魚へんに葉の読み方は?

魚へんに葉はカレイが正解です。

クイズ番組でもたまに出題されるこの問題ですが、知らない人が多いと思います。

そこで、この記事では、魚へんに葉の正しい読み方から、なぜこの漢字の組み合わせで「カレイ」と読むようになったのか、その理由や由来まで解説していきます。

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魚へんに葉の読み方は?なんて読む?

あらためておさらいすると、魚へんに葉の読み方は「かれい」です。

漢字で書くと「鰈」ですね。

鰈という漢字は日本語はもちろん、中国においても同じ魚(カレイ)を指します。

「鰈」という漢字について

漢字
訓読み かれい
音読み チョウ・ジョウ・トウ
画数 20画
部首 うお・うおへん・さかなへん
分類 JIS第2水準漢字

よく見ると分かるように鰈の右側の葉には「草冠」はついていません。

正確に表現すると、「世」と「木」が上下に合わさった「?」です。

「枼」は「うすいもの」を意味する

鰈という字の右側(つくり)は「枼」ですが、この漢字は「うすいもの」という意味があります。

ですから、草冠がつくと「葉」、虫偏がつくと「蝶」など、すべてうすいものを指すわけですね。

「かれい」という名前の3つの語源

「かれい」という不思議な響きはどうして付けられたのか、その語源には2つの説があります。

語源その1.中国の伝説

カレイは体の片面が黒く、片面が白い魚で、黒い側に目が2つ付いています。

それが中国の伝説においては、カレイはもともと魚体の両面が黒かったものが2つに裂けてしまい、目が付いている黒い側が目の無い白い側を探して彷徨っているとされています。

つまり「片割れ」になってるわけですね。

そこから「片割れ魚(カタワレウオ)」という名前が付き、それが変化してカレイになったという説です。

語源その2.古名「カラエヒ」

昔の日本ではカレイのことを「加良衣比(カラエヒ)」と呼んでいました。

カラエヒの「カラ」は、「枯れる」を意味し、カレイの枯れた葉の色から連想したのでしょう。

カラエヒの「エヒ」は、「エイ」を意味し、昔はカレイもエイの一種だと考えられていたため。

それぞれの意味を組み合わせて「加良衣比(カラエヒ)」と呼んでいたのが、次第に「カレイ」と転じていったという説です。

語源その3.朝鮮(唐)のエイ

もうひとつカラエヒという名前が付いた由来として、朝鮮(唐)でよく獲れるエイという説もあります。

唐(カラ)+エヒ(エイ)=カラエヒ

ここから「カラエヒ」という名前が生まれ、それが転じてカレイになったわけですね。

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魚へんに葉っぱでカレイと読む2つの理由と由来

魚へんと葉っぱという漢字を組み合わせて、どうしてカレイという魚を表すようになったのか、その理由や由来は2つの説があります。

魚体が葉っぱみたいに薄くて平たいから

カレイは海底の砂にペタっと平らに張り付いて、身を隠しています。

その薄くて平べったい姿はまるで葉っぱのようです。

そこから魚へんに「葉(正確には「枼」)」という漢字が当てられたというのは納得できますね。

「枼」という旁(つくり)は、「蝶」などの平べったいものに付けられますが、鰈もその一種だと言えます。

魚体が葉っぱみたいな色だから

カレイの体の色を想像してください。

まるで散る間際の枯れた葉っぱみたいな焦げ茶色をしていますよね?

そこから「枯れた葉っぱ」を連想するため「葉(正確には「枼」)」が当てられたという説です。

ただ、葉っぱは緑色や紅葉した赤もあるので、ややこじつけのように感じてしまいます。

鰈はこんな特徴・食べ方をする魚

カレイはたまに食卓にのぼるくらいで、案外くわしく知る機会がない魚。

テレビの動物番組でも特集されたのを観た記憶がありません……。

そんなわけでカレイの基本的な特徴や食べ方などを簡潔にご紹介します。

特徴

カレイはカレイ目カレイ科の魚。

体の右側に目が2つ集まっているのが最大の特徴です。

「左ビラメの右カレイ」という言葉があるように、ヒラメは逆に目が左側に2つ集まっているのはカレイとの大きな違い。

産まれた直後は普通の魚と同じく目は体の両側に付いていますが、生後10日ほどすると左目が右側に回り込んでいきます。

カレイの種類はとても多く、日本沿岸に生息するものだけで40種類もいます。

代表的な種類としてはマコガレイやイシガレイが有名ですが、その他に

  • マガレイ
  • スナガレイ
  • ヌマガレイ
  • メイタガレイ
  • ババガレイ
  • ホシガレイ
  • アカガレイ

などが日本ではよく知られています。

また、2.5mもの大きさになるオヒョウもカレイの一種です。

食べ方

カレイは意外なことに刺し身や寿司としても食べられますが、私はもちろん未経験。

代表的な食べ方は、やはり焼き魚か煮付けでしょう。

特に子持ちガレイは大きな卵があるため、冬の味覚として日本人には馴染み深いものがありますね。

「鰈」を含む地名と名字

「鰈」を含む名字もあるんですよ。

それが「鰈川(かれかわ)」さん。

また、その名字と同じ綴で和歌山県海南市下津町には「鰈川(かれがわ)」という地名が存在します。

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まとめ

もう一度最後におさらいをすると、魚へんに葉の読み方はかれいでした。

なぜ「葉」(枼)というつくりが付けられたかと言うと

  • 魚体が葉っぱみたいに薄くて平たいから
  • 魚体が葉っぱみたいな色だから

という2つの説があります。

まだ知らない魚へんの漢字がたくさんあると思いますので、ぜひ他の記事もご覧ください。

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