犬を散歩させる時間帯って人それぞれ。
私の実家では犬を飼ってるんですが、散歩に連れて行く人によって時間帯がまちまちですし、散歩をさせる長さもバラバラ……。
実家で飼っているのは柴犬のメスで、大きさ的には中型犬の部類に入ると思います。
「季節」や犬の「大きさ・種類」によって散歩の時間帯や長さは変えたほうがいいのか疑問に思う方がおおいはず。
そこで今回は
- 犬の散歩は朝何時?(冬と夏)
- 犬の散歩は夜何時?(冬と夏)
- 犬の大きさ別の散歩時間
などなど解説。
愛犬家の私がワンちゃんにとって負担にならず、快適に散歩できる知識をご紹介します。
冬と夏に犬を散歩させる時間帯
日本は諸外国に比べて春夏秋冬の四季がハッキリと分かれているといいます。
気候も熱帯のような暑さから、氷の国みたいな氷点下の寒さまで振れ幅が凄いですよね?
特に昨今の地球温暖化の影響で、真夏の暑さは異常なほど。
そんな環境の中で、夏と冬に犬を散歩させるならどの時間帯がベストなのか、それぞれ見ていきましょう。
冬(12月~3月)
冬の散歩は太陽が顔を出している暖かい時間帯が向いています。
- 朝は9時以降
- 夕方は4時まで
これくらいがベスト。
犬は寒さに強いですが、散歩に出た時が日光浴の時間でもあるので出来るだけ太陽光線に当ててあげたいもの。
室内飼いをしているワンちゃんは特にですね。
冬は日が昇るのが遅く気温が上昇するのがゆっくりですし、夕方は早いところでは4時半には日が沈んでしまいます。
朝はゆっくり、夕方は早めに行くのがコツですよ。
夏(7月~9月)
真夏の日中は人間にとっても熱中症になる危険な時間帯です。それは犬にとっても同様。
理想的な時間帯は
- 朝は7時以前
- 夕方は7時以降
がベストですね。
人間よりも地面に近いところを歩くので日差しの照り返しがきつく、またアスファルトの熱で足の裏(肉球)を火傷してしまいます……。
犬は汗をかかないとはいえ、激しい呼吸によって水分もどんどん失っていくでしょう。
ですので夏は、気温がそれほど上昇していない朝か、太陽が沈み気温が下がり始めた夕方が散歩に向いた時間帯。
犬を散歩させる時間の長さ
では次に犬を散歩させる時間の長さは、どれくらいが適当なのか見ていきましょう。
「犬」とひとくちに言っても、チワワやシーズーなどの小型犬から、ゴールデンレトリーバーやセントバーナードなど大きさは様々。
体の大きさ(犬種)が違えば散歩時間(運動量)に差があるのは当然ですよね。
そこで小型犬と大型犬に分けて散歩させる時間を解説します。
小型犬の場合
小型犬といえば、チワワ・ダックスフント・シーズー・トイプードル・パグ・マルチーズなどをよく見かけますね。
柴犬やスピッツなど中型犬も小型犬のカテゴリーに入れて考えてください。
この小型犬は一回の散歩は20分くらいが適当だとされています(1日2回散歩に行くとした場合)。
20分間というと、だいだい2km弱くらいの距離になります。
大型犬の場合
大型犬といえば、シベリアンハスキー・秋田犬・ラブラドールレトリーバー・シェパード・バーニーズマウンテンドッグを家の周辺でよく見かけます。
この大型犬の一回の散歩時間は、30分~1時間が適当だとされています(1日2回散歩に行くとした場合)。
さすが体が大きいだけあって、散歩させる時間は長くなりますね。
30分間というと、だいたい3km弱、1時間なら5km弱の距離になります。
犬の大きさで散歩の時間を決めるのは間違い?
私の友達の家では室内でミニチュアダックスを2匹飼っていまして、彼の家に行くたび家中を走り回る姿を見守ることになります。
親戚の家で飼っているシベリアンハスキーはいつ見ても寝ているか、ぼんやりしています(笑)
こんな風に犬種(または年齢)によって必要とする運動量は違いますので、一概に散歩に適切な時間というのは決められません。
上記の散歩時間はあくまで目安として考えたほうが良さそうですね。
人間に例えると、大柄の人の方が小柄の人よりもより多くの運動量が必要か?というとそうでもないですよね。
これは犬でも一緒で、小型犬だから、大型犬だから、という区分けにはあまり意味がありません。
イメージとして、大型犬はたくさん運動が必要、小型犬はあまり必要ない、という思い込みによるところが大きいようです。
それに室内や屋外の庭で放し飼いにされているか、あるいは一日鎖につながれているか、という違いでも必要な散歩の時間は変わってくるでしょう。
当然、24時間自由に走り回れる環境で飼っているなら、短時間の散歩でもかまいません。
逆に24時間動ける範囲が限られている環境なら、長時間の散歩で思い切り体を動かして発散させてあげる必要があります。
【おまけ動画:散歩を嫌がる犬の対処法】
犬を散歩させるときに持っていきたいグッズ
これからお散歩デビューされる飼い主さんは、こんなグッズが必要になりますよ。
フンの持ち帰りはもちろん、オス犬が電柱や壁などにマーキングをしたあとの「水かけ」はマナーですのでお忘れなく!
フンを回収し持ち帰る「ポイ太くん」
愛犬のフンを持って帰る際に便利なグッズ。
袋状になっていて、手を汚さずフンを掴んで回収できます。
持ち帰ったフンは袋のまま水洗トイレに流せるので便利です。
※袋自体が水溶性になってます
トイレに流せるドライティッシュ
フンが柔らかいと拾いきれない場合がありますので、それを拭うために必要です。
おしりの毛についてしまったときに拭くのにも便利で、使った後はそのままトイレに流せますよ。
水を入れたペットボトル
おしっこをしてマーキングしたあとを洗い流すために使用済みのペットボトルに水を入れて持っていきます。
夏場はペットの飲み水としても使えます。
光る首輪ライト
暗くなってからの散歩には、ライトが付く首輪をつけて自動車事故を防ぎましょう。
どこに犬がいるのかすぐ分かりますので、向かいから歩行者や自転車がやってきたときに退避させるときにも便利です。
加えて飼い主さんは懐中電灯を持っていくといいですね。
まとめ
犬を散歩させるなら時間帯は何時ごろがいいのか、またはどれくらいの長さを散歩させるといいのかご紹介してきました。
ではあらためて、要点を振り返ってみましょう。
- 冬は朝9時から夕方4時くらいの間
- 夏は朝は7時以前、夕方は7時以降
- 散歩させる時間は小型犬は20分くらい
- 大型犬は30分~1時間くらい
ということです。
ただ、単純に犬の大きさで時間を決めるのではなく、環境や性質に合わせた必要な運動量で決めたほうがいいですね。
もちろん、その日のワンちゃんの体調にも配慮して柔軟に対応してあげるのがベストなのは言うまでもありません。