「うんてい」は子供なら誰でも通る道ですよね?
私は40代ですが、小学校の低学年のころは学校の休み時間にはよく友達とやっていたものです。懐かしい・・・・。
ただ、もう30年以上前のことなので「うんていのコツ」なんてすっかり記憶の彼方ですね。(笑)
幼稚園の年長になった子供がいまちょうど、うんていが出来るようになりたいと練習中なのですが、何回やってもできませんでした。
でもどうにかこうにか親の私がアドバイスして練習させるうちに、スイスイと端から端まで渡り切ることに成功!
ここでは、私のように子供が雲梯ができなくて困っている人のために、うんていのコツはもちろん、子供にどうやって練習させたらいいか、くわしくまとめましょう!
うんていのコツは3つだけ!
うんていってシンプルな運動ですが、意外と難しいもので。
でも重要な「コツ」といえば、この3つくらいですよ。
手を湿らせる
うんていで途中で落ちてしまうのは筋力の問題もありますが、「手のひらの乾燥」もその原因のひとつ。
野球がボールを投げるときにツバを付けると滑りにくくなるように、手は湿っていたほうが鉄棒も滑りにくくなるんですね。
うんていを握る手がカサカサに乾燥していると、ツルッと手が鉄棒から離れてしまうので。
それを防ぐには手を湿らせるしかありません。
お手軽に手を湿らせるには、「ぶっ」と手のひらにツバを吐きかければいいんですが、いい年した大人ならともかく、幼稚園児や小学生にやらせるのは気の毒。
そこでそのために「少し湿らせたハンカチ」を持たせて、うんていをやるまえにそれで手を拭うようにするといいでしょう。
こうすれば手のグリップ力が高まって、うんていの鉄棒をがっちりホールドできます。
スタート時は前後の棒を握る
誰でもうんていをやるときの姿勢は、両手で「一本の棒」を握るのが普通。
でもこの状態だと、体を前に進ませるための振り子のような反動がつけづらいんですよ。
ですから最初の手の位置は「前後の2本の棒」を左右別々の手で握るようにします。
「利き手」からスタートしたいので、右利きなら右手で後ろの棒を握って、左手で頭上の棒を握る。
左利きなら左手で後ろの棒を握って、右手で頭上の棒を握る。
こうすると利き手を最初に前に出す動作からスタートできるので進みやすくなります。
体を左右にねじってテンポよく進む
左右の手で前後の鉄棒を握ったら、体を左右にねじるイメージで体を振り子のように動かして、利き手で前方の鉄棒を掴みます。
そして次に利き手じゃない方の手を前に出して前方の鉄棒を掴みます。
このとき一回ずつ動作を止めないで「連続してテンポよく行う」ということが重要!
イチ、ニ、、イチ、ニ、、イチ、ニ、、とリズムをつけていくと進みやすくなりますよ。
うんていが出来ない子供のトレーニング方法
この3つのうんていのコツさえ知っていれば大人ならば、それほど時間をかけずに成功できるはずです。
でも幼稚園児や小学校低学年の子供だと、「頭では分かっていても体が追いつかない」という非常に可哀そうなことになっているケースも。
けんすいを成功させるには
- 鉄棒を掴む「握力」
- 鉄棒にぶらさがる「腕力」
という2つの筋肉がある程度ないと難しいんですね。
大人なら女性でもこれくらいの力は鍛えなくても備わっているんですが、小さな子供にはまだ無いもの。
そこでこんな3つのトレーニングを行いましょう。
まずひとつめが「手押し車」
子供のころ誰でもやりましたよね?床に手をついて足を持ってもらって、腕の力で前へ進む運動です。
動作自体が楽しいので「トレーニング」というより遊びの一環で自然と腕力が鍛えられますよ。
ふたつめが「鉄棒ぶらさがり」。
普通の鉄棒に両手でつかまって、そのまま30秒はつかまっていられるようにキープさせましょう。
両手で出来るようになったら次は片手で30秒を目指しましょう。
そして3つめが、うんていの両サイドにある棒にぶらさがって横に渡るトレーニング。
カニのように横に進んでいくだけですが、これが最後までできれば、うんていも最初から最後まで落ちずに続けられるだけの筋肉はついたと思って大丈夫ですよ。
この3つのトレーニングが済めば、もう準備は万全です。
お父さん・お母さんが教えるときのコツ
最後にお父さんやお母さんが横について、うんていを教えるときのコツをご紹介します。
まず最初は
親御さんがお子さんの体を持ってあげて、うんていの鉄棒を握らせて、スタートから最後まで介助をつけてゴールまで導いてあげてください。
こうすると、うんていのイメージが掴めますし、お子さんの恐怖心もやわらぐはずです。
いよいよお子さんがひとりでうんていをする本番になったら、親御さんはその姿をスマホなどで動画撮影してあげてください。
すると、お子さんはいいところを見せたいとパワーが出て集中力も高まりますから。
まとめ
うんていのコツをまとめると
- 手を湿らせる
- スタート時は前後の棒を握る
- 体を左右にねじってテンポよく進む
この3つになります。
これにプラスして筋力が足りない子供には簡単な筋力トレーニングをさせれば、もう成功間違いなし!
お手本となる我々大人ができないとカッコがつかないですから、先に隠れて練習して完璧にできるようになっておいてくださいね。