高校受験、大学受験、公務員試験。
なにか試験を受けると、合格発表までは怖いですよね。
毎日が憂鬱で、食欲もなくて死にそうになっている人も多いのでは?
思ったより問題が解けなくて「落ちたかも?」と不安になったり、「絶対だめだ」と絶望的な気持ちになったり……。
結果を見たくないと、どこかへ逃げたくなったり……。
合格発表の当日まで、生きた心地がしませんよね。
私も数十年前には立派な受験生でしたから、その気持ちはよ~く分かります。
そこで、この記事では
- 合格発表まで心を落ち着かせる方法
- 恐怖心をやわらげるおまじない
などなど、合格発表が怖い受験生のために、少しでも不安や恐怖心をやわらげるヒントをご紹介しますね。
合格発表まで心を落ち着かせる5つの方法
合格発表の日まで「怖い、怖い」と言いながら過ごすのは辛いと思います。
でも、ちょっとしたテクニックで不安定な気持ちを落ち着かせることができますよ。
そんな5つの方法がこちら。
- 怖い気持ちを吐き出す
- なぜ「合格発表が怖い」のか、じっくり考える
- 頭を空っぽにする
- 体や心をリラックスさせる
- 開き直る
では、ここからひとつずつ解説していきましょう。
怖い気持ちを吐き出す
たとえば失恋をしたあとで、その辛い気持ちを他人に打ち明けたら、すっと気持ちが楽になった経験がありませんか?
たとえ問題が解決しなくても、怖くて不安な気持ちを言葉にして、心の外側に吐き出してしまうと楽になるものですよ。
怖い気持ちの吐き出し方は
- Twitterやブログに文字として吐き出す
- 友達や親に言葉にして吐き出す
この2つから選んでみてください。
Twitterやブログなら、他人から共感の言葉やアドバイスが返ってくるかもしれません。
じっくり話を聞いてくれる親や友だちがいれば、こんなときこそ頼ってしまいましょう。
ヘビーな人生相談と違うので、他人に気持ちをぶつけても相手はそれほど迷惑には思わないですよ。
なぜ「合格発表が怖い」のか、じっくり考える
人がもっとも恐怖を感じるのは、恐怖の対象が見えない暗闇です。
たとえば、幽霊の姿がハッキリ見えているより、なにか潜んでいそうな真っ暗闇のほうが恐怖心は何倍も大きくなるもの。
受験だって、その点は同じ。
なんとなく不合格になりそうだと思う要素をひとつひとつ具体化して、挙げてみましょう。
- 受験勉強をする期間が短かった
- 出題範囲が予想と違った
- 計算ミスをしたかもしれない
- 時間が足りなくて見直しができなかった
などなど。
自分の不合格になると感じる不安要素を何度もイメージしてみてください。
そうやって具体的に何度も思い描くうちに、怖さや不安はだんだん小さくなっていきますよ。
というか、恐怖や不安に慣れていくはず!
その段階まで来たら、当初の怖いという感情はかなり解消されているでしょう。
頭を空っぽにする
どれだけ怖いと感じる要素を思い浮かべても、怖さは消えないし、慣れない場合は、距離をとる方法を試してみましょう。
受験勉強中は時間がとれなくてできなかった趣味や、これまで興味があってもやったことがなかったレジャーに挑戦してみては?
たとえば、こんなものはいかがですか?
- 連続ドラマやアニメを一気見する
- マンガや長編小説を次々と読破する
- オンラインゲームにどっぷりハマる
- スポーツをくたくたになるまでやる
- 映画をはしごする
できるだけ長時間、頭が空っぽになるようなタイプがお勧めです。
合格発表の日が過ぎるまでは、誰だって頭の中は「合否はどうだったか?」、そればかりが占めるのは当たり前。
そんな頭の中に大きく居座ってしまう合格発表を、一時的にも頭から追い出し、楽しいことで満たせばいいんですよ。
体や心をリラックスさせる
心理学の実験で恐怖心をなくすためには、リラックスするトレーニングを繰り返すことが有効だと証明されています。
恐怖や不安を感じているときって、肩に力が入っているじゃないですか?
受験勉強をしていた間は、机に座り続けて、腰や肩が強張っているかもしれません。
そんな緊張状態を続けていた体をほぐすために、以下のようなことを試してみてください。
- 温泉に行く
- マッサージに行く
- ストレッチをする
- 瞑想をする
- アロマを焚く
受験勉強の期間が長いほど、肩が凝っているでしょう。
こうして体をほぐせば、心までリラックスして「怖いという感情」もゆるんでくるはずですよ。
開き直る
合格発表が怖いと感じること自体、「意味がないじゃん!」と開き直りましょう。
これが究極の恐怖対処法です。
考えてみてください。もうテストは済んでいますよね?
ひとりでクヨクヨ考えたところで、結果が変わるわけではないんです。
どんな結果が出ようと、いまさらジタバタしたり、思い悩むのはバカバカしいこと。
ちょっと乱暴かもしれませんが、泰然自若、運を天に任せて、パァ~っと遊びまくっていればいいんですよ。
もっといえば、たとえ不合格でも「プラスになる理由」を見つけておけばいいですね。
たとえば、あと1年みっちり勉強すれば志望校のランクを上げられる、とか。
完全に開き直って、「受験に失敗したって別にいいや」と思えれば、もう恐怖心なんて1mmも残っていないはず。
合格発表が怖い受験生に贈る!恐怖心をやわらげるおまじない
ついにやってくる受験の合格発表。
その日を前に、すこしでも恐怖心をやわらげてくれるおまじないを前日と当日に分けてご紹介しますね。
合格発表の「前日」にするおまじない
いよいよ明日が合格発表という前日は、なにをしても手につかないと思います。
いわゆる「上の空」状態ですね。
こういう日はテレビを見てもマンガを読んでも、頭に入ってこないはず。
そんなときは、落ち着いて、こんなことを試してみてください。
予祝をする
「予祝(よしゅく)」とは、将来に起こる「めでたい出来事」を前もって祝うことです。
簡単にいえば「前祝い」であり、今風に言えば「引き寄せの法則」と似たようなもの。
昔の日本人は当たり前に行っていたことであり、あの「春の桜のお花見」でさえ、秋に稲がたわわに実る様子をイメージし、豊作を祝う意味があったそうです。
というわけで、前日のうちに明日の合格を前もって祝うため、合格発表当日の手帳の欄に「合格した!やったー」などと書き込んでおきましょう。
自分一人で、こっそり祝杯を上げてもいいでしょう。(未成年はジュースなどで)
これで予祝というおまじないが完了します。
近所の神社にお参りに行く
信心深くない人でも、騙されたと思って近所の神社にお参りに行ってみてください。
いまさら神様に合格を祈っても結果は変わりませんが、心はホッと落ち着きます。
なかには毎日お参りを欠かさない人もいるくらい、参拝は一種のおまじないとも言える行為です。
どんな結果が待っていようとも、もう大丈夫みたいな寛大な 気持ちになれるはずです。
軽く運動やストレッチをしたあと入浴する
たぶん合格発表の前日は気持ちが高ぶって夜遅くまで眠れない人が大半でしょう。
でも遅くまで起きていても、あれこれと考えてしまって、余計辛くなるはず。
ですから、合格発表前日の夜にコロッと眠れるように、おまじないを。
それが軽い運動やストレッチをしたあと、入浴をすること。
普段全く運動をしない人は、ウォーキングとストレッチでもかまいません。
できれば軽いジョギングとストレッチの組み合わせがお勧め。
そして、ゆるめのお湯で長めに入浴をしして体をリラックスさせ、スマホなどはあまり見ないで床につきましょう。
合格発表の「当日」にするおまじない
ついにやってきた合格発表の当日。
私はどうやって迎えたかなと思いだしながら、おまじないめいたことを色々していたことを思い出しました。
それをご紹介しますね。
合格祈願のお守りを持っていく
お寺や神社で買ってきたお守りや、誰かの手作りのお守りを忘れずに持っていきましょう。
できればお寺や神社で合格祈願をしてもらったお守りだと心強い!
お守りは神聖なものですから、大事に汚さないように持つことが大切。
カバンにぶら下げたりなど、雑な扱いはNGですよ。
なお、知人や兄弟などが受験に合格した際に愛用していたお守りを譲り受けるのはやめましょう。
その力にあやかる意味で、縁起が良いと思われていますが、そのお守りはすでに役目を終えたもの。
お守りはちゃんと「自分用」として新しいものを用意したほうがいいですよ。
なお、複数の人からお守りを複数個もらった場合は、持ち歩くのはひとつだけにして、あとの残りは部屋の高い場所に大切に保管するといいそうです。
合格発表を見たくないときは他人に確認してもらおう
合格発表を見るのが怖い人も多いでしょう。
ドキドキしてきて、足がすくんで、現場まで行くのが時間がかかったりとか……。
今の時代はネットで合格発表をするケースも多いですが、そのサイトを開くのってかなり勇気がいるものです。
そういう気が弱い人は、無理に自分で見る必要はありませんよ。
親に代わりに見てもらう
合格発表に親を連れていったり、ネットでサイトを開いて確認してもらいます。
親も自分の子供の人生を左右する大イベントなので緊張すると思いますが、本人よりは気が楽なのは確実。
ささっと確認してもらって、結果を教えてもらうとパパっと済みます。
受験していない友達に見てもらう
親が無理なら友達に合格発表に付いてきてもらいましょう。
または、受験番号を教えてネットで確認してもらってもいいでしょう。
でも、同じ学校を受験している友達だけは避けたほうがいいかもしれません。
自分だけ合格して友達は不合格、または自分は不合格で友達は合格だと気まずいですから……。
合格発表で落ちたと知ったあとの対処法
受験に落ちたら、気持ちが落ち込むのは仕方ありません。
女性ならその場で泣き崩れるかもしれませんね。
ただ、不合格という事実を受け入れないと前に進めません。
だったら、なるべくポジティブに不合格という結果を受け止めましょう。
- その学校に行ったらイジメにあったかもしれない
- その学校に通う途中で事故に遭って亡くなったかもしれない
- 神様がその学校には行くなと言っている証拠だ
- 合格した人が味わえない挫折を経験できた
- 逆境に強い心を養えた
などなど、落ちたことを良い方向で考えるようにします。
辛いとは思いますが、受験で人生がすべて決まるわけじゃありませんから、気持ちを切り替えてがんばってくださいね。
まとめ
合格発表が怖いと感じるときの対処法をお伝えしてきました。
最後にその恐怖心を解消するポイントをおさらいします。
- 怖い気持ちを吐き出す
- なぜ「合格発表が怖い」のか、じっくり考える
- 頭を空っぽにする
- 体や心をリラックスさせる
- 開き直る
私の時代は現地まで合格発表を見に行くのが当たり前でした。
しかも携帯電話がなかったので、近くの公衆電話から家にかけて、親に結果を伝えるというアナログ作業。
第一志望の高校に不合格した結果を伝えるときは辛かったですね。
受験を終えて、いまはただ合格発表を待つばかりとなった受験生のみなさんは、不安な日々を過ごしていると思います。
この記事がその不安を少しでもやわらげることができたらうれしいです。