紅葉狩りの「狩り」の意味。5つの由来から分かる意外な事実

最終更新日 2019/05/10

紅葉狩りの 「狩り」の 意味とは?  
 
紅葉狩りに行ったことがありますか?

旅行会社の日帰りバスツアーで有名な紅葉の名所に「紅葉狩り」に行くコースがあって、一度行ってみたいなと思っています。

でも、よく考えると紅葉狩りって、紅葉を鑑賞しに行くだけなのになぜ「狩り」というのか不思議ですよね?

なにも葉っぱを採取しに行くわけではないのに・・・・・。

潮干狩りみたいにモミジの葉を採集するとしたら道具が必要ですが、そんなのを持っていく人はいません(笑)

ここでは、そんな私の恥ずかしい勘違いから分かった紅葉狩りの意味や由来などをご紹介します。

それに加えて今年はいつ行くのがいいのか、時期や旬の情報もご紹介しますね。

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紅葉狩りに「狩り」という言葉を使う意味とは?


紅葉狩りといえば紅葉の季節に赤や黄色に色づいたモミジなどの木々を見に行く行為のこと。

それがなぜ「狩り」という狩猟を指す言葉を使うのか、不思議ですよね?

普通「狩り」とは、鹿や猪などの動物を狩猟することや、海で貝を採る「潮干狩り」で使う言葉で、山や海での食料確保の行動を指します。

最近だとイチゴ狩りやぶどう狩りなどにも使われますね。

でも紅葉狩りでは、葉を採取するわけではなく、ただ「きれいだね」と眺めるだけ。

これの一体どこが「狩り」なのか!と私はいきどおってしまいます(怒)

ですが、由来をひもといていくと、こんなことが分かりました。

「狩り」が使われる由来には諸説あり、代表的なのが以下の5つの説です。


もともと「狩り」にその意味があったのが由来になった説

もともと「狩り」という言葉には、動物・魚介・きのこなどを採る行為以外に、季節の花や植物を鑑賞するために「山に分け入る意味」があったため。

だから、本来の意味で使うなら正しいという説。(現在とは言葉の意味が変わっているため)

貴族がそう呼んだのが由来となった説


昔の貴族たちがわざわざ山に分け入って紅葉を鑑賞する行為を大げさに「狩り」にたとえたため。

そこから紅葉狩りという呼び方が一般化した説。


昔は紅葉した葉をちぎって鑑賞していたのが由来説

昔は紅葉した木の枝や花が咲いた桜の枝を折って、手の平に乗せたり、匂いを楽しんだり、髪にさしたりとった鑑賞方法が一般的だったため。

現在のように「ただ眺めるだけ」ではなく採取に近いことをしていたので「狩り」と呼んでいた説。


昔は紅葉した葉を持ち帰っていたのが由来説

昔は外出がままならない人(身分の高い人や女性)に見せるために、紅葉した葉やその枝(桜の季節には桜の枝)を折って持ち帰っていたため。

文字通り「狩って」いたので紅葉狩りと呼んでいた説。

紅葉伝説が由来となった説


長野の戸隠に伝わる鬼女「紅葉」の伝説から。

平維茂が鬼女・紅葉を打ち取る物語が「紅葉狩」という題名で能・浄瑠璃・歌舞伎で演じられたところから、紅葉狩りの名称が一般化したという説。

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紅葉狩りとは、もみじを狩り(採り)に行くこと?

私のように「紅葉狩り」を赤く紅葉したモミジの葉っぱを採取しに行くことと思っていませんか?

実際そのように勘違いしている人は10代~20代に多いらしいですね。

しかし「狩り」という言葉が付いているので誤解しがちですが

紅葉狩りとは?

⇒紅葉したモミジを狩り(採り)に行くことではありません!

紅葉狩りの意味は?

⇒山野を訪れ、紅葉した木々の葉を愛でること

を指します。

必要な道具は?

⇒特にありません!

これも誤解しがちですが、この紅葉狩りの「もみじ」とは木の種類のひとつである「椛(もみじ)」(別名カエデ)だけを指すのではなく

⇒赤や黄色に紅葉した木々の葉っぱ全般

を指しますのでご注意下さい。

もみじ(紅葉)とかえで(楓)は違うもの


紅葉狩りで眺める葉っぱをなんとなく「もみじ」と呼んだり「かえで」と呼んだりしますが、じつはこの2つには明確な違いがあるってご存知でしたか?

分類学上は同じ「カエデ科カエデ属」になるんですが

・葉っぱの切れ込みが深い⇒◯◯もみじ
・葉っぱの切れ込みが浅い⇒◯◯かえで

というように「葉っぱの形」で呼び分けているんです。



紅葉狩りの歴史は万葉集のころから

紅葉狩りという言葉が文献のなかで最初に見つかるのは万葉集。

万葉集といえば奈良時代に編まれたものですから、なんと1200年前。

紅葉狩りはなんと1200年前から貴族の間ではポピュラーな遊びだったんですね。

時代は下って江戸時代になると庶民の間でも少しずつ行われるようになってきたそうです。

春といえば桜の花見、秋には紅葉狩りを楽しんでいたことでしょう。

紅葉狩りの時期や旬はどうやって知る?

真っ赤に紅葉した楓

紅葉も桜前線と同じようにじわじわと時間をかけて日本列島を進みます。でもその進み方はちょっと特殊なんですよ。

紅葉前線の進み方

⇒北日本から南日本へ
⇒標高が高いところから低いところへ

木々の葉は気温が一定の温度まで下がらないと紅葉しません。ですから、寒い地方から順番に前線が進んでいくんです。

暖かいところから咲いていく桜前線とはまったく逆の進み方をするんですね。

例年の紅葉の名所の見頃時期は?

●京都・・・11月中旬~11月下旬

●東京(明治神宮外縁)・・・11月下旬~12月上旬

●長瀞・・・11月中旬~11月下旬

●日光・・・10月中旬~10月下旬

●軽井沢・・・10月中旬~11月上旬

紅葉狩りを英語で言うと?

カエデの葉 もし身近に英語圏の外国人がいたら、モミジガリをどう訳して説明したらいいかというと、

紅葉狩りを英語で言うと?

⇒maple-tree viewing

となります。メイプルツリーは楓のことなので、ここだけ直訳です。

「狩り」は意訳してビューイングにしてるのは適切ですね。

決してすべてを直訳して

⇒メイプルツリーハンティング

と言ってはいけないみたいです(笑)

それこそ誤解を招いてしまいます。

カエデの木を切りに行くみたいですもんね。汗

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まとめ:紅葉狩りスポットと言えば香嵐渓

紅葉狩りはなぜ狩りという言葉を使うのか、その説は5つもあるということをお伝えしてきました。

それぞれの説を知ると今までの優雅なイメージが揺らぐような気もしますね。

もっと身近で気軽に楽しむ存在になったようで、今年の紅葉狩りがいっそう楽しみになりました。

私が参加しようと思っているバスツアーは「香嵐渓」が目的地です。

京都にはたくさんいいスポットがあるかもしれませんが、さすがに日帰りでは行けない距離なので(汗)

香嵐渓は愛知県豊田市にあって、モミジがなんと約4000本植わってるそうです(自然でなく昭和の初め頃に人工的に植えられたそう)。

紅葉狩りには特別に必要な道具はありませんが、先日、コンパクトなデジタル一眼を買ったので、あとは当日が天気が良いことを祈るだけです♪

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