2024年(令和6年)の今年も3月3日に、お雛様を飾る「ひな祭り」がやってきます。
女のお子さんが生まれて、初めて祝うご両親は「正式な飾る日はいつなのか?」はっきりと分からない方が多いでしょう。
お父さんは「男の子」ですから知らないのは当たり前ですが、お母さんでも「女の子」としてのひな祭りの記憶は薄いはずです。
「友引や仏滅の日に雛人形を出すのは縁起が悪いのかな……」なんて不安になってしまうのでは?
たぶん、ひな祭りの用意はすべて親御さんにまかせていたでしょうから、分からないのは当然かもしれません。
そこでこの記事では
- 2024年のお雛様/雛人形を出す日
- 友引や仏滅は避けるべき?
- もし雨が降っていたら?
などをガイドいたします。
ここでバシッと疑問を解消してもらいましょう!
2024年にお雛様(雛人形)を出す日は2月19日がベスト
2024年にお雛様を飾るのに縁起が良いベストな日を1日だけ選ぶなら、2月19日(月曜日)です。
この日は二十四節気のひとつ「雨水」に当たります。
雨水にお雛様を飾ると「良縁に恵まれる」と昔から言われているんですよ。
雨水が友引や仏滅に重なった場合は判断に困りますが、これについては下段でくわしくご紹介します。
飾る日の決まりはない
しまっていたお雛様を出したり、買ってきた雛人形を飾るのに、正式な「飾る日の決まり(指定日)」はありません。
しかし、ひとつの目安として
- 毎年2月4日(立春)を過ぎてから飾る(2024年の立春は2月4日)
- 遅くても雛祭り(3月3日)の1週間前(2月24日)までに飾る
ざっくりとこのスケジュールを念頭に入れておけばOKですよ。
※初節句の場合の飾る時期は諸説あります。くわしくはこちらの記事をご覧ください
※飾るときは直接日光が当たらない場所を選びましょう(雛人形は紫外線に弱いため)
※冬場の乾燥対策で加湿器を運転させている部屋も避けたほうが良いです(湿気に弱いため)
お雛様を飾る日は友引や仏滅を避けるべき?
六曜の「仏滅」や「友引」は一般的に縁起が悪いと言われています。
今日は時間があるから雛人形を飾ろう
と思っても、カレンダーで確認したら、その日が仏滅や友引だと分かると躊躇してしまう人も多いはず。
実際、仏滅や友引の日に人形店で雛人形を買う人は少なく、大安の日に買う人が多いと言われています。
また肝心の雛人形を飾る日も大安を選ぶ人が多いようですね。
しかし、こうした仏滅や友引というのは本来「冠婚葬祭」において気にされるものですから、雛人形(ひな祭り)には直接関係ないと言って間違いありません。
もし、普段から何事も縁起を気にされる方は避ければいいですし、そうでない方は無視してもいいと私は考えます。
私の母親に訊いたら「そんなの気にしたことなかったわよ」と言われてしまいました(笑)
もし雨だったら?お雛様を飾る日の天候や時間
お雛様を飾ろうと計画していた日が、朝から雨だった。
こういう場合は、どうしたらいいのでしょうか?
その日はちょうど吉日(大安)で、タイミング的に時間の余裕があったとしても、雨だった場合は別の日にしたほうがいいでしょう。
これはなにも縁起の問題だけではなく、雛人形にとって天候のコンディションを考慮してのことです。
雛人形は湿気に弱いですから、少しでもカラッとした空気の中、出したほうが無難ですね。
また、時間的にも仕事から帰宅した後や家事を終えて寝る前などの「夜間」ではなく、明るい日中が適していますよ。
まとめ
お雛様を飾る日は友引や仏滅は避けたほうがいいか?という疑問については「気にする必要はない」というのが答えです。
友引も仏滅も六曜という中国から伝わった考えのひとつであり、迷信といえば迷信です。
結婚式やお葬式の日取りならともかく、お雛様を出す日にそれを気にするのはナンセンスと断言したいですね。
縁起的には雨水が良いと言われていますが、それも絶対にその日に合わせる必要はなく、雨が降らない天気の良い日に出すのがベストでしょう。
私の子供の頃はひな祭りといえば「ひなあられ」を買ってもらうのが楽しみでしたね。
関東在住でしたので、ひなあられといえば丸っこくて色とりどりの甘いものというイメージしかありませんでした。
しかし、数年前、ある方から関西で売られているというひなあられを貰ってビックリ!
ぜんぜん甘くなくてしょっぱい「おかき」風で、関東のものとは全然違うんですよ。
こんなものにも関東と関西の違いがあるなんて意外ですね(^^)