お雛様をしまう日はいつがいいのか、けっこう迷ってしまいますよね?
ひな祭りが終わったら、さっさと片付ければいいのに、忙しさを理由に先延ばしにしていたら、一週間も経ってしまった……。
こんなことになったら目も当てられません。
それに遅れてしまうと縁起が悪いと言われているので、女の子の親としては神経がピリピリしてしまいますよね?
そこで、この記事では
- 2025年のお雛様をしまう日はいつ?
- 雨が降った日にしまうのはダメな訳
- 雛人形の保管場所や注意点
などなど「お雛様をしまう作業」にクローズアップして解説していきます。
2025年のお雛様をしまう日はいつ?
- お雛様を片付けるのにベストな日は?
- 2025年は3月5日(水曜日)です。
どうしてこの日かというと、この日は二十四節気のひとつ「啓蟄(けいちつ)」に当たるため。
この啓蟄にお雛様をしまうのが理想的だと、昔から言われているんですよ。
片付けるのが遅れるのはマズい?
お雛様を片付けるのが遅れると、婚期が遅れたりお嫁に行けなくなるという話は聞いたことがあると思います。
しかし、だからといって3月3日の夜に急いでしまう必要はありません!
ひな祭り(桃の節句)のもともとの行事としては
- 3月2日から3月4日にかけて
- 3日間に渡って行われていた
といいます。
ですから片付けるのは3月5日になってからで全然大丈夫なんですよ。
お雛様をしまう日の天気は雨はダメ!晴れがベスト
次にお雛様をしまう日の天気についてです。
雛人形をしまう日は、湿度が高くなっている「雨が降る日や雨が降った後」は避けるようにしましょう。カラッと晴れた日が理想的ですね♪
数日に渡って晴天が続いてからしまうのがベストですが、春は天気が変わりやすく晴れの日がそう何日も続くのは珍しいのが現実……。
ですから、少し妥協して、しまう日の「当日が晴れ」ならばOKとします。
しまう予定を立てた日には、正午ごろに数時間、雛人形を陰干し(直射日光が当たらないように干す)して、よく湿気を飛ばしてからしまいます。
雛人形を保管するときの置き場所や注意点
お雛様は飾っておくとホコリをかぶったり、湿気を吸っていますので、しまう前には少し陰干しをしてホコリを払ってから収納箱に入れます。
このとき雛人形の顔には直接触れないようにしましょう(脂がついてシミになる可能性があります)
人形はひとつずつ布や柔らかい紙などで包んで、隣の人形とぶつからないように仕切って納めるようにします。
保存中に怖いのが湿気と虫食いですね。
雛人形専用の防虫剤を購入して使いましょう(洋服用の普通の防虫剤はNGです)
※雛人形用の防虫剤は人形店やホームセンター等で取り扱っています。
寒暖の差がなくてほどほどに風通しのある場所が最適(天袋や押入れの上段が最適)
※押入れではスノコを敷いて除湿剤を置くと完璧です。
⇒お雛様をしまい方を解説した動画です
秋に「虫干し」をしよう
お雛様は一旦しまってしまうと、来年のひな祭りまで押入れや納戸、クローゼットの奥などにしまいっぱなしになってしまいますよね?
でも、お雛様を長く綺麗なまま保存しておきたいならば、ここでひとつ手間をかけましょう。
10月~11月頃の天気が良くカラッと晴れた日に一度、お雛様を取り出して「虫干し」をすると良いですね。
虫干しとは、衣類などを湿気やカビ、虫の害等を太陽に当てて、防湿・駆除することを言います。
この際、雛人形は衣類と違って繊細ですから、必ず直射日光には当てず、陰干しを厳守してください。
そして再びしまうときに防虫剤をとりかえておくとなお良いですね。
まとめ
お雛様をしまう日は、毎年「啓蟄」を目安にしましょう。
ただ、なにも啓蟄(3月5日か6日)に絶対しまわないといけないわけではありません。
もしその日が雨が降っていて湿度が高ければ翌日か、翌々日に伸ばしたほうが雛人形にとってはベスト。
お雛様はゆくゆくは娘さんが嫁いで、女のお子さんが生まれたときには引き継ぐ可能性もあります。
その先まで見据えて、なるべくコンディションの良い日にお雛様を思ってしまわれてみてはいかがでしょうか。
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