成果・効果は「表れる」と「現れる」のどちらが正解?

なにかと使うことの多い「あらわれる」という表現。

でも、その漢字の候補は「表れる」と「現れる」の2つあります。

特に迷うのが「成果や効果があらわれる」と書くときではないでしょうか?

そこでここでは、どちらの漢字を使うのが正しいのか解説していきます。

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成果・効果は「表れる」と「現れる」のどっち?

「成果があらわれる」・「効果があらわれる」と書くとき、どちらの漢字が正しいのかというと「現れる」が正解です。

【正解はコチラ】

  • 成果が現れる
  • 効果が現れる
【間違いがコチラ】

  • 成果が表れる⇒間違い
  • 効果が表れる⇒間違い

これをしっかり覚えておいてください。

ではなぜ成果や効果のときは「現れる」が正解なのか、それぞれの意味と使い方をくわしく見ていきましょう。

「現れる」の意味

まず「現れる」の意味と、どんなときに使うのが正しいのか、辞書で調べてみます。

(現れる)隠れていたものが際立って見えてくる。知れわたる。「真価が世に―・れる」

引用:現れる〔現われる〕/表れる〔表われる〕/顕れる(あらわれる)の意味 – goo国語辞書

ニュアンス的には「元々なかったものが表面に浮かんでくる」というもの。

ずっとウォーキングを続けていたけれど、まったく体重が落ちない。

けれど3ヶ月経過して、ふと体重計にのってみたら、3kgも痩せていた!

こんな場合には「現れる」が適しているんですね。

ですから「効果・成果があらわれる」は「現れる」が正解なんです。

「表れる」の意味

続いて「表れる」の意味と、その正しい使い方も辞書で調べてみましょう。

(表れる)隠れていたものが表面に出てくる。感情・思想などが表面から知られる状態になる。「怒りが顔に―・れる」「彼の考えがよく―・れた文章」

※引用元は「現れる」と同一

ニュアンスとしては「元々あった感情や思想が表面に浮かんでくる」というもの。

ずっと怒りの感情を持っていたけれど、それを顔には出さずに我慢してきた。

けれどついに我慢の限界を越えて、眉を吊り上げ顔に怒りの表情を浮かべるような。

こんなふうに何かを「表現する」ときには「表れる」が適しているわけです。

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こんなときどっちの「あらわれる」が正しい?

では、もっと具体例を挙げて、こんなときは「表れる」と「現れる」のどちらを使うのが正しいか?正解を確かめていきましょう。

  • 足におできがあらわれる⇒現れる
  • 本性があらわれる⇒現れる
  • スーパースターがあらわれる⇒現れる
  • 雲の隙間から太陽があらわれる⇒現れる
  • 期待のあらわれ⇒表れ
  • 景気の動向が数字にあらわれる⇒表れる
  • 失望の色があらわれる⇒表れる
  • 反戦のメッセージがあらわれた映画⇒表れた

迷った時の判断材料にしてください。

「顕れる」はどんなときに使う漢字?

「現れる」と「表れる」の他にもうひとつ「あらわれる」と読む漢字が「顕れる」。

この漢字はどういう用途で使うのが正しいかというと、隠れていた事実が人々に知られるようになったときです。

  • 顕著になる(はっきりとあらわれる)
  • 顕示する(はっきり示す)

といった意味が「顕」にあるように、それまで隠れていたり、多くの人が知らなかったことが公になる(公にする)ときに使うので、あきらかに「表れる」や「現れる」とは意味の違う表現ですね。

よく使われるのが、悪いことをしてそれが世間のバレたときであり「悪事が顕れる(露顕する)」といった使い方をします。

ただ、なにも悪いことばかりに使われるのではありません。

それまで目立った功績もなく、能力が低いと思われていた人が、ある局面で獅子奮迅の活躍をし「知られていなかった真価が顕れた」といった使い方をされます。

滅多に使う機会はないと思いますが、一応、その使う場面(用途)の例をご紹介しましょう。

  • 名が顕れる
  • マイナス面が顕れる
  • 隠蔽された記録が顕(あらわ)になる
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まとめ

成果・効果は「表れる」と「現れる」のどっちを使うのが正しいのか、お伝えしてきました。

もう一度確認すると成果や効果の場合は「現れる」が正解。

そしてもうひとつの「顕れる」は「悪事が顕れる」など隠蔽していたこと、ひとの目から隠されていたものが衆目を集めたときに使う漢字です。

非常にまぎらわしいですが

  • 元々なかったものが現れる
  • 元々あったものが表れる

このような違いだと理解しておけば間違うことはないでしょう。

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