免許証を紛失しても悪用されない3つの防止法※最悪な事例も

免許証を紛失したら、どんなふうに悪用されるのでしょうか？

友人が免許証を失くしたことがキッカケで調べていくうち、最悪な事例も見聞きしました。

それを防止する方法と合わせてご紹介します。

「免許証は顔写真が付いているから安心」はウソ！

たとえ免許証を落としたとしても、顔写真が付いているから他人が成りすまして使うことは出来ないと思っていませんか？

しかし、これはウソなんです。

免許証には顔写真が付いているからといって、

⇒必ずしも使用者と顔写真を見比べて確認するわけではない

ということです。だから決して悪用されないわけじゃないんです。

ネット上には具体的なエピソードと共に「携帯電話の契約に使われたケース」・「銀行口座の開設に使われたケース」が紹介されていました。

下記で実際に起こりうる悪用事例を紹介しましょう。

免許証が悪用された具体的な事例とは？

●携帯電話の契約に利用される
現在のスマホ（iPhoneやXperia等）は高値で転売できるので、ひとりで複数台も契約されるケースがあります。またiPadの契約にも転売目的で利用されるケースがあります。

●携帯電話のアカウントで課金に利用される
勝手に作られた携帯電話のアカウントで、ショッピングやゲーム等の課金に利用される恐れがあります。

●振り込め詐欺に使われる銀行口座の開設に利用される
いまだ衰えを見せない振り込め詐欺。知らないところで自分の名前が利用されてしまう恐れも。

●クレジットカードの発行に利用される
ほとんどのクレジットカードは申し込みから審査期間を経て数週間後に発行という流れですが、なかには即日発行で作ったその日に使えるカードがあります。

●消費者金融等からの貸出に利用される
大手の銀行の○○ローンなどは顔写真と照合（確認）するため危険性は低いですが、怪しい会社では借りられてしまう可能性があります。

拾った人に悪用されたら支払い義務はある？

拾った人がもし消費者金融でお金を借りたり携帯電話を契約した場合、落とし主である「私」に請求がきたら、どうするのかというと、

⇒本人との契約では無いので支払う義務はない

そうです。安心ですね。

ただ、第三者に作られた銀行口座が振り込め詐欺などに不正に利用された場合、その口座が誰が作ったかに関わらず、今後同銀行での口座利用が出来なくなることもあるようです。

実害は確かに有りますので速やかに下記の「すぐやるべきこと」を実行してください。

【悪用防止】紛失に気づいたらすぐやるべき3つのこと

免許証の紛失に気づいたら、すぐに行動を起こしましょう。具体的には以下の3つです。しつこいようですが1分でも早く行動してください。

まず何はともあれ真っ先に警察へ行き遺失物届けを出します。

続いて個人信用情報機関に届け出ます。これは私も初めて聞く名前だったのですが、第三者に勝手にクレジットカードや銀行口座を作らせないためにすごく重要な手続きです。

個人信用情報機関とは？

個人の信用情報を記録している機関で、各金融機関が「この人は信用できるか」という審査の際に使用します。（過去に返済が滞ったことはないか、などの情報元）

という3つが代表的な個人信用情報機関です。ここに紛失したことを伝えることで、それぞれの加盟機関での審査が慎重になるため第三者による成りすましを防止する効果があります。

最後が免許証の再発行の手続きです。これは古い（落とした）免許証は無効になったということを証明するためにも大切な手続きです。

■関連記事＞＞＞免許証を紛失しても運転できる？再発行されるまでの期間は？

交番に人がない場合は？

私の家の周辺には何箇所も交番がありますが、いつ行ってもおまわりさんがいなくて無人です。一刻も早く遺失物届けを出したい時は困りますよね。

そういうときは交番内にある電話でパトロール中の警官を呼ぶことが可能です。（急いでいるときは面倒でも本署に行ったほうがいいと思いますが）

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こんなときに落としやすい

私はまだ幸いな事に運転免許証を紛失したことはありません。

でも一度、免許証のコピーを取るためにコンビニへ行き、コピー機でコピーを取った後、コピー紙だけ持って、免許証本体を持ち帰るのを忘れたことがありました(^_^;)

コンビニで買い物をして、受け取った小銭やレシートを財布に入れているときに気づいて慌てて戻りました。まだコンビニから数メートル歩いたところだったので、そのまま元の場所にあって、ほっと一安心。

こんなミス、誰でも起こりうることですよね。

それと長財布を尻ポケットに入れて歩くと落としやすいので要注意ですよ。