クリスマスツリーの日とは、どんな特別な日なのでしょうか?
そんな日が存在すること知ったのはつい最近で、どんな由来や意味があるのか、すごく気になっていました。
クリスマスの飾り付けをしながら、こんな話をお子さんにしたら、きっと喜ばれると思いますよ。
クリスマスツリーの日とは?
この日はどんなことを記念して作られた日なのか、こんな由来があったんです。
【クリスマスツリーの日】とは、どんな日?
⇒横浜で外国人の船乗りのために初めてクリスマスツリーが飾られた日
今や12月になるとショッピングモールや駅など町のいたるところで飾られているツリーですが、日本で初めて飾られたのはずいぶんと昔の話なんです。
その記念すべき年月日は、1886年(明治19年)12月7日のこと。
今から130年ほど前の出来事です。
というわけで、歴史上で日本で初めてクリスマスツリーが人々の前で飾られたことを記念して、その日を毎年「クリスマスツリーの日」としたわけです。
クリスマスツリーの日はいつ?何月何日?
もうあらためて書くまでもないですが、一応、確認のためにクリスマスツリーの日の日付をチェックしていきましょう。
クリスマスツリーの日の日付は?
⇒12月7日
毎年この日がそうなります。
クリスマスにはちょっと早い時期ですが、そろそろご家庭でツリーを飾り始める時期なので、タイミング的にそれを知らせるちょうど良いタイミングのように思えます(^^)
ここまでをざっくりまとめると
- 生まれた場所は神奈川県横浜市
- 時は1886年(明治19年)12月7日
- そこで外国の船乗り向けにクリスマスツリーが飾られた日
- その出来事を記念して作られた記念日
- よって世界にはない日本オリジナルの記念日である
日本で最初にクリスマスツリーを飾ったのは明治屋の創業者
日本で最初にクリスマスツリーが飾られたのは横浜市だとご紹介しました。
このとき「誰」が飾ったかというと
明治屋の創業者の磯野計(いその・はかる)氏
だと言われています。
磯野計氏は江戸時代後期に生まれ明治に活躍した実業家。
明治屋といえば現在でも「明治屋ストアー」やジャムなど食料品の販売をしているのでおなじみですよね。
クリスマスにツリー(木)を飾るようになった理由
キリストの誕生を祝う祭りなのに、なぜ木を飾るのか、どう関係しているのか、よく考えたら疑問ですよね。それにはこんな深い由来が隠されていたんです。
2. この民族がキリスト教に改宗する際に樫(かし)の木が樅(もみ)の木に変わった
3. 1419年にドイツのパン職人の会がクリスマスにツリーを飾った記録が残る
4. その後、ドイツ全土からイギリス、アメリカへと伝わり一般民衆にも広まった
クリスマスというお祭り自体、元は「冬至の祭」を原型としており、それがキリスト教に取り込まれるときに木を飾る習慣も一緒に入ってきたわけです。
その際、樫の木から樅の木に変えた理由は、樅の木は横から見ると、キリスト教の教えである父と子と精霊を表す「三位一体」の三角形に樹形が似ていたからだと言われています。
現在ではクリスマスツリーといえば樅の木と相場が決まっていますが、元々は樫の木だったとは意外ですね。
クリスマスの疑問や誤解
なぜクリスマスは「Xmas」と略されるの?
クリスマスを英語表記すると「Christmas」ですが、これだと長くなって敬遠されるせいか短縮した「Xmas」と書かれることが多いですよね?(ネット上でも町の飾り付けでも)
でも、なぜ「X」と省略されるのか不思議じゃありませんか?
これは調べてみたら、なんと
⇒キリストを意味するギリシャ語の「Xristos」の頭文字
から取られていることが分かりました。英語でキリストは「Christ」ですから、それを省いて頭文字のXだけにしているってことですね。
「X’mas」の「’(アポストロフィー)」は不要なんです
そういえば昔は「Xmas」のことを「X’mas」と表記するのが普通でしたが、最近ではアポストロフィーを付けないのが普通になっています。
実はこれ、アポストロフィーを付けない「Xmas」が正解なんです。
アポストロフィーを付ける「X’mas」は日本でしか使われていなかったそうで、それが間違いだと気づき始めて徐々に減っていったみたいです(今でも一部では見かけますが)
その誤用されるようになった理由として考えられるのは、日本では省略する場合はアポストロフィーを付けるのが正しいと習ったせいではないか?という説です。
上記で解説したように「Xmas」はXristos masを略した表記だから律儀にアポストロフィーを付けてしまったというわけです。なんとも日本人らしい間違いというか・・・・(^_^;)
【まとめ】本物のモミの木のツリーを飾ってみたい!
アメリカのクリスマスを伝えるニュースで、ホームセンターのようなところで売られる背の高い本物の樅の木を見たことがありませんか?
向こうではそれを買って自動車の屋根に載せて持ち帰り、オーナメントやロウソクなどで飾り付けをするみたいです。(なんと一回限りで使い捨て!)
日本ではクリスマスツリーといえばプラスチック(樹脂製)が当たり前ですが、本物の木だと雰囲気が段違いですよね。
アメリカではツリー用の樅の木を生産する農地があるくらい、やっぱり生きた樅の木にこだわっているみたいです。
日本で言えば門松や正月飾りに本物の樹木を使うことにこだわるのと同じかもしれません。
私の家でもツリーは何年も使い回しのプラスチックなので、いつか本物の樅の木で飾ってみたいですね♪