、三隣亡に引っ越しをしても大丈夫です。
三隣亡は「家を建てる」ことに関して凶とされています。
そこから家から家への引越しも運勢的に悪いのではないかと心配される人がいるみたいですが、引っ越しは特に問題はありません!
もしそれでも心配されるようでしたら、「引越し当日前」に少しでも生活で使う日用品を自分たちだけで運び入れておきましょう。
そうすると、引越しをしたのは三隣亡ではなく「別の日から始めた」という既成事実ができるので気分的に楽になるはず。
引っ越しの挨拶は日にちをずらそう(贈り物はNG)
引っ越しをしたあとは、近所の家や隣室に「引っ越しの挨拶の粗品」を配りますよね。
もしその挨拶回りの日が三隣亡に当たる場合は日にちをずらすほうが無難です。
「三隣亡に贈り物は良くない」という風習が残る地域もありますので。
三隣亡に入籍はしても良い?悪い?
入籍当日が三隣亡とぶつかってしまった……。
本来、三隣亡は家などを「建てること」に関しては、縁起が悪い日とされていました。
逆に言えば建築以外のことについては吉日と言えます。
ですから意味合いを忠実に解釈するなら入籍(結婚)しても特に問題の無い日です!
しかし、入籍や結婚も結婚をして家庭を「築く」という意味があるからと拡大解釈するなら、避けたほうが良いという考え方も生まれます……。
入籍も結婚も個人と個人の結び付きではなく、両家の家族同士の結び付きでもあります。
自分では気にするのはバカバカしいと思っても、相手方の考えは違うかもしれません。
入籍や結婚の日取りがもし三隣亡に当たるようなら、一度意見を聞いてみたほうがいいでしょう。
三隣亡には契約をするのも避けたほうが良い?
土地の購入の契約や自動車の契約などの日取りが三隣亡と重なると気になる人がいるかもしれません。
しかし、基本的には契約には全く関係ないので「心配は要らない」が本当のところです。
とはいえ、契約者本人が気になったり、ご家族の誰か一人でも気にされる場合は避けたほうが無難ですね。
こういった縁起担ぎは、ようは「気にするかしないか」というだけで、何の根拠もないものですから。
そもそも三隣亡とは?調べたらこんな意味があった!
三隣亡って何?と聞かれたら、なんと答えますか?
あまり普段、接しない分野のことなので、即答するのは難しいですよね・・・・・なのでとりあえず辞書を引いてみました。
さんりん‐ぼう〔‐バウ〕【三隣亡】
暦注の一。この日に建築をすれば火事を起こし、近隣3軒を焼き滅ぼすといって忌む。
出典:goo辞書
実にシンプルな説明です。ようは建築に関係することはとても縁起が悪い日だってことですね。
もうちょっとくわしく解説するとこうなります。
【三隣亡はこんなもの】
- 選日のひとつ
- 六曜と同じような日々の吉凶を占うもの
- 由来は不明
- 江戸時代に確立された
- 江戸時代には「三輪宝」と書き、家を建てるのに最適な吉日だった
- なんらかの誤用がきっかけで江戸時代以降、意味が真逆になってしまった
- 建築関係にとっては大凶日で、棟上げなどは今でも避けられる
- 一部の地域ではこの日に贈り物をすると受け取り手が没落するという伝承がある
三隣亡2022カレンダー
2022年(令和4年)の三隣亡がいつなのかが一目で分かるよう、カレンダーにしてまとめてみました。
・1月1日(土)
・1月5日(水)
・1月17日(月)
・1月29日(土)
■2月
・2月15日(火)
・2月27日(日)
■3月
・3月14日(月)
・3月26日(土)
■4月
・4月11日(月)
・4月23日(土)
■5月
・5月10日(火)
・5月22日(日)
■6月
・6月3日(金)
・6月6日(月)
・6月18日(土)
・6月30日(木)
■7月
・7月16日(土)
・7月28日(木)
■8月
・8月14日(日)
・8月26日(金)
■9月
・9月7日(水)
・9月10日(土)
・9月22日(木)
■10月
・10月4日(火)
・10月8日(土)
・10月20日(木)
■11月
・11月1日(火)
・11月18日(金)
・11月30日(水)
■12月
・12月15日(木)
・12月27日(火)
まとめ
というわけで、三隣亡にやっていいこと悪いことをまとめてきました。
結論をざっとまとめると
- 引っ越しをしても大丈夫
- 入籍をしても大丈夫
- 契約をしても大丈夫
- 家の建築に関わることは避ける
このように三隣亡だからといって引っ越し・入籍・契約は避ける必要はないんですね。
三隣亡はもともとは「三輪宝」と表記していたそうで、どこかでそれが書き換えられたとか(ミスでそうなったという説も)。
「宝」という言葉を含んでいたように、本来は吉日(良い日)と捉えられていたのかもしれません。
ですから三隣亡は凶日(悪い日)と考えて避ける必要はないんだと思います。