令和6年の中秋の名月は、いつなんでしょうか?
毎年なんとなくその日になってから気付いて、あわてて窓から夜空を見上げます。
今年こそは、ちゃんと前もって満月の晩は「いつ」なのか知っておきたいところ。
そこで今回は
- 令和6年の中秋の名月はいつ?
- 中秋の名月が満月になる時刻
- 中秋の名月の意味と食べ物
こんな情報をまとめました。
こういう日本古来の行事の意味をきちんと把握していて、さらっと知らない人に教えてあげられたら素敵ですよね!
令和6年の中秋の名月はいつですか?
令和6年(2024年)の中秋の名月はいつかというと、9月17日(火曜日)です。
漠然と中秋の名月は「10月」っていうイメージがあると思いますが、2016年も2019年も9月中にありました。
実はその年によって9月中だったり10月中だったりと変化するんですよ。
その理由は下記でくわしく説明しますね。
その年によって9月か10月に分かれる理由
私も知らなかったのですが、中秋の名月はその年によって9月だったり10月だったりと変化するんです。
それというのも中秋の名月は
【旧暦】の8月15日と定められているからです。
旧暦は「新暦(現在使われている暦)」と微妙にズレがあります。
ですから9月になったり10月になったり、その年によって変動するわけなんですね。
目安としては、だいたい毎年、新暦でいうところの9月中旬から10月上旬に中秋の名月が巡ってきます。
※中秋の名月を「十五夜」と呼ぶのも旧暦の8月「15日」だからなんです。
※旧暦の8月15日にあたる新暦の日付が、その年の中秋の名月の日付となるわけです。
中秋の名月が満月になる時刻
令和6年の中秋の名月が満月になるのは、何月何日の何時かというと……
9月18日(水)の午前11時35分
であり、中秋の名月の「翌日の朝」になります。
じつは中秋の名月の晩には満月にはならないことがほとんど。
その理由は下段の項目で説明しますね。
中秋の名月の当日が必ずしも満月ではない理由
「中秋の名月=満月」だという思い込みがありましたが、必ずしもその夜が満月になるとは限らないんです。
これって衝撃の事実ではないでしょうか?
この理由はとても複雑で、解説している文章を読んでもいまひとつ分かりませんでした(汗)
ざっくり説明すると、旧暦が刻む時間と天体の運動の間にはわずかながら誤差があるので、1日~2日くらい満月になる日がズレてしまうため。
なので中秋の名月の当日夜の月齢は、満月の1日前だったり、1日後だったりするわけですね。
素人目に見てもそれくらいの差だと違いはほとんど分かりませんが……
中秋の名月の意味と用意したい食べ物
この中秋の名月の夜には「お月見」といって、月を鑑賞する風習が古来よりありました。
中秋の名月の「中秋」とは、【秋のちょうど真ん中の満月】を意味しています。
もともとは中国の風習でしたが、平安時代頃に日本に取り入れられたそうですよ。
その時代に生きた平安貴族は、この月夜の晩に宴を開いて歌を詠んだりしました。
現在では、食べ物は「お団子(月見団子)」を供えてススキを飾って、月を眺めるのが一般的です。
※お団子は丸い形が満月に似ているため、ススキは魔除けのチカラがあると信じられていることからお供えします。
※収穫の感謝を込めて9月頃に収穫の時期を迎えるイモ類(里芋など)を供える風習もあります。
そのため十五夜は「芋名月」とも呼ばれます。
まとめ
思えば小さい頃から私の家庭ではお月見をしたことがありませんでした。
友だちに聞いてもやったことない人がほとんどでしたね。
やったことがないのにみんながなんとなく知っているのは、TVアニメ「サザエさん」の中で磯野家が家族揃って月見をしていたからでしょうか。
こういう素敵な風習が廃れていってしまうのは悲しいので、今年こそ、その晩はベランダに出て月を見上げたいと思います。
お団子も用意できたらいいですね。
⇒十三夜はいつですか?実は満月にならないってホント?