6月に祝日がない理由をご存知ですか?
4月と5月はゴールデンウィークで長い連休があったので、余計に6月も祝日が最低でも1日くらいあったらいいなぁ・・・・って思いますよね?
ちょっとまえに6月に祝日を作ろうという動きがあって、候補になってると報道されていましたけど、果たして実現されたのか、気になったので調べてみました。
もちろん今年2020年の6月に祝日があるかないかについてもチェック!
6月に祝日がない理由とは?
今ある祝日は昔からすべて存在していたわけではなく、だんだんと追加されていき、いまの形になってきたんです。
1948年に最初に祝日を定めた際には
■1月1日(元旦)
■1月15日(成人の日)
■春分の日(3月の春分に当たる日)
■4月29日(天皇誕生日)
■5月3日(憲法記念日)
■5月5日(子どもの日)
■秋分の日(9月の秋分に当たる日)
■11月3日(文化の日)
■11月23日(勤労感謝の日)
と年間9日間の祝日が作られました。
その後、
■2月11日(建国記念日)
■9月の第3月曜日(敬老の日)
■10月の第2月曜日(体育の日)
■12月23日(天皇誕生日)/4月29日は「昭和の日」に変更
■5月4日(みどりの日)
■7月の第3月曜日(海の日)
がだんだんと追加されていきました。
これですべての月に最低1日は祝日が出来たかと思いきや、6月と8月は空白地帯でした。
つまり6月に祝日がない理由は「作る理由」が無かったからなんですね。
過去に歴史的な記念日になるような出来事がなんにもなかったんですね。
祝日が作られるには「こんな祝日が必要だ(この日は祝日にすべき日だ!)」という要望が先にあるため、「○月に祝日を作ろう」という要望で作られるわけではないから、ってわけです。
新しい祝日を作る候補から6月はなぜ外れたのか?その秘密は?
少し前に6月に新しく祝日が出来るのではないかと噂になりましたよね。
これは「山の日」といって、山岳関係者などが中心になり立案され議論が重ねられてきました。
山の日というくらいですが、どうせなら日本各地で山開きとなる6月の第1日曜日が候補にあがっていたのですが、
最終的に「山の日」は<8月11日に決定しました(2016年よりスタート)
一般的な企業のお盆休み期間が8月13日から8月18日までなので、それにつながるようにと最初は8月12日を予定していたそうです。
しかし、その日はあの痛ましい日航ジャンボ機墜落事故の日と重なるため1日ずらして11日に決まったという経緯があります。
社会人にとっては祝日が1日増えるのは大変うれしいのですが、学生さんにとっては8月は夏休み中なので全く関係ないですよね(泣)
しかし、これで1年12ヶ月のうち祝日が無いのは6月だけとなりました。ひとりだけハブられているようで可哀そうでもあります。
2020年の6月に祝日はあるか、ないか?
6月って梅雨時で通勤通学が憂鬱だし、ジューンブライドで結婚する人も多いだろうから、1日でいいから祝日が欲しいですよね?
ゴールデンウィーク終わりの5月6日から海の日(7月の第3日曜日)まで、2ヶ月以上も祝日が無いのは辛すぎます(>_<) だが、しかし・・・残念ながら2020年の6月には祝日はないです・・・・・ そして翌年以降も作られる可能性は(今のところ)ゼロっぽいです・・・・・・
【まとめ】このさき6月に祝日が作られる可能性は?
6月に祝日がない理由についてまとめてきました。
要点をおさらいすると
・6月に祝日がない理由は「作る理由がなかった」から
・2020年も当然、祝日はない
・この先も作られる予定はない
2016年には新しい祝日として「山の日」が追加されたため、祝日の日数が1日増えました。
↓
●2016年の祝日日数・・・16日
2015年までは一年間を通して祝日の日数が「年間15日」でしたが、それでも先進国の中では最も祝日が多い国なんだそうです。
山の日が6月ではなく8月に決定したのも、多すぎる休日をこれ以上増やすことへの遠慮からという理由もあるみたいなんですよね。
もとから学生の夏休みや社会人の夏季休暇がある時期にして、表向きは祝日を作っても、実質的には休日が増えていないという誤魔化しのようにも受け取れますから。
そのような推測からこの先、近い将来に新たに6月に祝日が作られる可能性は限りなくゼロに近いかもしれません。
ほんと残念です(^_^;)
6月に祝日がないという悲しい事実を国会で誰か議題として取り上げて下さい!