徒歩30分は自転車では何分?

物件情報を見ていたら、「駅まで徒歩30分」の表示が!

駅から遠い分、家賃は安いけれど歩くのはちょっと無理な距離。

とすると、通勤・通学には自転車に乗るしかないですよね?

でも、徒歩30分って自転車では何分かかるのでしょうか?

そこで、ここでは

  • 徒歩30分は自転車で何分?
  • 自転車で走る最短ルートや所要時間の調べ方
  • 自転車通勤のメリット・デメリット
  • 自転車に乗るなら最低限知っておきたいルール

などなど、疑問点にお答えしていきますので最後でお付き合いください。

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【答え】徒歩30分は自転車で約10分!

疑問の答えからいうと、徒歩30分は自転車で約10分の距離になります。

徒歩と比べると、3分の1の時間で到着するわけですね。

これはいわゆるママチャリに乗って平均的なスピードで運転した場合です。

他の自転車(ロードバイク・クロスバイク等)に乗る場合や、徒歩30分の距離についてはこれからくわしく解説していきましょう。

徒歩30分は自転車で何分かかるか?を調べる方法

徒歩30分は自転車で何分かかるか?を調べるには、分かりやすいように以下のように進めました。

  • 徒歩1分は何mの距離か?を知る
  • 徒歩30分の距離を計算する
  • 自転車の種類ごとの平均スピードを知る

では、まず徒歩1分の距離についてから。

不動産広告のルールでは「徒歩1分=80m」

不動産広告のルールでは、徒歩1分は80mだと決められています。

たとえば、以下のようになるわけですね。

  • 物件から駅まで80m=徒歩1分
  • 物件から駅まで800m=徒歩10分
  • 物件から駅まで1600m=徒歩20分
※ただし、80m未満の端数の距離は繰り上げられるため、81mの距離だと徒歩2分になります。

徒歩30分の距離は2.4km

徒歩1分は80mの距離に相当すると分かったので、徒歩30分の距離を計算してみました。

30分×80m=2400m(2.4km)

というわけで、徒歩30分は2.4kmになると分かりました。

ママチャリやスポーツサイクルの平均スピード

徒歩30分の距離は2.4kmあると分かったところで、次に自転車ごとの平均スピードを調べてみました。

その平均速度を一覧にしたのがコチラ。

自転車の種類 平均スピード(時速)
ママチャリ(シティサイクル) 15km/h
マウンテンバイク 20km/h
クロスバイク 20km/h
ロードバイク 25km/h~

自転車別の徒歩30分の距離(2.4km)の移動にかかる時間

それぞれの自転車の平均速度から、徒歩30分(2.4km)を運転するのにどれくらい時間がかかるのか、計算してみます。

計算する式は、「距離÷速さ(時速)」を使います。

その計算結果を一覧にしたのがコチラ。

自転車の種類 所要時間
ママチャリ(シティサイクル) 9.6分(約10分)
マウンテンバイク 7.2分(約7分)
クロスバイク 7.2分(約7分)
ロードバイク 5.76分(約6分)

普通の人が乗る自転車の代表がママチャリ(シティサイクル)なので、徒歩30分は約10分だと言っていいでしょう。

クロスバイクやロードバイクなどスピードが出せる自転車なら、それより3~4分は短縮できますよ。

注意!「徒歩30分」は正確な時間ではありません

不動産情報に掲載されている「徒歩○分」という案内は、あくまで目安です。

物件から駅などの対象物までの最短ルートから機械的に導いた時間なので、以下のような障害物やイレギュラーな要素を考慮すれば、大幅に時間が伸びるでしょう。

  • 坂道の有無
  • 信号の有無
  • 靴(履物)の種類
  • 天気の影響

歩く(自転車をこぐ)スピードが落ちる上り坂、横断歩道や歩道橋などでロスしても加算はされません。

また、その日の天気や履物によって進むスピードが変わるのは当然ですね。

【付記】徒歩○分は自転車で何分か?早見表

不動産の広告でよく見かける「徒歩○分」は自転車でいったい何分くらいなのか、まとめて計算してみましたので、ご覧あれ。

徒歩での分数 距離 自転車(ママチャリ)での所要時間
徒歩10分 800m 3.2分
徒歩15分 1.2km 4.8分
徒歩20分 1.6km 6.4分
徒歩25分 2km 8分

ぶっちゃけわざわざこうして計算しなくても、自転車なら「徒歩の3分の1」の時間で到着できると覚えておけばOKです。

徒歩30分の距離を自転車通勤するのはキツイ?メリット・デメリット

今までずっと駅から徒歩圏内に住んでいて、今度初めて自転車通勤をしようと思っている方。

駅から徒歩30分だと、さすがに毎日歩けませんから、選択肢はバスか自転車かのどちらかになるはず。

でも私個人は、メリットが多いのでバスよりも自転車をお勧めしますよ。

自転車で10分なら女性でも体力がない男性でも、ギリギリ許容範囲無いだと思いますので。

では、メリットとデメリットを見ていきましょう。

自転車を選ぶメリット

  • バスの時間を気にしないでいい
  • 帰りに買い物に寄りやすい

朝、バスの時間を気にしながら支度するのは、なかなかにストレスがかかります。

帰りも会社や大学から電車で最寄りの駅まで乗り継いで、駅前でさらにバスを待つのは正直面倒です。

バスは本数が少ないですし、待っている時間を考えたら自転車のほうが早く家に着く可能性だってありますから。

また、バスだと帰りがけにスーパー等に寄るのは場所的に難しかったり、荷物を持つのが重くて無理だったりしますが、自転車ならカゴがあるので自由自在です。

自転車を選ぶデメリット

  • 駅の駐輪場の費用がかかる
  • 雨の日や猛暑の日はつらい

今はどこの駅前も無断で駐輪すると罰せられます。

ですから自転車で通勤・通学するなら、駅前の駐輪場と契約して停めるしかありません。

悲しいことに現代は自転車だからって、タダで利用できるわけじゃないんですね。

また、自転車の最大のデメリットといえば、天候の影響を受けやすいこと。

雨が降るとさすがに乗れませんし、猛暑の日は10分漕ぐだけでも汗だくになるでしょう。

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自転車で走る最短ルートや所要時間の調べ方

自転車で自宅から目的地への最短ルートを調べるには

NAVITIME(パソコン版)
自転車NAVITIME(スマホアプリ)⇒iPhoneAndroid

このどちらかを利用すると便利ですよ。

Googleマップでは、自動車・電車・徒歩での経路や所要時間しか分かりませんが、このNAVITIMEなら自転車で走る場合の最短ルートが調べられます。

駅前の駐輪場の探し方

新しい住まいから通勤・通学に使う駅まで自転車で行くとしたら、駅前に自転車を停められる駐輪場が必要ですね。

駅前の駐輪場を検索するならコチラのサイトが便利です。

全国の自転車駐輪場一覧-NAVITIME

画面下の「全国の絞り込み」から都道府県名をクリックしてお探しください。

自転車を運転するとき知っておきたい最低限のルール

自転車は、道路交通法では「軽車両」であり、違反すると罰則が課せられるルールがいくつか設けられています。

知らずに違反して罰金……なんて最悪の事態をさけるために最低限のルールだけは知っておきましょう。

車道を左側通行する

自転車は軽車両のため、基本的に車道と歩道の区別がある道路では「車道通行」するのがルールです。

そして、重要なのが「左側通行」をすること。

よく自動車を運転していて真正面から自転車が走ってくることがありますが、明らかなルール違反の「右側通行」です。

道路の左側(自動車の進行方向と同じ側)を走るように意識しましょう。

その他のルール違反

自転車を運転する上でやってはいけないことがコチラ。

  • 夜間に無灯火で運転する
  • 二人乗り(6歳未満の幼児は除く)
  • 携帯電話で話ながら運転
  • ヘッドホンで音楽を聞きながら運転
  • 傘さし運転
  • 飲酒運転
  • 2台以上で並んで走る

これらの違法な運転は自分自身の身に危険が及ぶだけではなく、対向車や歩行者を怪我させたり損害を与える可能性があります。

毎日、自転車に乗れば危険な目にも遭う可能性が高くなるので、十分にお気をつけください。

自転車に乗るなら自転車保険に入ると安心

たまに乗るくらいなら不要ですが、毎日自転車に乗るなら保険に入っていたほうが万が一のときに安心です。

それに自治体によっては義務化の流れになっていますんで、入っておいたほうがいいんでしょ。

自転車保険には主に以下の3種類があります。

  • 単独の自転車保険
  • 自動車保険の特約(オプション)の自転車保険
  • クレジットカードの自転車保険(個人賠償責任保険)

このなかでお勧めなのが「クレジットカードの自転車保険(個人賠償責任保険)」。

各クレジットカードを所有すると入れる格安の保険であり、年間3~4000円(月200~300円)で済みます。

いまお使いのクレジットカードにこのような保険があるか確認してみてください。

駅から徒歩30分の遠い場所で暮らすメリット・デメリット

駅から徒歩30分のアパートや一軒家だと、一般的な感覚では「ちょっと遠いな」と思うのは当然ですね。

さすがに「駅近」とは呼べません。

でも、遠いがゆえのメリットもありますよ。

駅から遠いメリット

  • 運動不足解消になる
  • 治安が良い傾向がある
  • 閑静な住宅街で落ち着く

毎日、駅まで歩いたり自転車を漕げば、自然と運動になって体重が減るかもしれません。

ちなみに、どれくらいカロリーを消費するか目安がこちら。

  • 体重60kgの人が30分のウォーキング:約150kcalを消費
  • 体重60kgの人が10分のサイクリング:約60kcalを消費

また、駅から遠ければ緑が増えますし、人口密度も下がるので必然的に静かな環境で暮らせます。

駅から遠いデメリット

  • 飲食店が少ない
  • 買い物が不便
  • 通勤時間がかかる

もちろんデメリットもありますよ。

やっぱり外食や買い物ができる店が減って、不便なのは当然。

通勤時間が長くなるので、少し朝早く起きる必要もありますし、女性は夜遅く帰宅するのは防犯上、やや危険かもしれません……。

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まとめ

徒歩30分は自転車で何分かかるのか、解説してきました。

振り返って要点をまとめます。

  • 徒歩30分の距離は自転車で約10分
  • マウンテンバイクとクロスバイクなら約7分
  • ロードバイクなら約6分で着く
  • 不動産のルールで「徒歩1分」は80mと決まっている
  • 自転車10分の距離ならキツくない(許容範囲内)
  • 雨の日や猛暑の日は自転車通勤はツライ

個人的には自転車で10分の通勤を、朝晩1日2回繰り返すのはキツくありません。

ただ、体力には個人差があります。

いまお住いの場所で、自転車で10分の距離(2.4km)を走ってみて、どれくらい大変か試してみるといいですよ。

それに自転車通勤は「坂の有無」で辛さが激変します。

転居先を決めるまえに現地に足を運んで、駅から家(アパート)までの道のりを確かめるのをお勧めします。

現地に足を運べない遠方ならば、グーグルマップのストリートビューでもだいたいの様子が分かるでしょう。

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