ボールペンがインク漏れしてしまった!
インクのシミがワイシャツに広がって、大変なことに・・・・・。
なにかとメモする機会が多くて、胸ポケットにボールペンを差すことが多い職業の方は一度や二度は絶対に経験があるでしょう。
特に気温が高くなる7~9月にそんなことがよくありますよね?
そこでここでは、
- インク漏れしたボールペンの直し方
- インク漏れしないボールペンがある?
- インクが漏れてしまう原因と対策
- インクがついた洋服の落とし方
についてまとめました。
ボールペンのインク漏れを直す方法は無い?
長年使っていて思い入れのあるボールペンなのに、最近よくインク漏れをするようになってしまった。だからなんとか直したい!
そんな要望もあるかと思います。
しかし、インク漏れは故障ではなく、ある意味ボールペンの生まれ持った欠陥なんですよ。
ですから、購入点や取扱店に持っていっても根本的には直すことは不可能です。
根本的に「インク漏れを直す方法」はありませんので、いかに上手にボールペンをインク漏れさせないで使うかという対策を知っておかないといけません。
その対策がこちら。
- インク漏れしにくい使い方を知って実践する
- インク漏れしない特別なボールペンに買い換える
こうして被害を未然に防いでいくことが大事。
では、それぞれの対策をここからくわしくご紹介していきましょう。
ボールペンのインク漏れ対策と原因
先ほど書いたように基本的にボールペンはインク漏れしやすい構造をしていますし、それに加えて「使い方」によってインク漏れを起こしやすくなるんですね。
もしかしてこんな使い方をしていないでしょうか?
【ボールペンがインク漏れする使い方と原因】
- インクの残量が減ったまま使い続けリフィル内の隙間が大きくなった
- 胸ポケットに入れて体温で温めた
- ボールペンを高所から落下させた
このような要因が重なるとインク漏れを起こすんです。
ですから、対策としては
- インク残量が減ったら捨てるか替芯を入れる
- 胸ポケットなど体にくっつけて持ち運ばない
- 車内やストーブの近くなど高温になる場所に置かない
- 振り回したり落としたりしない
このような対策を講じてください。
なお、次の章でご紹介する「インク漏れしない加圧ボールペン」なら、ノックすると圧縮空気がリフィル内に送り込まれてインクを押し出すため、リフィル内の隙間が大きく生じません。
そのような理由からインク漏れしにくい構造だと言えるんですね。
ボールペンでインク漏れしない商品とは?
社会人になった贈り物としてもらった「モンブラン」や「パーカー」、「ハーバリウム」などの高級なボールペンを大事に使っていないでしょうか?
たしかにこういった高級ボールペンは見た目も書き味も素晴らしいです。
しかし、残念ながらこういったブランド物ボールペンはインク漏れを起こしやすいんですね。
また、当然ながら100均で買えるような安いノック式ボールペンも液漏れしやすいです。
そこで出番なのがメイドインジャパンの国産ボールペン!
国産メーカー品のなかでも、ここ数年で登場した「加圧ボールペン」なら、まずインク漏れしないで使えますよ。
インク漏れを防ぐ唯一で完璧なのがこういった加圧ボールペンに買い換えること!
加圧ボールペンは文房具メーカーの大手三社からそれぞれ販売されていますので店頭で探すか、楽天市場でお買い求めください。(以下の商品はすべて楽天にリンクしています)
パワータンク(三菱鉛筆)
ダウンフォース(パイロット)
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エアプレス(トンボ鉛筆)
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加圧ボールペンはもともとNASAが「宇宙空間でも使えるボールペンを作ってくれ」という依頼から生まれました。
そのような開発経緯があるため、無重力でも書ける特性のおかげで「水中・濡れた紙・上向き」でも書けるという優れた特性も併せ持つことに。
しかも、衝撃や遠心力、飛行機などの気圧の変化にも強いので出張が多いサラリーマンにもピッタリの商品ですよ。
ボールペンがインク漏れしたときの掃除方法
ボールペンのインクには「油性」と「水性」の2種類があります。
比較的、水性ボールペンは落ちやすいですが、油性ボールペンはインクがこぼれた場所によっては落ちにくいことがあります。
オールマイティーな掃除方法としては「住居用洗剤」を雑巾につけて拭くのがいいでしょう。
住居用洗剤とは花王の「マイペット」などが代表的ですね。
落ちにくい場合には歯ブラシに洗剤をつけてこすってみてください。
そして、最後は必ず乾いた布で乾拭きをしてくださいね。
ボールペンのインクは肌につくとアレルギーを起こす人もいますので、なるべく直接触らないように掃除するのが大切なポイントです。
油性ペンの消し方はこちらの記事にくわしくまとめています。
ボールペンがインク漏れした服の洗濯(洗浄)方法
一張羅のスーツの内ポケットにボールペンをいれて仕事していたら、いつの間にかインクが漏れ出して白いシャツに黒い斑点(ポツポツとしたシミ)がついてしまった!
ワイシャツも高価な商品もあるので、なんとかもとに白い状態に戻したいですよね。
ボールペンですっと線をつけたくらいなら、自宅で洗濯すれば落ちることもあります。
ただ、インク漏れして大きなシミになっ場合には、自分で落とすのは難しいと言わざるをえません・・・・。
ダメ元でこちらの動画を参考にインク落としを試してみましょう。
それでもダメなら、しみ抜きを得意とするクリーニング店に頼む!
これが最良の判断ですよ。
素人が下手に落とそうとするとシミが広がって、より被害が拡大しますから。
ボールペンのもっとくわしい消し方&落とし方は以下の記事をごらんください。
まとめ
ボールペンがインク漏れをするのはペン先から落下させたり、筆圧が強いせいではありません。
今回の内容をまとめると
- ボールペンのインク漏れを直すのは無理!
- なるべく早目に替え芯を取り替えること
- 加圧ボールペンならインク漏れの心配がない
- インクが漏れたら住居用洗剤で掃除する
- シャツにシミがついたらクリーニングに出す
パーカーやモンブランなどブランド物の高級ボールペンの替芯はAmazonでも取り扱っていますので手軽に買えるかと思います。
ただ、私としてはそのような高級ボールペンは自宅の書斎の机に大事にしまっておくか、会社のデスクの引き出しにしまっておいて、持ち運ぶためのボールペンは「加圧ボールペン」に買い換えることをオススメしたいですね。
インク漏れすると最悪ですから未然に防ぐ対策として、ぜひご検討ください。