あおさの戻し方

回転寿司に行ったとき、そこで飲んだ「あおさの味噌汁」の奥深い味に感動。

それから、家でもあおさを食べるようになりました。

友達にも勧めているんですが、みんな最初はどうやって「あおさを戻したらいいか?」が分からないみたいですね。

なかには、そのまま味噌汁に入れてしまう人も……(汗)

あおさは、味噌汁に直接入れて戻すのはNGだし、流水に当てて戻すのもNGなんです。

正しいやり方は、ボウルなどに溜めた水に浸して、ゆっくりと戻すこと。

ここでは、そんな

  • あおさの正しい戻し方
  • あおさの正しい保存方法
  • あおさの賞味期限
  • あおさの意外なおいしい食べ方

などなど、あおさと付き合っていくための知識を総まとめしてお伝えしていきます。

※あおさには、「乾燥あおさ」・「青さのり」などの呼び方もありますが、ここでは「あおさ」の呼び名を使用します。
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あおさの正しい戻し方

では、さっそくあおさを戻していきましょう。

用意するのは、手頃な大きさのボウルとザルの2つ。

ボウルがなければ、鍋でもいいですし、なんだったら深めのお皿でも構いません。

ボウルとザルを用意したら、以下の手順通りに進めてみてください。

  1. 食べる分のあおさを袋から取り出す
  2. ボウルに水を入れる
  3. ボウルに溜めた水にあおさを入れる
  4. 1~2分間、そのまま浸しておく
  5. 両手であおさを「揺すり洗い」をする
  6. 水に浮いた異物を取り除く
  7. ザルに開ける
  8. ザルからあおさをすくい、ギュッと絞る

ポイントは、カラカラに乾いた硬いあおさを水にしっかりと漬けて柔らかくしてから、水の中で「揺するように洗う」こと。

この「洗う」作業が絶対に必要なので、味噌汁にあおさを直接入れてはいけないんですね。

どうして水で洗うような作業が必要なのかと言うと……

なぜボウルで水に戻す(洗う)必要があるの?

なぜあおさは事前にボウルで水に戻して洗う作業が必要か、不思議ですね?

その理由は、あおさのなかに「異物」が入っている可能性があるからなんです。

異物の正体は砂利と貝殻のかけら

あおさの養殖場所

その異物の正体は、主に「砂利」と「貝殻のかけら」。

あおさは上記の写真のような、波の穏やかな湾の入り口や河口などの水深が浅いエリアで養殖されています。

特にリアス式海岸が養殖に適しているため、三重県の伊勢志摩が全国的に有名。

そんな天然の場所で、しかも浅瀬で育てているため、砂利や貝殻などが紛れ込みやすいんですね。

しかも、あおさは4~10cmの葉っぱが重なったまま乾燥するため、間に入り込んだ異物は外からは見えません……。

なぜ生産者は異物を取り除かないの?

もちろん、生産者(製造メーカー)は、乾燥させる前に入念に水洗いをしています。

さらに目視検査をしたり、金属探知機を使って、異物がないか確認作業をするなど徹底した検査体制を敷いています。

しかし、それでも完全に除去するのは難しいそうです。

というわけで、あおさを食べるときは水で戻して、ゆすって洗い、異物がないか自分で確認する必要があるんですね。

そうすれば嫌なガリッとした感覚を味わなくて済みますから。

流水で洗う方法はNG!

あおさは「乾燥あおさ」と呼ぶように、乾燥して固くなっています。

そんな硬い状態で水に当てても、中に閉じ込められた異物(砂利や貝殻)は洗い流せません。

ボウル等で水に戻してふやかし、柔らかくしないと異物は取り除けないのは仕方がないことなんです……。

インスタント味噌汁のあおさはそのまま食べられる理由

インスタントの味噌汁で具にあおさが入っているタイプを最近よく見かけませんか?

生みそタイプやフリーズドライタイプなど、種類は様々。

このインスタント味噌汁に入ったあおさは、製造過程で細かく砕いて異物がないか確認しています。

ですから、そのままでも安心して食べることができます。

「乾燥あおさ」として料理用に売られているものは、使い勝手の面から細かく砕くわけにもいかないので、念入りな戻し作業が必要なんですね。

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あおさの正しい保存方法

あおさの正しい保存方法がこちら。

【直射日光・高温多湿を避けて冷暗所で保存すること】

つまり、暗くて温度変化が少ない常温の場所が適しているわけですね。

冷蔵庫に入れる必要はありませんから、乾燥シイタケなどと一緒に乾物をストックしてある場所に置いておきましょう。

ただし、そのときに一つだけ注意点が!

あおさのパッケージには乾燥剤が入っていないことがあるので、他の食品(おせんべい等)に入っていた乾燥剤を流用すると良いですよ。

できれば、もとの袋から取り出して密閉式のフリーザーバッグ(ジップロック等)に移し替え、乾燥剤を入れてから冷暗所に保存すれば完璧でしょう。

あおさの賞味期限

あおさの賞味期限はそれぞれ異なります。

現在ネット上で販売されているあおさの賞味期限を調べると

製造日から3ヶ月~6ヶ月

と、かなりばらつきがあります。

一概に「何ヶ月」とは言えませんから、それぞれの商品のパッケージに書かれた賞味期限をよく確認しましょう。

あおさの食べ方のルール

あおさは煮たり焼いたりすると、風味が飛んでしまうデリケートな食品。

そのため、水で戻した後、そのまま料理に入れて「火を通さないで」のが基本的な食べ方のルールです。

味噌汁に入れる場合も、グツグツ煮てしまうのはNG!

沸かした味噌汁を器に盛って、食べる直前に入れるのがベストです。

あおさが合う意外な料理5選

あおさの食べ方といえば、定番が味噌汁にいれること。

でも、それだけじゃもったいないですよ。

ちょっと意外な取り合わせ料理を5つご紹介します。

あおさラーメン

カップ麺や袋入のインスタントラーメンの上に、あおさをトッピング。

よく家系ラーメンでは海苔を器のふちに挿してありますが、その代わりになります。

特に醤油味のラーメンや、魚介系のダシのラーメンによく合うでしょう。

あおさ納豆

納豆の上に、あおさをトッピング。

納豆に卵を入れて、そこにあおさを入れてもいいでしょう。

その一品だけで、栄養満点になるはず。

あおさ卵かけご飯

熱々のご飯にたまごをかけ、さらにあおさを上からドバっと!

そして、ぐるぐるとかきまわせば、一風変わった卵かけご飯に。

磯の香りは意外と卵とも相性が良いので、違和感はないですよ。

あおさ入りの卵焼き

溶き卵にあおさを入れて焼くだけで、あおさ入りの卵焼きが完成。

甘くない卵焼きのほうが、あおさには合います。

彩りもキレイなのでお弁当に入れると、華やかになりますよ。

あおさの天ぷら

あおさは加熱してはいけないと書きましたが、これだけは例外。

沖縄ではあおさは「アーサ」と呼ばれ、アーサ天ぷらはポピュラーだそう。

そんな掟破りのレシピはこちらの動画でご覧ください。

サクッとしてそうで、めっちゃおいしそう!

あおさの基礎知識

あおさって海草の一種だとは知っていても、くわしいことを知っている人は少ないはず。

私もその一人なので、ここでひとつ基礎知識を身に着けていってください。

あおさの正体

あおさは緑藻(りょくそう)という海藻から作られています。

あおさの原料になる緑藻は

  • アオサ目アオサ科アオサ属
  • アオサ目ヒトエグサ科ヒトエグサ属

この2種類で、現在広く流通しているあおさは「ヒトエグサ」から作られています。

なお、たこ焼きや焼きそばに振りかける青のりもヒトエグサから作られています。

あおさと海苔の違い

あおさと海苔は海藻から作られる点は同じですが、その種類が違います。

  • あおさ:ヒトエグサ、またはアオサ
  • 海苔:アサクサノリ、またはスサビノリ

あおさの原料のヒトエグサやアオサは緑藻に分類され、海苔の原料のアサクサノリやスサビノリは紅藻(こうそう)に分類されます。

使われる原料が違うため、あおさは緑色、海苔は黒色と見た目にもハッキリとした差があるのは一目瞭然ですね。

あおさの栄養成分

目立たない控えめなルックスのあおさですが、健康に役立ついろんな栄養素を含んでいるんですよ。

それがこちら。

  • 食物繊維
  • カルシウム
  • マグネシウム
  • 葉酸
  • βカロテン
  • ビタミン

食物繊維が豊富なのは見た目から想像できるものの、カルシウムも多いとは意外ですね。

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あおさの戻し方まとめ

乾燥あおさの戻し方についてご紹介してきました。

最後に軽く振り返ってみましょう。

  • あおさの戻し方は、ボウルの水に漬け、揺すって異物を落とす
  • あおさには、砂利や貝殻などの異物が混じっていることがある
  • あおさの保存は、直射日光と高温多湿を避けて冷暗所で
  • あおさの賞味期限は、3~6ヶ月(商品によって違う)
  • あおさを美味しく食べるには、火を通さない(天ぷらは例外)

あおさはギュッと縮まった内部に異物が入っていることがあるため、食べ物に直接入れて戻したり、流水でさっと洗って使うのはNG。

ちょっと面倒ですが、体に良い栄養素がたっぷりなので、ラーメンや納豆などにも入れてみてくださいね。

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