エアコンのドライで洗濯物が乾かないと困っていませんか?
乾かない室内干しの洗濯物って独特の臭いがして不快ですからね……。
そんなお困りの方のために、この記事では
- エアコンのドライで洗濯物が乾かない理由
- 室内干しで洗濯物を早く乾かすコツ
をご紹介します。
我が家には洗濯機はもちろんあるんですが、衣類乾燥機が無いため、これから紹介する方法で急場をしのいでいます。
これを知っておくだけで、梅雨時の部屋中にぶらさがったままの乾かない洗濯物のハンガーが、カラッと乾くこと間違いなしですよ。
なんとか早く乾かしたいという方はぜひお試しあれ!
エアコンのドライで洗濯物が乾かない理由
室内干しした洗濯物を乾かすためにエアコンのドライを付けたけれど、一向に乾かない!
こんな不満を持つ人が多いはず。
ただ、これはドライ機能の本来の目的を知れば、そもそも無理だということが理解できるはずです。
エアコンのドライ機能の目的
エアコンのドライ機能は、部屋の空気の「湿度」を下げるためにあります。
室内の空気をエアコン内に取り込んで、空気中の水を取り出して、湿度が下がった空気をまた室内に戻しているんですね。
つまり空気の湿度は下げることが出来ても、洗濯物に含まれている水分を直接吸い上げることはできないわけです。
早く乾かすには扇風機やサーキュレーターと併用
エアコンのドライ機能はもちろん洗濯物から蒸発した水分(空気中の湿度の原因)ならば、取り除くことはできますよ。
ですから、洗濯物を乾かすためには洗濯物が含んだ水分を空気中へと放散させる力(パワー)が必要なんですね。
その役割を担うのが扇風機やサーキュレーターという風を送る電化製品。
この扇風機やサーキュレーターを付けた上で、湿度を下げるためエアコンのドライ機能をつければ、洗濯物が乾くという寸法です。
では、具体的にどうやってエアコンのドライ機能と扇風機やサーキュレーターを組み合わせて乾かすのか、その方法をこれから解説していきますね。
洗濯物の室内干しには扇風機+エアコンのドライ
外は雨が降り続き、乾かないままの下着やTシャツなどがいっぱいかかったハンガー。
これを一箇所に集めます。
このとき注意したいのが角ハンガーに隙間なくみっちりと干さないことです。
普通のハンガーに干したTシャツ類も重ならないように等間隔に並べましょう。
出来るだけ隙間を空けて干すことがコツです。
その準備が整ったら、扇風機の出番です。
扇風機がない場合はサーキュレーターでもOKですよ。
扇風機の風がハンガー全体に当たるように首振りの角度を調整しましょう。
扇風機の風を「中くらい」のパワーー洗濯物に当てながら、一緒にエアコンのドライ機能のスイッチも入れます。
※イメージとしてはこんな感じです。
洗濯物に扇風機の風だけを当てていると、洗濯物の水分が蒸発していき室内の湿度がぐんぐん上昇していきます。
これはある一定のラインを超えると飽和してしまい、それ以上はその部屋の空気の湿度が上がらない状態になります。
すると当然ですが洗濯物にいくら風を当てても乾かないようになります。
それを防ぐのがエアコンのドライ機能。
ドライ機能の力を借りて部屋の空気中の湿度を下げるわけですね。(専用の除湿機をお持ちならそれでもOKです)
このとき部屋の窓や扉は閉めきっておくほうが効果的です。
気になるのは電気代ですが扇風機の電気代というのは、1時間当たり1円に満たない程度ですから、4~5時間つけっぱなしでもわずかな負担にしかならないので大丈夫ですよ。
エアコンのドライ機能については最新の機種はかなり省エネ機能が進化していますが、10年以上前の旧型ですと、かなり電気を食うことになります……。
窓を開けて換気扇を回せば電気代の節約に
エアコンのドライ機能は強力なんですが、その分、電気代をとても食ってしまいます。
電気代を節約して洗濯物を早く乾かしたい方は台所の換気扇のスイッチを入れて、空気が循環するようにしてください。
こうすれば湿気を含んだ空気が排出されて、除湿しているのと同じ効果があります。
このとき干している部屋のどこかの窓を少し開けておくと風の通り道が生まれるのでより効果的です。
お風呂場が室内の洗濯物を干すスペースとなっていて換気扇が備えられているならば、お風呂場に扇風機を持ち込んで、お風呂場の窓を少し開けた状態で換気扇を付けて乾燥させるといいですね。
我が家ではいつもこの方法で乾かしています。
まとめ
エアコンのドライでは洗濯物が乾かないのは、根本的にドライ機能の仕組みを誤解しているからだったんですよ。
ただ、だからといってエアコンのドライが無能というわけではありません。
扇風機やサーキュレーターと組み合わせれば、梅雨時や長雨の季節の部屋干しの洗濯物だって、さっと数時間でカラッと乾かすことが可能です。
あらためて、その方法をまとめておきますね。
- 洗濯物を一箇所(一部屋)にまとめる
- その部屋の窓や扉は閉め切る
- 扇風機の風を中程度で当てる
- 同時にエアコンのドライ(除湿機)をつける
エアコンのドライ機能の電気代が気になる方はこんな節約方法もありますよ。
- 洗濯物を一箇所(一部屋)にまとめる
- その部屋の窓を開け換気扇をつける
- 扇風機の風を中程度で当てる